40代主婦起業の選択。立場がちがえば選択もちがう
スモールビジネスコンサルタントの高橋浩士です。
40代主婦のかたからの起業に関するご相談を受けることが多いです。
立場や狙いが違えばやり方も違う
多くのかたが主婦のかたなので「世帯の生活を支える主な収入を稼ぐ」という立場ではありません。
一方で、同世代の女性のかたでも、シングルマザーの方など「ご自身で生活の糧を得る必要がある」という方もいらっしゃいます。
この条件によって、コンサルティングの内容もかなり変わってきます。
人にもよりますが、主婦のかたの起業の場合「自己実現」であるだとか「趣味を仕事に」という考えの方も多いでしょう。
いっぽう、シングルマザーのかたの多くは「死活問題」なので、シビアさが違います。
世知辛いはなしではありますが、悠長なことは言っていられないのです。
同じように「目指すところ」によっても、打つ手は変わってきます。
あるサロンオーナーさんは、「自分で施術する」ことに特化し、高単価で高収益を上げています。
もうおひとりのサロンオーナーさんは「チーム化」に力を入れています。
今は大きな収益を上げていないモノの「自分が動かなくてもよい仕組み」を作ろうと、取り組んでいます。
どちらが正解でも、どちらが間違っているわけでもありません。
「目指すところ」の違いです。
高度な技量や知識がないと、成り立たないのか
たとえば「自撮りや発信量で認知されるようになりましょう」なんてことを言うと「エセブランディング」呼ばわりされることもあります。
コミュニティを作って、その中で商売を回していく手法についても「まっとうな方法ではない」という扱いを受けることもあります。
でも「極小規模」で、死活問題に関わる環境で仕事をしている人にとって「エセかどうか」「まっとうかどうか」なんて、どうでもいい話です。
もちろん犯罪行為や、人を騙すような行為ではいけませんよ。
ネット上でしか接触のない誰か価値観ではなく、「自分の価値観」「お客さんの価値観」と向き合えばいいんです。
だけど、お客さんがちゃんと自らの意思でお金を払い、サービスや商品を受けた後にも「ありがとう、いいサービスでしたよ」と言ってもらえるのであれば、商売としてこれほどまっとうなことはありませんよね。
だから、ワシ個人が好きかどうかは別として、自撮りだろうが、キラキラだろうが、何でもやればいいと思います。
商売として「アリ」だということです。
それによって、誰かが「今よりも少しでも良くなる」お手伝いができて、お金をいただけることができるのであれば、それが「商売の基本」だと考えているのです。
多くの人が「払ったお金に見合う」と感じてくれれば、評論家や一部のコンサルタントが「まっとうではない」なんて言ったって、どうでもいいことではありませんか。
それらの評論家が「それならまっとうだ」というやり方をしたところで、彼らがお客さんになってくれるわけではありませんからね。
商売は「型」のない完全フリースタイル
スポーツであれば、体重ごとの階級があったり、男女で別の競技だったり、年齢が上がると「マスターズ」で競技したり、プロとアマチュアが分かれていたりしますね。
でも商売って、個人レベルから上場企業まで、性別も年齢も関係なく、経験による階級もなく、すべての人や企業が「市場」という大きな土俵の上で取り組んでいます。
そして、「向き合う相手」は、同業者でもコンサルタントでもなく「お客さん」なのです。
「まっとうじゃない」だとか「型からはずれている」なんてのは、どうでもよいのです。
お客さんが「いいね!」って言って買ってくれれば、それで。
「自分の価値観」「お客さんの価値観」と向き合えばいいんです。
自分の価値観とお客さんの価値観、そして方法の選択
ただ、「自分の価値観や立場そのものがよくわからない」だとか「お客さんの価値観を知らない」と、どのような方法を選択したらよいのか、わかりませんよね。
そんなときは、適切な相談相手がいたほうがイイと思います。
ただこれも「選び方」は大事ですね。
ぜひ、相談を検討している人の発信を、よく見てください。
その人の言っていることは、納得できますか。違和感はありませんか。
もしそんな視点で見た上で、ワシのことがよいなと思ってくださるのであれば、ワシへのご相談をお待ちしています^^