動ける自分になるために
さいきんの「積ん読」一覧です(笑
実際に読むのは半分くらいかと予想しています。
ブログやメルマガへの反響を見ていると、気がつくことがあるんですよ。
それは、手法論よりも「気持ちの問題」のほうが、多くの人に刺さるんだな、ってことです。
実力にはさほど大きな違いはない
同業者で売れている人と売れてない人を見比べたとき。
売れてる人のほうがはるかに堂々としていて、実力があるように見えますよね。
でも、じっさいにいろんなご相談者を見てきて、思うんですよ。
ビジネスを進めていく上での根本的な「実力」には、あまり違いは無い。
って。
経験や知識の上では違いがありますが、いま売れてる人だって、最初から知識や経験があったわけではありませんからね。
「技術的には劣っている人のほうが売れている」なんてことも、当たり前のように見かけます。
ワシも、ぜんぜんダメダメだった頃と今を見比べてみて、特段「実力」だとか「できること」に違いがあるとは思えません。
行動力と言っても、天性のものではありません。(これ大きなポイントです)
だとすると、やっぱりメンタルの部分は大きいと思いますし、
あのタイミングがターニングポイントだったな
と思い返すことができるような「気づき」だとか「メンタルの上でのできごと」があります。
つまり「できなかった頃の自分」と「多少はできている現在の自分」を見比べてみると、「何かに気がついたかどうか」だけの違いだと言えます。
それは「知っているかどうか」ではありません。
腹の底から「こういうことだったのか」と納得がいったのか、という違いです。
この違いは本当に大きいと思います。
これをコトバで説明しているものは、本でもブログでもたくさんあります。
だから、このブログを読んでいるあなたも、既に知っていることです。
なのに動けないってことは「知ってはいるけど腹に落ちていない」ってことですね。
じゃどうすれば腹に落ちるのか。
ワシの場合は、そこに至るまでに途方もない時間がかかったので、あまり参考にはならないかもしれません。
そんなワシの経験から考えると、行動できるようになるための「腑に落ちるという体験」を得るには、次のふたつです。
ごくわずかな行動を積み重ね + 知識。
よく、セミナーだとか交流会などには積極的に参加しているけど、自分のビジネスについてはあまり行動していない、っていう人を見かけます。
おそらくワシも、このような人間だったのだと思います。
ごく小さな行動を積み重ねること
これってけっこう大事だと思うんです。
たとえば「問い合わせの電話」を一本かけるのが苦手、っていうひと、けっこう多いですよね。
こういった「ちょっとした行動」です。
これをできるだけ早く実行に移す。
「電話かけなきゃな。面倒だな。イヤだな」
という時間を、1秒でも短くすることです。
「パソコン苦手」「読書苦手」って言ってる人も、「ちょっとした行動の繰り返し」がなかなかできない人なんじゃないかと思います。
ワシが独立を考えていた頃はネットが発達していなかったので、ちょっとした調べものをするのも大変でした。
そんなときに、市の産業会館の資料室に調べにでかけたり、商工会議所に出向いて担当者の人に尋ねてみたりしていました。
どうってことのない行動ばかりですが、これを思いついてから実行するまでに、何週間も何カ月もかかる人がいますよね。
1ミリも進めない人は、1ミリ前に進むための行動をしていない
顔を合わすたびに毎回毎回、暗い顔で
「どうすればいいんでしょうか」
と同じことばかり尋ねてくるわりには、前回にお伝えした
「このブログを読んでみたら?」「この本を読んでみたら?」「ここに問い合わせてみたら?」
ということを、やっていない。
そんな人も多いです。
それではやっぱり、前に進みませんよね。
大事なのは「小さな動き」で構わないので、スピードと回数はたくさん、ということです。
行動は、はじめは小さくてもOKですが、「ゆっくり」「ほんの数回」では、なかなか効果が出ません。
気がつくと、それまでの「ナゾ」が解ける
実はここで本当のことをお話しすると、遠回りしている中でいろんな経験をし、その間もいろんな本を読んでいく中で
あれっ、これってひょっとしたら、自分が体験したアレのようなことか?
って体験が、何度かありました。
それがきっかけで、それまで単なる知識だったことが、
だとしたら、あの本に書いてあったアレも、もしかしてこういう意味だったんじゃ…
といったように、芋づる式に腑に落ち始めたんです。
そう考えると、動けるようになるための自分を作るには
小さな行動の繰り返し(体験)と知識
にほかなりません。
ワシがこれまでアドバイスしてきた人たちも、大きく伸びた人は、コンサルティングを続ける途中のどこかのタイミングで
あっ、ひょっとしてこういうことか
と、明らかに気がついたタイミングがありました。
この気づきが早く得られた人は、伸びるのも早かったです。
何カ月もかかった人は、そのぶん成果が伸びるのにも時間がかかりました。
まだそれならよいほうで、最後まで気がつかなかった人(多くは、気がつこうとしなかった人)は、最後まで伸びませんでした。
決して難しいことではありません。
でも、やってみないと、考えただけで気づくことではありません。
知識や考え方をお伝えすることはできても「気づく」というのは、自分で起こす以外にないんですね。
5月31日の東京からスタートして、大阪、オンライン、名古屋と開催が続く「遠回りしない起業セミナー」。
ここでも、この記事の具体的なお話しをしたいと思っています。