ピアノ教室の経営戦略。ひとりビジネスこそ「商品開発」しよう
ワシの周囲で「ヒット」が連発していて、うれしい限りです。
ヒット商品、ヒットサービスが生まれています。
今回その口火を切ってくれたのは、静岡県裾野市のピアノ教室の先生、「ちーぼー先生」こと、山田千春先生です。
ヒットのヒミツは、やっぱり「サービスの見直し」ですね。
ピアノ教室って、みんな同じようなカリキュラムで、同じような構成、同じような内容。
それは、その教室の先生が習ってきた内容そのものです。
つまり、何十年も進化していないんですねぇ。
それって、本当に「ピアノを弾きたいと思っている人」が求めている内容なんだろうか?
っていう点から、検討をスタートしました。
売れない商品はがんばっても売れない
とくに個人レベルのビジネスで、「売れない」のだとしたら、理由はほぼ、2つに集約されます。
- 求められていない商品を売っている
- 売り方がおかしいか、そもそも売っていることを誰も知らない
ネット上で(とくにアメブロ上で)見かけるコンサルティングの内容のほとんどは、後者「うりかた」に関するアドバイスを主体にしています。
売れていない商品を売っている人が、ブログの投稿数を2倍にしたら、売れるようになるんでしょうか?
売れていない商品を売っている人が、奇抜な衣装だとか奇をてらった発信で目立てば、売れるようになるんでしょうか?
欲しい人がいるはずなのに売れない理由は
売れる商品のハズなのに、売れない。
他の人が売ると売れるのに、自分が売ると売れない。
これは単に「欲しい人に対して、提供している人が多い」からかもしれません。
この場合は価格競争に陥りやすいですね。
ピアノを習いたい人は0人ではないハズ。
だけど、ピアノ教室はたくさんある。
「同じようなピアノ教室がたくさんある」とお客さんが思った場合、価格で選ぶことになります。
「違い」を出す必要があるわけです。
ここで間違いやすい点があります。
違いを出そうとするあまり、誰も欲しがらない「違い」をアピールしてしまう。
ことです。
すると、ますます売れないくなってしまいます。
実はこれ、よくあるケースなんです。
ひょっとしたら、あなたもそうかもしれません。
商売替えではなくて「商品の見直し」とは
多くの人は、自分の商品に思い入れや自信があります。
「この商品のよささえ分かってくれれば、売れるはずだ!」と思っている人が多いです。
だから「商品を見直しましょう」というと、多くの人が反発をします。
だけど、多くの場合は「商売替えしましょう」ということを言っているのではありません。
先の「ちーぼー先生」の場合でも、「ピアノ教室をやめて、別のことをやりましょう」とお伝えしたわけではありませんよね。
- ピアノ教室の「ありかた」ってそれがベストだろうか?
- ピアノを弾きたい人は、「教えてくれる人」に何を求めているんだろうか?
ってことを、もういちど考え直してみただけです。
ひとことで「ピアノを習う」といっても、動機やきっかけは、さまざまなはずです。
- プロのピアニスト(演奏家)を目指したい。
- ピアノ教室の先生になりたい。
- ミュージシャンになりたい。自分で作曲したい。
- 保育園の先生になりたいので、習う必要がある。
- ピアノが弾けるってなんかカッコイイから弾いてみたい。
これらのお客さんに対して、たったひとこと「ピアノ教室です」とだけお伝えして、果たして伝わるでしょうか?
商品、ピアノ教室で言えば「コース」だとか「プラン」は、たったひとつで、対応できるんでしょうか?
対応できたとしても、お客さんは対応してもらえると思うでしょうか?
これが「商品開発」なんです。
小さなビジネスこそ「商品開発」
「商品開発」というと、大手企業が、「商品開発室」などで研究者を抱えて進めるイメージがありますね。
だけど、サービス業の「コース」や「プラン」といったサービス内容を考えるのも、商品開発ですよ。
そしてこの「サービス内容」が、売れるかどうかに大きく関わってくるわけです。
売れる可能性があるモノを、SNSやブログを活用して「発信」してはじめて、「売れる状態」をつくることができます。
そのために「商品を作る」という発想を、ひとりビジネスの人でも持っていてほしいと思います。
「サービス業」の個人事業、個人店、フリーランスで、自分オリジナルの「売れる商品をつくりたい」と思う方は、ぜひいちど「相談会」「単発コンサル」でご相談くださいね。
遠地のかたでもオンラインでもご相談いただけます。
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