新規事業のアイデアをAIで生み出すコツ

新しい事業を考えたいけれど、いいアイデアが浮かびません

新規事業のアイデアは「次の一手」を考える中小企業の社長さんの多くが悩んでいることです。

でも、いざ考え始めてみると、なかなか良い新規事業のアイデアって出てきませんよね。

このブログ記事ではAIの力を借りながら「自社ならでは」の新規事業アイデアを作り上げていく方法を考えていきます。

この記事でわかること
  • 「まったく新しいこと」をする必要はない
  • AIで新規事業アイデアを出すポイント
  • 既存事業を活かした「シナジー」の考え方
  • AIを「新規事業アイデアを考える仲間」にする方法

他の類似コンテンツの「新規事業アイデアの羅列」とは異なり、「自社ならではの強みを生かした新規事業をAIとともに作る」というスタンスで書かれている点がこの記事の特徴です。

この記事の信頼性

スモールビジネスコンサルタント高橋浩士(ワシ先生)
従業員20人程度までの個人事業~中小企業専門のコンサルタントです。
自治体(県や市)、商工会議所などの経営相談員やセミナー講師も務めています。
経済産業省認定の「経営革新等支援機関」。

このページの内容

「新規事業アイデアが出ない」は経営者の共通課題

なぜ新規事業のアイデアは出にくいのか?

多くの経営者さんが「新しいことを始めたい」と思ったとき「まったく別の業種」を考えがちです。

たとえば、

  • 製造業が飲食店を始めようとする(なぜか実に多い)
  • 印刷会社がフィットネスジムをはじめる
  • 建築設計事務所がアパレルブランドを立ち上げる

一見、思い切った挑戦のように見えます。

また、かならずしも「うまくいかない」とは言い切れません。

しかしこうした「非関連事業(=今の事業と関係のない分野)」への参入は実際にはとてもリスクが高いのです。

なぜなら、それはその業界のシロウトの新規参入になってしまうからです。
新規事業なのだから思い切った「まったく目新しいこと」をしなくては

と考えすぎてしまうのでしょうか。

でもこれまで全く経験のなかった業界の知識も、人脈も、ノウハウもゼロから。

まさに、初心者として一から学び直す状態になります。

これでは、よほど勝算がないかぎり経験豊富な競合に勝つのは難しいですよね。

多くの新規事業がつまずく「落とし穴」

まったく新しい分野に飛び込めば、チャンスがあるはず

そう考えるのは自然なことです。

でも、実際にはその考え方が落とし穴になることがあります。

多くの中小企業が新規事業でつまずく理由は、 アイデアが悪いわけでも、やる気が足りないわけでもありません。

今ある強みを活かせていないことが原因なのです。

たとえば、こんなケースがあります。

  • 製造業がカフェを始めたが、ノウハウ不足で1年もたず閉店。
  • 印刷会社が通販を始めたが、在庫リスクと価格競争で赤字続き。
  • 建設会社が不動産事業に手を出したが、営業スタイルがまったく違い苦戦。

これらの事例は、どれも「経験のない分野」で戦おうとした結果です。

本業で培ってきた技術や顧客との関係を活かせていない。

つまり、会社のリソース(=持っている強みや資産)を活かしていないのです。

新規事業に成功している中小企業は何をしたのか

では、うまくいく会社は何をしているのでしょうか?

答えはシンプルです。
「既存事業の強みを、別の形で使っている」のです。

たとえば、

  • 印刷会社が「パッケージデザイン企画」へ事業を拡大した。
  • 製造業が「職人技を持つ人材の派遣」をはじめる。
  • コンサルティング会社が「企業研修」をはじめる。

どれも「まったく新しい分野」ではありませんね。

もともと持っていた技術やノウハウを、違う角度から活かしただけです。

これが今やっている事業の強みを生かした相乗効果「シナジー」の考え方です。

中小企業が成功する新規事業アイデアは「今ある強み」から

新規事業アイデアは「まったく違うことをやらなきゃ」と考える必要はないんですね

新規事業というと、「これまでとまったく違うことを始める」と考える人が多いです。
でも実際には、それが一番リスクの高い方法です。

中小企業が生き残り、次の柱を育てるためには、「今ある事業の延長線上」で考えることが重要です。

今やってる事業(既存事業)があることで新規事業もうまく行きやすくなる「シナジー効果」を狙うわけです。

ここでは、その考え方を「シナジー型発想」と呼びます。

新規事業の2つのタイプ

新規事業には、大きく分けて2つの方向性があります。

非関連事業型
今の事業とまったく関係のない分野に参入する。
関連型事業(シナジー型)
今ある強みや資源を使って、新しい価値を生み出す。

大手企業の新規事業でも「関連型」であることがほとんどです。

なぜあの企業があの分野に?

