話すよりも聞いたほうが売れるんじゃないか説
ひさしぶりにファミマでコーヒーを買ったんですよ。
そしたら、いつの間にかコーヒーマシンが以前のモノとは変わっていました。
ボーっとしながら「コーヒーのS」というボタンを押して、そのあとに気がつきました。
自分が押したボタンのすぐ下に「濃いめ」ってボタンがあったことを。
見えているのに見えていない。
聞こえているのに聞いていない。
字を読んでいるのに理解していない。
よくあることですねぇ。
このページの内容
伝え方セミナーはあっても「伝えてもらう方法」のセミナーはない
一般的に会話って「聞く」と「話す」のセットですよね。
コミュニケーション全般で言うと「受け取る」「発信する」ということになるでしょうか。
でもセミナーなどの多くは「話す」「書く」「発信する」側のテーマばかりですよね。
なぜ「聞く」「読む」「受け取る」セミナーって、ないんでしょう?
人とお話ししていると
自分の考えを伝えることに一所懸命で、相手の話を聞くどころか相手の反応さえ見ていない。
タイプの方って、ときどきいますよね。
「自分が話し過ぎると、他の人が話す時間がないな」
「私のこの意見、みんなはどう思っているんだろう」
という「相手側の視点」が欠けていて
「わかってほしい」という自分の都合が優先されています。
ワシも、セミナーの場では「一方的に話す」立場になることが多いわけです。
それでも、受講者の方の反応を見たり、ときに問いかけてみたりして、できるだけ「対話」に近い形にしたいと思っています。
「聞く」のは「仕入れ」
ワシの場合、お客さんは「ご相談者」です。
ご相談業務の場合とくに、こちらから一方的に何かをお伝えしても、相手の方の問題の解決にはなりません。
まずは聞くことが大事なのです。
いくら相手が話ベタだったとしても、そこで遮って自分の話をはじめるのではなく、意味を確認したり、他のコトバに言い換えてあげるなりして、相手が話しやすいようにサポートすることによって、相手の方は話しやすくなります。
話しを聞くのは「情報を仕入れていること」なのです。
ということは、一方的に話している人は「新しい情報を仕入れる」ことができず、せっかくの会談の場でも、「自分が持ち帰ることができるモノ」はひたすらゼロに近くなってしまいませんか。
コミュニケーションは「聞く」からはじまる
相談を業務としている人でも、ある程度ご相談者のお話しが進むと「あぁ、そういうことならば」と早合点して、すぐに結論やアドバイスに入る人がいます。
一般のビジネスでも、多くの場合は「お客さんの困りごとを解決する」という視点に立った場合、「聞くこと」のほうが優先されると思いませんか?
伝えたい気持ちが大きいときほど、相手の話をよく聞くこと。
自分としては「聞く7」に対して「話す3」くらいのつもりでいると、ちょうど相手によっては「5:5」くらいに受け取っていただけると思ったほうがいいです。
「書く/話す/発信する」も大事ですけど、それに先立って大事なのは「読む/聞く/受け取る」ですからね。
自分が伝えたいことを一方的に話すよりも、相手の話をよく聞いたほうが売れますよ。
だけどセミナーで「聞き方」「読みかた」というテーマはウケないでしょうねぇ(笑
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