いちばん易しい売上アップ策とは

もうすぐ学校の夏休みも終わりですね。

子供が家にいるので、ときどき「留守番役」が回ってきます。

そのため、今日は遅い時間の仕事スタートです。

多くの人がわざわざ難しい選択をする

今の仕事から、もっと売上げを伸ばしたい。

そんなときに多くの人が「新たなこと」を考えはじめます。

お堅い言い方をすれば「新規事業」ですね。

たとえばタロット占いをしている人が風水もやろうと思った場合、経営的に見ればこれも立派な「新規事業」ですからね。

そんなわけで

こんなことを考えているんですよ。どう思いますか

という「新規事業アイデアの相談」を、よく持ちかけられます。

その時によく思うのが、

多くの人が、わざわざ難しい選択をしようとする。

ってことです。

まずは「近く」から考えはじめる

たとえば、こんな例があります。

ある「占い系」「スピ系」で起業していた女性。

今後、「男性経営者のブランディングや魅せ方」というポジションで売り出していきたい、というお話しをお伺いしました。

「事業の変更、切り替え」ではなくて、あくまで「これまでの仕事に追加して」の新規事業です。

もちろん、不可能な話ではありませんし、それでうまくいっている例もあることでしょう。

だけど、「売上アップの難易度」で考えると、「思ったより難しい」部類に入ります。

こちらの表をご覧ください。

ワシのセミナーで使用しているスライドの一部です。

商売の上で売上アップを目的として「新しい取り組み」を考える場合、「売るモノ」と「売る相手」の組み合わせによって、その難易度が変わってきます。

いちばん簡単なのは「今のお客さん」に「今売っているモノ」を売ることです。

「それでは売上がアップしないじゃないか」と思っちゃいます?

もう少し考えてみてくださいよ。

たとえば

「おみやげにもうひとついかがですか」
「予備にもうひとついかがですか」

クリーニング屋さんであれば「スーツ」をクリーニングに出したお客さんに「シャツも一緒にいかがですか」とおススメする。

ひとりで利用されていたサービスを、夫婦などのペアで利用できるようにする。

といったように「今のお客さん」に「もう少し余分に買ってもらう」のがいちばんリスクが少なく、取り組みやすいハズです。

さきほどの「スピ系、占い系」の人が「男性経営者のブランディング」に乗り出す場合。

現在の「スピ系/占い系」のサービスのお客さんは主に主婦の人たちですから、男性経営者というのは「新しいお客さん」ですね。

売るモノも「タロット」ではなく「ブランディング」ですから、これはかなり難しい選択になります。

「今お客さんでない人」に対して、あらたに「お客さん」になっていただく難しさは、みなさんご存知のはずですよね?

つまり集客ですよ。

すでに営業している人にとって、「今いるお客さん」は宝物なのに、どうしてそちらへの取り組みをせずに「新たなお客さん」に目を向けたがるんでしょうかね?

ただし、この考え方が当てはまらないケースがいくつかあります。

ひとつは、新たに起業する人です。

新たに起業する人の多くは、お客さんがゼロの状態からスタートするわけですから、最初は集客が必要になります。

すでに起業している人でも圧倒的に客数が足りない人も同じですね。

もうひとつ、あなたに何か考えや理想があって、難しい新規事業に乗り出すのであれば、ある程度リスクを理解した上で、乗り出して見ればイイと思います。

ただ、単純な動機として「売上アップ」を狙っているのであれば、まずは

「いまのお客さんに、今の商品をもっと買ってもらうにはどうすればいいだろう?」

という考えからスタートしたほうがイイですよ。

お茶しながらビジネスに関するおしゃべりをするだけ、という気軽なビジネス座談会「ワシカフェ」を開いていますので、詳しいお話しを聴いてみたいと思う人はお気軽にご参加くださいね。

この記事を書いた人

高橋 浩士
高橋 浩士
名古屋で活動するスモールビジネスコンサルタント。
「40代主婦起業1年目」のかたを中心に、個人ビジネス、フリーランスの起業や売上アップのご相談に応じているほか、公的機関などからご依頼をいただいて小規模事業者向けのセミナー講師としても活動中。
個人ビジネス起業塾「ワシ塾」を開催。主婦起業家や脱サラ起業の支援しています。

1965年名古屋市生まれ、名古屋育ち。システムエンジニアを9年、デザインスクール講師を4年経験後に、フリーランスや個人起業向けコンサルタントとして独立。
低コストで売り上げを上げる手法が好評。(財)岐阜県産業経済振興センター登録アドバイザー、 (財)あいち産業振興機構登録アドバイザー