と思うようなまったくの「非関連型新規事業」に見える事業もというケースは現在ではあまり見られません。

「非関連」に見えてもシナジーを活かしている大手企業の新規事業例

セブンイレブンの「セブン銀行」
コンビニ店舗という「物理的な顧客窓口」があるためにATMを店内設置でき、新規顧客をすばやく獲得できる。
(顧客シナジー、投資シナジー)
サントリーの健康食品
発酵技術、酵母技術を活かして健康食品に進出することができる。
(技術シナジー)
ヤマハ発動機の農薬散布ドローン
ヤマハはすでにトラクターなどで農業分野に浸透してるため農業関連事業を展開しやすい。
(顧客シナジー)
富士写真フィルムの化粧品
かつての「写真フィルム」で培った乳液化の技術や微粒分子のノウハウを化粧品開発に活かしている。
(技術シナジー)

非関連事業型は、たとえば「印刷会社が飲食店を始める」ようなケースです。
思い切った挑戦のように見えますが、実際には経験のない分野で一からやり直すことになります。

一方、シナジー型は「印刷会社がデザイン支援や販促物制作コンサルティングを始める」ような展開です。
つまり、本業の延長線上で「派生事業」をつくる形です。

自社の場合にはどんな派生事業が考えられるんだろう

ポイントはそこですね。

これまでの業務を長年続けていると、どうしても柔軟な発想が出にくくなります。

そこで登場するのがAIです。

シナジーとは「強みと市場(お客さん)の掛け合わせ」

シナジー(synergy)とは、直訳すると「相乗効果」という意味です。

ここでは「自社の強み」と「市場(お客さん)の変化」を組み合わせることを指します。

たとえば─

強み:地域密着の営業力 × 市場の変化:オンライン化

→ オンライン商談支援サービスを開発。

強み:製造現場の改善ノウハウ × 市場の変化:人手不足

→ AIや自動化の導入コンサル事業を展開。

このように、持っている力を「新しい形」に変えるだけでも、立派な新規事業になります。

AIを使えば、この「掛け合わせの発見」を高速で行うことができます。

AIは膨大なデータから「今、何が求められているか」を瞬時に整理してくれるからです。

AIと新規事業アイデアを考える

AIは、大量の情報をもとに「つながり」を見つけるのが得意です。

つまり、あなたが気づいていない自社の可能性を引き出してくれるのです。

「今の自社の経営環境」を詳しく伝えるほど、強みを活かした新規事業アイデアを生み出してくれる確率が高まります。

印刷会社がこれまでの経験を活かしてできる新しい事業アイデアを5つ出してください

だけではなく

オフセット印刷機によって厚紙に微細な文様や色表現ができる印刷技術を活かしてできる新しい事業アイデアを5つ出してください

といった具合に、「より詳しく」AIに話しかけることで、新しい組み合わせや新規事業アイデアが出てくることがあります。

社歴、技術、現在のサービス内容や価格設定、顧客層、社内メンバーなど、できるだけ詳しく自社の環境をAIにレクチャーすることが大事です。

もちろん、出てきたアイデアがすぐに実行できるとは限りません。

でも「考えるきっかけ」としてはとても有効です。

AIはブレインストーミング(=自由にアイデアを出す会議)を 一人でもできるようにしてくれるツールなのです。

AIを使った新規事業アイデア発想の5ステップ

ここからは、実際にAIを使って新規事業のアイデアを生み出す方法を、5つのステップで紹介します。

難しいことはありません。ChatGPTなどのAIに、少しずつ自社のことを話しかけていくだけです。

AIを“相談相手”と考えて、気軽に会話するイメージで進めていきましょう。

ステップ1|AIと「自社の棚卸し」をする

まずは、あなたの会社のことをAIに教えるところから始めましょう。

きわめて重要なステップです。

AIは、与えられた情報をもとに考えます。ですから、あなたの会社の強みや特徴をきちんと伝えることが大切です。

たとえば、こんなふうに話しかけてみましょう。

私の会社はワイヤー放電加工機やプレス加工機を使用した金属加工業です。
主に小型の試作品を小ロットで製作しています。
自動車の電装品や小型家電のコネクタなどを作ることが得意です。
精密さが高いわりに短納期に対応することができます
この強みを活かした新規事業アイデアを5つ挙げてください。
(※実際にはもっと詳しく記述することをオススメします)

