起業家からの卒業。「起業家」という人種に抱く違和感の正体。

一般的な分類で言うと、自分も「起業家」の部類に入ると思う。
だけど自分のことを起業家とは名乗りたくないなぁ。

きっとあなたは一般的な感覚の持ち主だと思います(笑。

起業前には「起業」にあこがれるものの、いったん起業すると「起業」というコトバから距離を置きたくなる理由について考えてみます。

この記事でわかること
  • 「起業家」という肩書きに覚える違和感の理由
  • 「起業家」だと思っていた人たちは、自分のことをどう認識しているのか
この記事の信頼性

個人事業から最大スタッフ10人程度までのスモールビジネス専門のコンサルタントです。
自治体(県や市)、商工会議所などの経営相談員やセミナー講師の委託も受けていますので、あるていど安心していただけるかと思います。

「起業」ということばに抱く違和感の正体

このブログに、Google検索から入ってくる人の多くは、次のようなキーワードで検索していることがわかっています。

「起業 独立 アイデア」
「100万円 起業」

ここから考えられることは、「まだ起業していない人」が多い、ということです。

「起業というコトバは、まだ起業していない人が中心に使うキーワード」なのではないかということです。

実際「私は起業家です」と自己紹介する人に、ほとんど出会ったことがありません。

すでに起業した人の場合、たいていは事業で応えます。

  • 私は、レンタサイクル業をやっています。
  • リサイクル業を経営しています。
  • フリーのデザイナーです。

「起業家です」は、何を表わしているのか?

そう考えると「お仕事は?」という質問に対して「起業家です」と答えたり、プロフィールに「起業家」と記すことについては、こんな疑問が湧きます。

  • 「起業家です」は、「お仕事は」という質問に応えていることになるのか?
  • 「起業家であること」はわかるが、どんな事業をしているのかのほうが大事ではないのか?

ってことです。

自分で起業家を名乗るとデメリットになる?

起業家の人たちに対して、自らを起業家と名乗ることはあまりおススメしていません。

仕事を尋ねられたら「起業家です」ではなくて「サロンを経営しています」など、「事業カテゴリ」などで応えるほうが自然ですし、相手の質問に応えていることになります。

「ママ起業家のたまご」に仕事を任せられますか?

以前にご相談者のかたで「ママ起業家のたまご」を自称している人がいたので、それはやめるようにアドバイスしました。

そのかたはデザイナーだったのですが、想像してみてください。

私はママ起業家のたまごで、デザインを勉強しています。

と自称する人に対して、経営者の人は大事な自分の会社のパンフレットなどを依頼すると思いますか?

「起業家のたまご」を自称するこの人に、責任感があるように感じますか?

どこかしら

未熟なので、間違いや遅れがあっても許してください。

と最初から「責任を取らなくてもいいように逃げている」ように見えませんか?

あなたが未熟なことをわかってもらうのは、大事かもしれません。

でも依頼する側の立場になって考えてみてください。

最初から腰が引けているような相手に、どんな仕事を依頼しろというのでしょう?

起業したら「起業」の自称を棄てよう

ワシもずいぶん以前に起業したはずですし、今は「起業する人、した人」を支援しているはずなのです。

だけど、自分にも、支援している相手にも「自分は起業家である」という自覚はあまりありません。

あるとしたら「事業者である」「経営者である」という自覚でしょう。

そのように振り返ると「起業家の支援」という肩書きも何やら実際に沿っていないような気もします。

また、SNSなどの「自称起業家」が一気に怪しく見えてきませんか?

実はこの「起業家を自称する人がなぜか怪しく見える現象」を以前から感じていてモヤモヤしていたのですが、コレがようやく解明したような気がするのです。

例外としてこんな場合も

とくにアメリカでは「職業としての起業家」という立場があるように感じます。文字通り「事業を興すことが仕事」の人、アントレプレナーです。

彼らは「事業を興す」ことが仕事であり、軌道に乗った後(起業段階を過ぎた後)は事業を売却したり、他の人に任せてしまい、自分自身はまた次の事業を興していく、という、正真正銘の起業家です。

シリアルアントレプレナー(連続起業家)と呼ばれていて、近年であればPayPalやスペースXを起業したイーロン・マスク氏などが有名ですね。

彼らなどはまさに「起業家」と言えるのでしょうね。

ただし日本ではこのようなタイプの起業家は稀です。

まとめ。キミたちのいう起業家って何だよ

この記事、実はある販促プランナーさんとお話しをしていて、思いついたテーマなのです。

その人は「起業家という肩書きに違和感を覚える」と言っていたのが印象的でした。

起業家とは一般的な職業などの肩書きを示すものではなく、「一時的な立場」を示す言葉に過ぎません。

どんな仕事をしているんですか?

という質問に対して「起業家です」と答えるのは、「新入社員です」だとか「課長です」と答えるのに似て、かなりおかしな話なのです。

言うならば「起業家であることそのもの」には、何も価値はない。ってことですね。

起業家は「まさにいま起業しようとしている人」「起業したばかりの人」なのですから、立場的にも、自称の肩書きとしても、早く卒業したほうがよさそうですね。

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