あなたの思う「お客さんの要望」はホントに存在するのか
ウカウカしていると、「気がついたら翌年だった」ってなりかねない時期ですね~。
仕事をしていても「あとちょっとで終了時間だ」って思うと、手元がおろそかになりますよね。
年末も同じで、「今年もあとちょっと」と思ってしまうと、数日を無益に過ごしてしまうことになりかねません。
「休むつもりで休む」というのであれば大いに結構ですが、問題なのは「仕事をするつもりだったのに流してしまった」ってヤツですね。
アナウンサーの仕事でも、難しい原稿を読んで、「読み終えた」と思ったとたんに気が緩み、最後のあいさつで噛んだりしてしまうそうです。
さて、ここ数日、単発のオンラインコンサルを何件かお届けしていました。

オンラインコンサルの時に重宝しているマイク
これから起業する人もいれば、起業して数年で、足場を固めつつある人もいます。
この中で、何人もの方にお伝えした言葉が「早く世に出せ」というコトバでした。
自分の考えの正しさを証明するには「世に出す」以外にない
「こんなサービスを出したら売れるんじゃないか」
「この価格で売れるかな」
「この内容で大丈夫かな」
これから起業する人も、新しいサービスを検討している方も、こんな内容で悩んでいます。
これってすべて、あなたの頭の中で考えた「仮説」なんですよね。
「こんな人の意見を聞いたことがあるから、このようなサービスで売り出せば売れるはずだ」
「他のサービスを見ても、この価格なら受け入れてもらえるんじゃないか」
「たぶんこの内容で満足してもらえるだろう」
どれも、「こうなるはずだ」という、まだ実現していないことが、頭の中にあるだけなんですよね。
この状態で「売れるかな?」といくら考えても、何日考えても、答えは出ません。
仮説は永遠に仮説のままなのです。
コンサルだって「こたえ」を持っているわけではありません。
「売りにくいサービスだ」とコンサルタントが見ていても、実際に世に出してみたら売れることだってあり得ます。
また、いくらコンサルタントが「その商品は難しいですよ」と指摘しても、自分の考えに思い入れがある人は、その指摘によって考えを変えようとはしません。
「売れるはずだ」という考えが妥当だったかどうかを確認するには「実際に売ってみる」以外にないわけです。
ダメならダメで、はやく「ダメだった」という結果を目にしたほうがよいのです。
それによって「仮説」だったものが、「検証」されて、少しは前に進むじゃありませんか。
ダメだったらダメだったで「売り方がまずかったか」「そもそも求められていないサービスなのか」といったことを考えはじめます。
「こんなサービスがあったらいいのに」
とお客さんから聞いて作ったサービスでさえも、実際に出してみたら、その意見を言ってくれた人でさえ買ってくれなかった、なんてことは、ザラにあることなのです。
いくら「お客さんの要望で作った商品」でも、「本当にお金を払ってもよい要望かどうか」は、売り出してみないとわからない、ってことです。
大手の企業でも「テストマーケティング」という名で、地域を限定して売り出したり、ネットだけで販売したりして「手ごたえ」を確認しています。
頭の中で考えているだけではなくて、不十分な企画であっても、いちど世に出してみる。
もしあなたが、これまでずっと考えている人だったとしたら。
2019年は、どんなに小さな形であっても、世に出してみる。
ことを目標にしてみてはどうでしょう。
たとえ惨敗だったとしても、世の中の見え方が変わると思いますよ。
なかなか踏み切れない人は、新年からコンサルへの相談を開始してみる、という選択もアリかもしれません。
すでにその選択をした人もいますよ。