ブログに時間がかかる人が見落としていること

ブログのメンテナンスやカスタマイズは、基本的にワシ自身がおこなっています。

「デザインやバナーにも統一感があっていいですよね」

とお褒めいただくことも多いです。

ボタンやバナーを作るのに15分くらいしか、かけていません。

このことをお伝えすると、驚かれます。

もっとたくさんの時間をかけていると、多くの人が思っているようです。

ワシのセミナーでは、スライドをたくさん使いますが、「スライドを作る時間」も、おそらく早いほうです。

本当に時間をかけているのは「悩むこと」

よくいただくお悩みは

ブログを書くのに時間がかかる

ということです。

ですが、ワシが見ている限り、本当に「書くことに時間をかけている人」は稀です。

では、多くの人は何に時間をかけているのかというと。

多くの人は悩むことに時間をかけているのです。

たとえば、導入から結論まですべて決まっている文章を書くのであれば、さほど時間はかからないはずです。

つまり、ほとんどの人は「内容をどうするか」「表現方法をどうするか」「オチや結論をどうするか」といったことで悩みながら書くので、時間がかかっているのです。

プロのライターさんは、「書く材料」などの準備を整えてから、書きはじめるそうです。

だから、書きはじめてから書き終えるまでが早い。

その代り、書きはじめるまでの準備に時間をかけているわけです。

決まっていれば、早くできる

ワシがブログのバナーを作ったり、スライドを作ったりする場合も同じです。

ワシのブログは、各パーツの色使いがほとんど同じです。

「使う色」を事前に決めているからです。

だからバナーひとつを作るにしても「どの色を使うか」といったことで悩んだりしません。

使う色は決まっているので、色を決めるための時間がかかりません。

同じように「矢印のカタチ」だとか「写真の配置」「使うフォント」なども決まっているので、だいたいの配置さえ決めてしまえば、「作ることそのもの」にほとんど時間をかけなくて済むのです。

オマケに、使う色やフォントを決めているので、何も考えなくても「統一感」をあるていど維持することができます。

ワシの場合は「ある程度の統一感」でじゅうぶんだと判断しているからです。

最初の「ワシ塾」のサイト。「1枚だけ」のシンプルなサイト構成。

今のサイト構成。内容は増えたが、デザインに過剰に時間をかけていない。

効果が期待できないことのクオリティを高めない

たとえば、ワシはプロのライターではないので、文章の推敲(書き終えてから文章を練り上げること)に必要以上の時間をかけません。

ブログ記事の中の文章表現の一つに30分かけたとしても、その30分によって「得られる効果の差」がわずかなものだと判断したら、その30分はムダです。

だから文章表現の方法で「AでもBでもいい」としたら、適当に決めてしまいます。

これがたとえば「記事タイトル」だとか「キャッチコピー」であれば、表現によって効果に大きく差が出る可能性があるので、時間をかけます。

「かける時間」と「それによって期待できる効果の差」を考えて、「時間をかけた分の期待効果はある」と判断したときだけ、時間をかければいいのです。

そう考えると、多くの起業家のブログデザインやホームページは「オーバークオリティ」です。

つまり、過剰に品質が高い。お金と時間をかけすぎだ、ってことです。

「ちゃんとしたもの」である必要はありますが、デザイン性を必要以上に高めても、単なる自己満足です。

実際、欧米のベンチャー企業のサイトは、驚くほどシンプルです。

起業家にとって「デザイン性が高いこと」とは、「わかりやすい」「操作性」が大事で、装飾性はほぼ無用です。

こういった「上位概念」をしっかり決めておけば、日々の作業でも「コレは必要」「コレは不要」とサクサク分別できるので「悩む時間」が少なくて済むのです。

ワシの場合、今回のこのブログ記事の内容を思いついてから、この行を書くまでに20分。

ひとつは「慣れ」ですが、「先に方針を決める」ことは途中のムダを省くことに大いに役立ちますよ。

 

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