紙の本はどうやって生き残るんだろう
まだ操作が慣れていないためにモタモタして、使い方がよくわからないKindle。
自分がコレを買うとは、思ってませんでした。
紙だからこそ、ページを手でめくる感覚があるからこそ、あの「重み」を手で感じるからこそ、本なのだ
と、思ってましたからね。
当たり前のことをあえて考えてみると、本(書籍)の本質とは「コンテンツ」、つまり「書いてある内容」なワケです。
それが石に刻んであろうが、竹簡や木簡に書いてあろうが、和紙に筆で書いてあろうが、「書いてある内容」に違いはないわけですよね。
違うとしたらそれは「風情」であって、「書いてある内容」に直接的な影響を与えない。
一方で、読む人の心を動かす要因として「風情」は大きな影響があるかもしれません。
レコード盤がCDに取って代わった時、「レコードならではの温かみのある音が・・・」と言っていた人がたくさんいました。
でも、いまだに新盤をレコードで聴いている人はわずかですね。
フィルム写真がデジカメに取って代わった時代も、そうでした。
カメラメーカーの予想をはるかに上回るスピードで、デジカメへの代替が進んだのです。
(その影響で、日本でも多くのカメラメーカーが撤退しましたね)
本は「流通」に特徴があるため、いまのところ、kindleで読むことができる本はタイトルが限られています。
だからすぐに「紙の本を何年も見ていない」ということにはならないでしょうね。
でも、確実に進んで行くでしょうね。
紙の本が大好きなワシなので、紙の本には残ってほしいと思います。
夜、翌日の予定を気にしながら小説を読みふけった日の記憶には、やっぱり「紙の本」が似合います。
子供にも、「紙の本」に親しんでほしいですしね。
【こんな本がデジタルになったらつまらないな】
「デジタルには無い、紙の本の本質は何か」
もしそれが「風情」というものであれば、カメラやレコードのような未来しか残されていませんね。
この記事を書いた人

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名古屋のスモールビジネスコンサルタント。
個人ビジネス、フリーランス、家族経営の売上アップ、経営安定化の支援。公的機関などからご依頼をいただいて小規模事業者向けのセミナー講師としても活動中。
個人ビジネス起業家向けビジネス入門塾「ワシ塾」を開催。主婦起業家や脱サラ起業の支援しています。
1965年名古屋市生まれ、名古屋育ち。システムエンジニアを9年、デザインスクール講師を4年経験後に、フリーランスや個人起業向けコンサルタントとして独立。
ミラサポ登録専門家、岐阜商工会議所登録エキスパート、(財)岐阜県産業経済振興センター登録アドバイザー、 (財)あいち産業振興機構登録アドバイザー
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