個人ビジネスのビジネスモデル
起業して最初のころは、仕事を獲るのに必死ですよね。
仕事があれば満足で、「今月もなんとかなった」という安堵感と「来月も同じように過ごせるだろうか」という不安が入り混じります。
継続的に仕事が入ってきたら、もっと安心できるだろうに…。
では、本当に仕事が継続的にあったら、それで安心できるでしょうか。
仕事が入ってきて、作業して、納品して、お金をいただく。
仕事が入ってきて、作業して、納品して、お金をいただく。
仕事が入ってきて、作業して、納品して、お金をいただく。
…。
繰り返していると、またまた不安になってきます。
これがいつまで続くのだろう?
個人ビジネスの多くが抱えている特徴とは
フリーランスをはじめ、個人で営業している仕事の多くは、労働集約性が強い仕事です。
つまり「体を動かしてお金に換える」「時間を提供してお金に換える」というタイプのお仕事が多いことです。
フォトグラファー、ライター、デザイナー。ほかにも、セミナー講師やアドバイザー業、一部のコンサルタントも同じです。
- ある場所に行き、セミナーを行う。
- お客さんのもとに出向き、コンサルティングを行う。
- お客さんのチラシを作成する。
- マルシェで販売するクラフト作品を作成する。
- お客さんの写真を撮影する
このあいだ、自分自身のからだは特定の仕事のために拘束され、他の仕事をすることができません。
自分のカラダ(時間)を、ある特定のお客さんのために提供し、お金に換えています。
「仕事とお金」が「1対1」でヒモづけられていますね。
売上げを増やすには、単価を上げるか、仕事を効率化するしかありません。
このタイプの仕事は労働集約型の仕事と言い、タイプ的には肉体労働と同じです。
それに比べると、もっと頭を使って、効率的に「自分の技術」や「自分の知識」をお金に換えている人たちもいます。
その仕組みは、さまざまです。
スタッフを抱えて組織化することもありますし、ITを駆使して効率化している人もいます。
サービスのラインアップに工夫を加えて、収益性を上げる(より儲かる)仕組みを考え出す人もいます。
それらの「お金に換える仕組み」がビジネスモデルです。
自分で新たなビジネスモデルを考え出そうとすると、時間がかかりますし、そうとう頭がよくないと、できません。
だから「人の仕組み」を勉強することが大事です。
すぐれた仕組みは目に見えない
「忙しくて儲かっている人」は、見ていてわかりやすいです。
でも中には、忙しそうに見えないのに儲かっている人や、儲かってなさそうに見える人が、実はとんでもなく儲かっている、という場合があります。
これが「仕組みで儲けている人」です。
仕組みって、商品と違って形がありませんから、ボーっと生きていると見えません。
なぜ無料で利用できるサイトが儲けることができるのか。
なぜあの会社は安くしても儲けられるのか。
こういった「仕組み」に目を向けないと、表面上の「儲からない安売り」に引きずり込まれてしまいます。
あたらしいビジネスモデルを考え出した人は、世界的な企業に成長します。
ワシらがそのようなことを考え出すのは、ムリとまでは言いませんが、効率が悪いです。
ある業界で使われているビジネスモデルを、別の業界に当てはめるだけで儲けている人がたくさんいます。
もっというと、同業者のビジネスモデルでさえ、ちょっとした「違い」をつけ加えれば、独自の仕組みを作ることができるのです。
ワシらが狙うのは、この線です。
なぜ、それで儲かっているのか。
12月に東京、大阪、名古屋で予定されているセミナーでは、そんな「個人でも作れるビジネスモデル」のお話しもさせていただきます。