するとAIは、「今ある強み」をもとに、他分野への応用やサービス化の提案をしてくれます。

ここでのポイントは「何を売っているか」「何を作っているか」ではなく「どんな力を持っているか」を伝えることです。

とはいえ「何を売っているのか」「何を作っているのか」を詳しく伝えれば、AIはあなたの「強み」をうまく引き出してくれます。

たとえば、「金属加工」ではなく「精密なモノづくりの技術」と伝えたほうが、発想が広がります。

コツとしては「商品の説明」だけではなく「人の力」「技術」「信頼関係」といった「目に見えない資産」を伝えることです。

ステップ2|AIに「顧客の変化」を聞く

次に、お客さんの変化や新しいニーズをAIに聞いてみましょう。

新規事業のヒントはいつも「顧客の変化」の中にあります。

AIにこんな質問をしてみてください。

中小製造業の顧客は、近年どのような課題に直面していますか?

※ここでも「顧客」をもう少しきめ細かく設定した方がいいです。

AIは社会全体の流れやトレンドをもとに 「人手不足」「脱炭素」「デジタル化」「コスト上昇」などの変化を整理してくれます。

こうして出てきた変化の中から「自社が貢献できそうなテーマ」を探すのです。

ここでも新規事業アイデアが思いつかなければ、AIに尋ねてみればOKです。

このような市場の変化に対して、ウチの会社はどのような新規事業で貢献できそうですか?

このように、顧客の課題 × 自社の強みを掛け合わせると、現実的な新規事業アイデアが見えてきます。

「市場を広げる」よりも、「目の前のお客さんの困りごとを解決する」と考えると発想が具体的になります。

ステップ3|AIに「異業種の成功事例」を聞く

自分の業界だけを見ていると、発想が狭くなりがちです。

そこで役立つのが、異業種の成功事例です。

AIにこんな質問をしてみましょう。

金属研磨業が、自社の強みを活かして新規事業を成功させた事例を教えてください。

これは「金属プレス加工業」さんが異業種である「金属研磨業」の事例を尋ねているパターンです。

他のマッサージサロンであればネイルサロンの事例を尋ねてみるなど「よく似ているけどちがう業種」で尋ねてみる点がポイントです。

AIが堪えてくれる事例の中で「これ、うちでも応用できそう」と思うものを見つけるのが目的です。

他業種の事例は「そのまま真似る」のではなく「エッセンスだけを借りる」のがコツです。

ステップ4|AIに「ビジネスモデル」を描かせる

アイデアが出てきたら、次はそれを「ビジネスの形」にする段階です。

ここではAIに「ビジネスモデルキャンバス」を描かせてみましょう。

※ビジネスモデルキャンバスとは、 「どんなお客さんに、どんな価値を提供し、どうやって利益を出すか」を整理する図のことです。

AIには、こんなふうに頼んでみましょう。

「製造業が自社の工程管理ノウハウを他社に提供する」事業を、ビジネスモデルキャンバス形式で説明してください。

AIは

  • 顧客セグメント(誰に売るか)
  • 価値提案(何を提供するか)
  • 収益構造(どう稼ぐか)

などを整理してくれます。

これを見ながら、「この部分は現実的か?」「どんな初期投資が必要か?」と考えていきます。

紙に書き出して検討するのもおすすめです。
AIが出した答えを「鵜呑み」にせず人間の経験で修正することが大事です。

ステップ5|新規事業アイデアをAIで具体化する

最後のステップは、AIを「考える相棒」として使うことです。

AIは、アイデアを出すだけでなく、それを磨くための会話相手にもなります。

たとえば、

このアイデアにはどんなリスクがあると思いますか?

