スモールビジネスの基礎から集客まで一気に学ぶ

公益財団法人東京都中小企業振興公社が運営する「Startup Hub Tokyo TAMA」より、「スモールビジネスの基礎」をテーマにした全4回のSkill Upセミナーシリーズをお任せいただきました。「起業の考え方」から「商品開発」「価格設定」「Web集客」まで、小さなビジネスを立ち上げ・軌道に乗せるために必要な要素を1シリーズで体系的にお伝えしています。
各回とも定員300?400名のオンライン開催で、全回とも申込受付が終了しています。
このページの内容
シリーズ構成
| 回 | 開催日 | テーマ | 定員 |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 2025年6月11日(水) | スモールビジネス起業の基礎 ?失敗しないために必要な考え方? | 350名 |
| 第2回 | 2025年7月8日(火) | 小さな会社の商品・サービス開発 ?リソースを最大限に活用する商品づくり? | 300名 |
| 第3回 | 2025年8月5日(火) | スモールビジネス価格戦略 ?利益を増やす値づけの方法? | 300名 |
| 第4回 | 2025年9月9日(火) | スモールビジネスのためのWEB集客 ?ブログを活用した効果的な集客法? | 400名 |
第1回(2025年6月11日)
スモールビジネス起業の基礎
?失敗しないために必要な考え方?
このセミナーについて
起業の失敗要因は「ビジネスモデル」「マーケティング」「運営管理」の3つに集約されます。第1回では、この3つの視点からうまくいく起業・失敗する起業の違いを解説しました。「画期的なアイデアより基本の積み重ね」「高速でテストを繰り返すこと」が、スモールビジネスを軌道に乗せる本質的な方法です。
こんな方に向けた内容でした
- 起業したいが、何から考えればよいかわからない
- 自分のビジネスアイデアに自信が持てない
- 起業後に壁にぶつかっている・不安を感じている
カリキュラム
ビジネスモデルの要因
儲かる仕組みはビジネスモデルで決まります。「できること・買う人がいること・儲かること」の3条件を満たすビジネスモデルを設計する考え方と、薄利多売・安定売上なし・在庫リスクなど典型的な失敗パターンを解説しました。「小さく早くはじめられるか」「繰り返し利用が期待できるか」を自己チェックする方法もお伝えしました。
マーケティング・営業の要因
「誰もいないところで商売をはじめる」「買わない人に売ろうとする」「伝え方がヘタ」という集客失敗の構造を分析。マーケティングは「お客さんを目の前に連れてくる仕組み」であり、顧客設定・商品・価格・訴求・売り方のすべてを含むという考え方を解説しました。
運営管理の要因
「わかっているのにできない」「計画を立てられない」「数字から逃げる」といった運営面の失敗パターンを取り上げ、自己管理・計画・メンタルコントロールの重要性をお伝えしました。起業がうまくいく秘訣の多くは地味で派手さのない要因にあります。
まとめ:チェックポイントの活用
3つの要因それぞれのチェックシートを使い、自分の事業アイデアの「失敗の芽」を事前につぶす演習を実施しました。
第2回(2025年7月8日)
小さな会社の商品・サービス開発
?リソースを最大限に活用する商品づくり?
このセミナーについて
「何を売るか」を決める前に「誰が買うか」を考える。第2回では商品・サービス設計の考え方を解説しました。売りたいモノを作ってから価格やターゲットを考えるのではなく、ビジネスモデル(誰に何をどう届けるか)から商品を設計し、小さくテスト販売しながら改良を繰り返すアジャイルなアプローチをお伝えしました。
こんな方に向けた内容でした
- 何を売ればよいか決め方がわからない
- 商品・サービス開発の考え方や流れを知りたい
- 手元のリソースを活かして商売を始めたい
カリキュラム
プロダクトの種類と特性
物理的な商品とサービスの違い、仕入れ販売と独自商品の差別化上の課題を整理。B2C(対消費者)とB2B(対事業者)の比較では、個人顧客は「ニーズの個別性が高く単価が低い」、法人顧客は「根本的なニーズが少なく高額にしやすい」という特性の違いをお伝えしました。
商品づくり=お客さん探し
「買うお客さんがいない商品は売れない」という原則から、まず買い手の存在と規模を確認してから商品仕様を決める順序を解説しました。AIを活用した「自分の強みや資産から売れる商品アイデアを引き出す」方法も紹介しました。
仮の商品をつくってテスト販売する
商品名・キャッチコピー・価格・届け方・期待効果など、仕様を一旦仮決めして市場に出し、フィードバックをもとに改良するサイクルを繰り返すことの重要性を解説しました。「最初のアイデアで改良なく売れ出すことは稀」であり、スピーディな改良こそが成功の鍵です。
第3回(2025年8月5日)
スモールビジネス価格戦略
?利益を増やす値づけの方法?
