たくさんセミナーに参加しても行動できない理由
週末は、アスファルトの無い場所でのんびりしてきましたよ。
なんでも「ブルーベリー狩り」だそうで。
ワシャ、本来のブルーベリー狩りはソコソコに、ハンモックでウダウダしてました。

アゴの下ヤバい(笑
のんびりしに来たんだから、あくせくせずにのんびりしないとね。
さて。
セミナー講師をしていると、受講者の人たちは本当に勉強熱心です。
その中には、あなたも含まれているかもしれませんね。
だけど、セミナー講師の仲間内では、こんなふうにささやかれているのを、ご存知ですか。
セミナーでお伝えしたことを行動に移すのは、セミナー受講者の1割程度。
さらにそれを継続するのは、行動に移した1割の人のうちの、さらに1割程度。
つまり、セミナーでお伝えしたことを継続的に実行できる人は、100人にひとりの割合。
ワシも感覚的に、そのようなイメージを持っています。
ワシもセミナーの実績が増えてきたため、受講生の中から華々しい成果を上げる方が出てくるようになりました。
だけど、受講者数から考えると、やっぱり1/100くらいの割合ですかねぇ。
けっきょく、みんなやらないんだよね
って、ワシのような立場の人が言うのはカンタンです。
でも
こちらはセミナー講師として「やるべきこと」はお伝えしたのだから、あとはそっちの責任。
っていうのは、なんか無責任と言うか、本当に困っている人の助けになっていないんじゃないかな、とも思うんです。
たしかに
「やらなきゃ、ですよねー」
と言いつつ、やらない人は多いです。
でも「やらなきゃいけないと思いつつやらない人の気持ち」ってのも、わかるんです。
ワシ自身がナマカワですから。
(「ナマカワ」…名古屋弁で「怠け者」の意味)
「行動しないのが普通」なのはなぜか?
行動するのが10人に1人だとすると、「聞いてもやらないのが普通」ってことです。
ここを考えていかないと、ワシらがやってるセミナー講師のような仕事は無意味に近くなってしまいます。
社長はもちろんのこと、個人事業やフリーランスの人って「自分より上の上司は存在しない」わけです。
つまり、自分を監視したり、「やらないと怒ってくれる人」がいない。
だから、コンサルタントがその役割を担う、というのは、考え方として「アリ」です。
じっさい、そのような役割を求められますからね。
でも、基本的に「コンサルタントにその役割をずっとお願いし続けるのか?」ってことです。
別にそれでもイイですよ。必要であれば。
でも「自分でできるようになる」のが基本じゃないですか?
「勉強しなさい」とさんざん親に怒られて机に向かうこどもよりも、自分から進んで勉強する子供のほうが、成績は上がりやすいですよね。
それと同じですね。
だからワシは「フリーランスや個人事業者のメンタル管理」にも強い関心を持っています。
勉強していますし、メンタル管理についての発信もするようにしています。
さて、その上で「実行しようと思うのだが、なかなかできない」という、多くの人が抱えがちな問題について、どうすればいいのかを述べてみたいと思います。
勉強する内容を絞る
多くの人は勉強熱心です。
「やらなきゃいけないけど、なかなか行動できない」人の多くは、以前に受講したセミナーの内容を実行できていないのに、さらに次のセミナーを受講しに行きます。
以前に受講したセミナーを実行して見たけど成果がなかっただとか、「アレはやらないことに決めた」というのであれば、次の知識を探しに行くのもいいでしょう。
でも、以前に受講したセミナーを「やらなきゃな」と思いつつ、行動できていない状態で次のセミナーを受講しても、また「やらなきゃな」と思うことが増えていく一方です。
ひとつの内容でも行動できていないのに、さらに新しい知識を仕入れても、行動できるようにはなりませんよね。
勉強するべきこと、行動するべきことを絞る。
のが、ポイントの一つです。
ワシのかつてのコンサルクライアントさんも、このことに早く気がついた人は「行動の内容を絞る」ことができたために、成果を出すことができました。
一方で、さまざまなところに顔を出しながら、またはコンサルタントから助言を受けながら
「コレは違う。ソレも違う」
「そんなことはやりたくない。もっと私に合ったやりかたがあるはずだ」
「その話はいろんなところで聴くから、もっと目新しい話はないのか」
「そのやりかたは、どうせ大したことない」
と「青い鳥」を探すようにさまよい続けていた人は、なかなか成果が出ませんでした。
最後まで成果が出なかった、というクライアントさんも何人かいます。
彼ら(彼女ら)は、結局コンサルティングを受けながらも、アドバイス内容を評論してばかりで、「実際に行動した量」が極端に少なかった、ということが理由として挙げられます。
習慣化するまで人の手を借りる
コンサルタントの使い方として、これはよい選択だと思います。
人は、習慣を変えるのが難しいものです。
上司がいれば、監視されているので、イヤイヤでもやらざるをえません。
そのうち慣れてきて、「やること」が当たり前になり、監視が要らなくなります。
習慣化ができるまで、コンサルタントにケツを叩いてもらう、ということです。
大事なのは、「ケツを叩かれないと動かない」という状態から、自分で自分のケツを叩けるように意識していく、ということです。
そうでないと、いつまでたってもコンサルタントから卒業できませんからね。
とくにワシのような、特定の手法や業界に特化しているわけではないコンサルタントは、クライアントさんのメンターだとか「コーチ」としての役割は大きいと思っています。
あまりに依存的な態度では困りますが、「うまく利用する」ことを考えるのが、賢いコンサルタントの使い方ですね。
「頼んでみようかなとは思うけど、会ったことがないから、どんな人なんだか不安なんですけど~」
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