と聞けば、AIはリスクを列挙してくれます。
さらに、

この事業を実現するために、最初の3か月でやるべきことは何ですか?

と尋ねれば、具体的な行動計画も提案してくれます。

アイデアが固まったら次にやることはこの「プラン化」です。

この記事では「新規事業アイデア発想」をテーマとしているので、この話題「新規事業の立ち上げ計画」はまた別の記事で触れることにします。

また、AIに「想定顧客のペルソナ(=理想的なお客さん像)」を作ってもらったり 「競合との差別化ポイント」を考えてもらうこともできます。

こうしてAIと何度もやり取りするうちに、 自分でも気づかなかった「事業の形」が見えてくるはずです。

AIはあくまで「補助脳」。最終判断はあなた自身。けれど、考えを整理する力は抜群です。

次の章では、こうしてAIを使って生まれた「新規事業アイデア」を、どのように既存事業とつなげていくかを見ていきましょう。

既存事業を活かした新規事業アイデア発想3つのパターン

この記事の冒頭でもお伝えした通り、新規事業を考えるときには
「まったく新しいことをやらなきゃ」
と思う必要はありません。

むしろ今の事業をどう活かすかを考えるほうが、中小企業にとってはずっと現実的で成果につながりやすい方法です。

ここでは「既存事業を活かす3つの発想パターン」を紹介します。

横展開型|ノウハウや技術を別の分野に広げる

横展開とは、いまの強みを別の業界や顧客層に応用する発想です。

たとえば「印刷会社が製造業のマニュアル作成を支援する」といった形。

「やっていること」は変わらないけれど「提供先」や「使い方」を変えることで、新しい価値が生まれます。

  • 印刷会社 → パッケージデザインや販促企画支援へ
  • 建設会社 → オフィス改装や店舗空間プロデュースへ
  • 製造業 → 自社部品を異業種(医療、農業など)へ供給

どれも、自社の強みを他の分野に「水平に広げた」だけです。

これならゼロから始めるよりずっと早く形になります。

AIに「○○業が、これまでの技術を他業界に活かせる方法を提案してください」と聞いてみると、意外な組み合わせを教えてくれます。

縦展開型|既存顧客の課題をさらに深く解決する

縦展開とは、いまの取引先や顧客にもう一歩深い価値を提供する発想です。

たとえば、印刷会社が「チラシを作る」だけでなく、「どうすれば反応が上がるか」まで提案するようになると、それはもう「新しいサービス」です。

  • 製造業 → 取引先向けの教育・研修サービス
  • 税理士事務所 → 経営改善のコンサルティング支援
  • デザイン事務所 → SNS発信やブランド構築のサポート

つまり、今の顧客にもっと深く関わるという方向性です。

新しいお客さんを探さなくても、売上を増やすチャンスが生まれます。

AIに「○○業の既存顧客が、まだ気づいていない困りごとは?」と質問してみてください。意外と「もうすぐ頼まれそうな仕事」が見えてきます。

並走型|自社のノウハウを他社に提供する

並走型は、いま自社で取り組んでいることを他社にも提供する発想です。

たとえば、自社の業務効率化やAI導入を経験した会社が「同じ課題を持つ他社を支援する」事業を始めるケースです。

これは、AI時代に特に増えている新規事業アイデアの形です。

  • 製造業 → 自社で構築したAI生産管理システムを外販
  • 建設業 → 自社の安全教育プログラムを他社に提供
  • 飲食店 → 自店舗の接客マニュアルや背客指導ノウハウを講座化

このパターンは、実際にやってきたことを「経験資産」として販売するので、信頼性が高く、初期投資も少なくて済みます。

AIに「○○業が自社で成功した取組を他社に提供するなら、どんなサービスが考えられますか?」と尋ねると「経験の外販アイデア」が出てきます。

「今ある強み」は宝の山

どのパターンにも共通しているのは、「まったく新しいことを探す」のではなく、
「すでに持っているものを新しい形に変える」という考え方です。

AIを使えば、こうした発想をもっとスピーディーに試すことができます。

  • 自社の強みを整理してAIに伝える
  • 顧客の変化をAIに教えてもらう
  • 異業種の成功例をAIから学ぶ

そうして出てきた「組み合わせの種」が、次の柱になる新規事業アイデアへと育っていきます。

「自社が自覚している強み」だけでなく、自社の活動を日ごろからAIと相談しているとAIが「強み」を指摘してくれたりしますよ。

成功する企業の「AIとの付き合い方」

ここまで、AIを使って新規事業アイデアを生み出す方法を紹介してきました。

でも同じAIを使っていても実際に成果を出す企業と出せない起業は何がちがうのでしょう?

