忙しいのに儲からない?「小さなビジネス」が陥りやすい罠

整理収納が苦手です。

周りには「整理収納アドバイザーさん」が何人もいるのに(笑

そこで朝の10分~20分を、掃除や仕事場の整理の時間にあてています。

先日は、ある公的機関さんからいただいていたコンサル契約がひと段落ついたので、資料を整理していました。

こちらの公的機関さん(公益財団法人)からは、ある県の中小企業や個人事業の方々の経営支援を依頼されていました。

今回、資料を整理していたら、3社さんの資料が目に止まりました。

うまくいかないと「手を広げがち」である

個人事業のパン教室のMさん。

有限会社の食品加工業のH食品さん。

個人事業パワーストーン販売のHさん。

公的機関さん経由のコンサルティングでは、
「このような業務アドバイスをしました」
という報告書をキッチリとつくって提出するのが普通です。

ですので、上記三社の「支援報告書」もちゃんと残っていました。

ワシがある会社の支援に入る前に、ほかのコンサルタントの先生が支援されていた場合には、引き継ぎのために、前任者の「支援報告書」を手に入れることもあります。

これらを改めて見ていて、ちょっと驚きました。

上記3社(3者)のかたがたの問題点として、ほぼ同じ指摘がされていたのです。

しかも、互いに相談し合ったわけでもない複数のコンサルタントが、ひとつの会社に対して、同じ問題点を指摘をしているのです。

それは

手を広げすぎである

ということでした。

集中したほうが力を発揮できるに決まっている

パン教室の先生は、自分の「パン教室の先生」という本来の業務のほかにも、公共施設へのお手伝いや、依頼されたパンを作ってお届けするという「パン屋さん」としての仕事もしていました。

食品加工業のH食品さんは、スタッフ8名くらい(ほとんどがパートさん)で、保存食品の製造加工と卸売、通販、地元の路面店で食堂の経営と、お土産品店の経営をしていました。

パワーストーン製造販売のHさんは、フラワーアレンジメント教室、風水カウンセリング、パワーストーンアクセサリーの製造販売などをしていました。

そして、ココがいちばん大事な点なのですが、みんなとても忙しそうなのに、儲かっていませんでした。

ただでさえ、人手が無いのです。

広げたら、ひとつのことに集中できなくなるの当たり前ですね。

ひとつのことに集中して提供している人と、いろいろと広げている人。

「おつきあい」ではなくて、真剣にビジネスとして仕事を依頼するとしたら、どちらのひとに依頼したいと思うでしょう。

いったん広げるのはOK。問題はそれから。

もっと儲けるために、新たな商品やサービスをつくりだしたり、新しい分野に乗り出すことは、大いに賛成です。

ただ、それまでの商売とまったく関連の無い分野に乗り出すと、苦労が多いです。

もうひとつ、大事なことがあります。

新しいことに乗り出す時に撤退条件も決めておくことです。

たとえば
「3ヶ月連続でお客さんの数が〇人を下回ったらこのサービスは取り下げる」

といったように。

そうしないと、これまでのサービスを継続したまま、次から次へと新しいことに乗り出し、気がついたらたくさんのことに手を出している、という結果になります。

儲けるために新しいものを売り出すんですよね。
だとしたら「儲からない」と判断したら取り下げることが大事です。

「これも置いておいたら売れるかもしれないから…」

いちばん陥りやすい罠です。

手を広げすぎて自分で整理ができなくなってしまった人は、まずはこちらからお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

高橋 浩士
高橋 浩士
名古屋のスモールビジネスコンサルタント。
個人ビジネス、フリーランス、家族経営の売上アップ、経営安定化の支援。公的機関などからご依頼をいただいて小規模事業者向けのセミナー講師としても活動中。
個人ビジネス起業家向けビジネス入門塾「ワシ塾」を開催。主婦起業家や脱サラ起業の支援しています。

1965年名古屋市生まれ、名古屋育ち。システムエンジニアを9年、デザインスクール講師を4年経験後に、フリーランスや個人起業向けコンサルタントとして独立。
ミラサポ登録専門家、岐阜商工会議所登録エキスパート、(財)岐阜県産業経済振興センター登録アドバイザー、 (財)あいち産業振興機構登録アドバイザー

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