このセミナーについて
「安くすれば売れる」は思い込みです。第3回では価格設定の本質を解説しました。お客さんが払うお金は「モノそのもの」への対価ではなく、「どう感じるか」への対価です。ターゲット・商品・価格を一体で考え、目標から逆算して価格を設計するという戦略的アプローチをお伝えしました。
こんな方に向けた内容でした
- 価格をいくらに設定すればよいか悩んでいる
- 値下げしても売れない状況をどう打破するか知りたい
- もっと高く売るにはどうすればよいか考えたい
カリキュラム
価格競争が起きる構造と回避
価格競争は「同じに見える」から起きます。コーヒー1杯の価格が120?540円まで存在する事例を使い、「何に対してお金を払っているか」を分析。買い手の「関与」(こだわり・関心)が高い領域では価格競争は起きにくいことをお伝えしました。
目標から逆算する価格設定
年商目標→必要販売数→商品単価という逆算の考え方を解説しました。たとえば年商1,000万円を達成するために「何をいくらで何個売るか」を分解すると、実現に向けた具体的な商品企画が見えてきます。
高くする方法と価値の伝え方
「2時間の研修」ではなく「もっと儲かるための学び」、「一杯の緑茶」ではなく「くつろぎの瞬間」――買い手が得る価値を言葉にすることで価格を上げる余地が生まれます。アジアンマッサージサロンの実例(商品単価22%アップ・売上8ヶ月で約1.9倍)も紹介しました。
試し販売と価格の実験
価格もイッパツで正解を出そうとせず、複数の価格帯でテスト販売し、お客さんの反応を見ながら最適解を探るプロセスをお伝えしました。AIを使った市場調査・競合価格リサーチの方法も紹介しました。
第4回(2025年9月9日)
スモールビジネスのためのWEB集客
?ブログを活用した効果的な集客法?
このセミナーについて
「知り合いへの販売は最初の1回転目だけ」――継続的な売上には、見ず知らずの人に繰り返し出会える仕組みが必要です。第4回では、ブログを中心に据えたWeb集客導線の設計方法を解説しました。SNS・ブログ→メルマガ・LINEの流れでお客さんとの信頼関係を積み上げ、商品購入へとつなげる「仕組み」の作り方をお伝えしました。
こんな方に向けた内容でした
- 集客が行き当たりばったりで安定しない
- SNSを始めたが成果につながっていない
- ブログで集客できるようになりたい
カリキュラム
Web集客導線とは何か
「発信ツール単体」ではなく「集客の仕組み全体」で考えることの重要性を解説しました。広告・SNS・ブログで流入を得て、ランディングページを経由してメルマガ・LINEに登録してもらい、信頼関係を積んだうえで商品購入へつなげる流れを図解しました。
ブログの役割と有効性
Googleで仕事を依頼したい人が検索する以上、ブログは今も有効な集客手段です。担当者自身のブログがビジネス誌からの取材依頼やセミナー集客(月20?30名)につながった実例を紹介しました。「AI時代のAEO(AI検索最適化)対策もSEOの原則と同じ」という現代的な視点も追加しました。
ブログSEOの要点と実務
E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を軸とした「よいサイト」の条件、5,000?8,000文字・複数回の改訂・6ヶ月継続という具体的な取り組み方を解説しました。AIを使ったブログ記事作成の方法(テーマ・ターゲット・SEOキーワード・CVを設定してChatGPTに執筆ベースを作らせる)も実演しました。
コンバージョンと導線のつなぎ方
ブログに人を集めても「次のアクション」がなければ意味がありません。メルマガ登録・資料ダウンロード・問い合わせなど、コンバージョン(CV)の設計と導線接続の方法をお伝えしました。また、デザインより先にコンテンツを充実させるという優先順位の考え方も解説しました。
シリーズを通じたポイント
- 「失敗の芽をつぶす」視点で構成。成功事例より失敗事例の方が再現性が高いという考え方で、各回とも失敗パターンの分析を軸に進行しました。
- AIを各テーマに組み込んで解説。市場調査・商品企画・価格設定・ブログ執筆など、各回でAI活用の具体的な方法を紹介しました。
- 演習・ワーク付きの参加型進行。自社のビジネスアイデアをその場で当てはめて考える時間を各回に設けました。
- チャットでの質疑応答を毎回実施。受講者がリアルタイムで質問を投稿し、セミナー後半の質疑で取り上げる形式を採用しました。
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