同じツールを使っているのに、なぜ結果に差が出るのか?

ここでは、新規事業アイデアを生み出すことに成功するための「AIとの付き合い方のコツ」を紹介します。

AIに聞く前に、AIに教える

多くの人はAIに対して、「すごい答えを出してくれるもの」と思いがちです。

でも、実際にはAIは「鏡」のような存在です。

あなたが与えた情報が、そのまま反映されます。

つまり、AIに正確に教えれば教えるほど、いい答えが返ってくるということです。

たとえば「尋ね方」で返答の質は大きく変わります。

×:新しい事業のアイデアを出してください
〇:プレス加工による精密部品の試作を得意としています。この強みを活かして新しい事業アイデアを出してください

AIは文脈を理解して考えるツールなので、
「どんな会社で、どんな強みを持っていて、どんなお客さんを相手にしているか」
をできるだけ具体的に教えることが大切です。

AIに「考えさせる」のではなく、「自社のことを理解してもらう」。
その積み重ねが「賢い相棒」をつくる第一歩です。

まとめ|AIを新規事業アイデアを生み出す社外ブレーンとして活用する

新規事業というと
「新しい分野に挑戦する」
「今とはまったく違うことをやる」
そんなイメージを持つ人が多いかもしれません。

でも実際には「まったくの新しいこと」よりも「今あるものの新しい使い方」が、成功への近道です。

中小企業にとっての新規事業アイデアとは、ゼロから作るものではなく、自社の経験や資産を再発見することなのです。

中小企業が新規事業に取り組む意味や「どうやって進めていくのか」についてはこちらの記事も参照してください。

中小企業の新規事業開発の進め方【低予算低リスクではじめるコツ】

AIが教えてくれる「あなたの会社の可能性」

AIは、あなたの代わりに考えてくれる魔法の箱ではありません。

けれども、あなたの頭の中を整理し、見落としていたつながりを教えてくれる存在です。

たとえば—

  • あなたの会社がこれまで積み上げてきた技術やノウハウ
  • 取引先や顧客との関係性
  • 今の世の中で求められている変化
こうした点と点をつなげて「まだ見ぬ組み合わせ」を提案します。

AIは、あなたの会社を外から見てくれる“社外ブレーン”のような存在。

そして、そのブレーンは一度話しかけるだけでなく、会話を重ねるほどに、あなたの考え方を学び、深く理解してくれるようになります。

「考える力」を取り戻す時代へ

AIを使うことで、私たちは「考えなくてよくなる」のではありません。

むしろ「考える力を取り戻す」ことができるようになります。

なぜなら、AIが補足をしてくれるからです。

迷ったときや思いつかないとき、AIが「助け舟」を出してくれるので、あなたは立ち止まることなく考え続けることができるようになります。

新規事業アイデアづくりの最初の一歩は「対話」から

ここまで読んでくださったあなたに、ひとつお願いがあります。

今日、ほんの5分でもいいので、ChatGPTなどのAIに話しかけてみてください。

たとえば

私の会社は○○業です。これまでの経験を活かしてできる新規事業アイデアをみつけたいです。
そのためにどんな情報を提供すればいいですか。

たった2行。
でも、その2行が「新しい発想」の扉を開くきっかけになります。

AIが返してくれた答えに「ピンとこない」と思っても構いません。

そこから質問を重ねるうちに、きっと自社らしい道が見えてきます。

新規事業アイデアを発掘して「次の柱」を見つけよう

AIは、未来を予言してくれる存在ではありません。

でも、未来を一緒に考えてくれる存在です。

あなたが大切にしてきた事業の「これから」を、あなた自身の頭とAIの知恵で描いていくことができます。

それが、これからの時代の「すばやくリスクの少ない新規事業のつくり方」になっていくはずです。

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うちもAIを使って新規事業の方向性を整理したい

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