自力で成果を出せる人の特徴
先日、ガソリンスタンドで見かけた「広告」です。
ガソリンを給油するノズルハンドルの近くに小さく
軽自動車用タイヤ4本19,800円
とあります。
コレ、うまいなーと感じました。
セルフ式のガソリンスタンドでは、お客さんが「必ず見るポイント」というのがありますね。
操作するパネルもそうですし、実際にガソリンを給油する際にも、自分のクルマの給油口にノズルをブッ刺すために、「かならず」このノズル先を見るわけですね。
だから、こんなに小さな広告でも、効果が見込める。
この広告を考え付いた人は、そのように気がついたんでしょうね。
自分で気が付けない人は自力で成果を出すことはできない
先日も、あるかたからこんなお話しを聞きました。
その人は、クルマのワイパーが老朽化していたため、ガソリンスタンドでワイパーの交換をお願いしたんだそうです。
そしたら、ガソリンスタンドの店員さんの反応は「え?」と意外そうだったそうです。
おそらく「それくらい簡単なのに、自分でできるんじゃない?」という印象だったのでしょうか。
で、その場では無事ワイパーの交換をしてもらえたんだそうです。
そののち、同じガソリンスタンドに立ち寄ったところ、給油の操作パネルの近くに、真新しいPOPでこのように書かれていたそうです。
ワイパー交換しますのでお気軽にお申し付けください
ここのガソリンスタンドさん、感度いいですねー。
つまり「それくらい自分でやれよなー」ではなくて「そうか、そういったニーズがあるんだな」ってことに気がついたわけですね。
同じ様なお客さんが現れても、ほかのガソリンスタンドでは「まったくヘンなお客さんもいるものだ」で終わっていたかもしれません。
この違い、大きいと思いませんか。
同じ出来事を目の当たりして、気がついたかどうか。コレ大事ですね。
気が付けない人は、直接指摘されても気がつかない
コンサルティングやセミナーの場で質問を受けることがよくあります。
その質問の「質」によって、この「気づく力」もある程度わかることがあります。
こういった問題がある。
ここまでは原因が推測できる。
対策として、こういった手を打とうと思うのだが、どのように進めればいいか。
このような質問ができる人は、「気づく力の強い人」ですね。一方で
私はどうすればいいですかね。
という質問って、「そもそも自分で課題を見つけようとしていない」可能性がありますね。
あなたもこの二つの質問を見て、そう感じませんか?
セミナーでは、「ワーク」をやっていただいたり、2日以上にわたる講座などでは「課題(宿題)」を出すこともあります。
これらの提出物を拝見しても、「言われたからとりあえず書いた」という人と「真剣に考えて書きこんだ」という人の違いは大きいです。
ビジネス上の問題点を、「自分ごと、自分で解決すべき問題」として捉えているか「誰か何とかしてよ、答えを教えてよ」と捉えているかの違いです。
自力で何とかできる人は「課題発見力」がある
たとえ有料のコンサルサービスを受けていたとしても
で、次は何をすればいいんですか
といった「おんぶにだっこ」では、成果は出にくいモノです。
学校では、出された問題に対して「あらかじめ正解とされている答え」を当てさえすれば、点がもらえます。
だけど、ビジネスの場では、誰かが問題を出してくれるわけではありません。
「何が問題なのか」を自分で見つけ出し、その問題に対して「あらかじめ正解が用意されていない答え」を求める必要があるんですね。
ここが問題なんじゃないか、こうすればいいんじゃないか、あの業界のアレって自分の仕事にも活かせるんじゃないか。
そのように「自分で」アレコレと考えを巡らせている人って、発信にもなんとなく表れている気がします。
そういった人の発信は、読んでいる人にも気づきやヒントを与えてくれるんですね。
あなたの課題は、何ですか。
少なくとも現時点では、どうすればよいと考えていますか。
正解かどうかではなく「自力で考えて、実践して、答え合わせをする」という姿勢が大事ですね。
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