「30代から60代の人」…自分のことだと思いますか?

あなたは、自分が行きたいお店に行きますよね。

特別な事情をのぞけば、行きたくないお店に行く人は少ないハズです。

お客さんという立場になると、お店を選ぶことができます。

でもお店は

来てくれるのなら誰でもウェルカム

であることが多いんですよね。

「少しでもたくさん売りたい」
という気持ちが強すぎて、お客さんを選んでいない、というわけです。

その商品やサービス、どんな人に届けたいですか?

ってお尋ねすると、よく反ってくる返事は

「できるだけ多くの人に」

だとか

「30代から60代の女性に」

といったお返事です。

でも、そういったあいまいなお客さん像を描いている人の多くは、具体的なお客さん像が見えていません。

「できるだけ多くの人」という属性の人はいません。

「30代から60代の女性の方へ」というコトバを聴いて、振り向く人は、きっと少ないでしょう。

実際に存在するのは「30代から60代の女性の方」ではなく「30代の女性」や「60代の女性」だからです。

「30代から60代の人」をターゲットにしているあなた自身でさえ、「自分は30代から60代の女性だ」という、あいまいな自覚は持っていないはずですよね?

持っているのは「私は36歳の女性だ」だとか「私は49歳の男性だ」という具体的な自覚です。

さらに49歳の人は「もう50だ」という意識があるため、「40代」というキーワードでは刺さりません。

49歳の人にとっては、「50代を目前にして」だとか「まだまだ40代」といったコトバが、より具体的なのです。

そんな言葉にしたら、49歳の人にしか刺さらないじゃないか

と思うかもしれませんが、実際には47歳くらいから気に始めている人がいたり、50代に入っても「まだなんとかなるかも」という人も多いんです。

できるだけお客さんの姿は具体的に。

ワシも今、この記事を「ある一人の人」に向けて書いています。

そのほうが、より多くの人に共感していただけるんですよね。

文章は、「誰か具体的なひとり」に向けて書きましょう。

できれば、実在する、顔が思い浮かぶ人のほうが、よりリアルな文章になります。

近々「ネット時代の文章術セミナー」企画してますので、その機会にまたお話ししますね。