中小企業の問題解決力。どうすればその問題は解決できるのか
では「問題解決力を高めるには」という話しをしてみましょうか。
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スモールビジネスコンサルタント 高橋浩士(ワシ先生)
個人事業から最大スタッフ10人程度までのスモールビジネス専門のコンサルタントです。
自治体(県や市)、商工会議所などの経営相談員やセミナー講師も務めています。
中学のときから勉強していた「問題解決力」
突然ですが、学生のころ数学って得意でしたか?
いまでは、もう少し数学に力を入れておけばよかった、って思ってます。
数学を勉強することの意味が、オトナになってからわかったからです。
ちがうんですよ。
実は数学は「問題の解きかた」という、日常でも事業経営でも役立つ、実践的な練習をしていたのです。
これを自分の頭で考え、推理しながら進めていく力を養っていたんですね。
経営での問題解決は数学的
いまから数学を勉強しなくてもいいんです。
数学「的」な考え方を取り入れることで、仕事上の問題も解決できる可能性は高まります。
数式を駆使する必要はありません。数学のように考えればいいのです。
半世紀以上も前の1956年に出版された「いかにして問題をとくか」という数学の名著があります。
この中に書かれていることが、数学だけではなく「あらゆる問題を解くことに利用できる」ということに多くの人が気づき、今でも読まれています。
どうすればその問題は解決できるのか
半世紀以上前の本「いかにして問題をとくか」に書かれているヒントを参考にして、「ビジネス上での問題解決力を高めるには」という課題に置き換えて読み解いてみましょう。
とくに大事なのは、最初の「何を解決しなくてはいけないのかを明らかにする」って部分です。
目標から「解決すべき問題」を明らかにする例
- 目標:売上を1年以内に2倍にする
- 問題:いま売上が足りていないこと
- 解決すべきこと:売上不足の原因は何か?現状の何がマズいのかを明らかにして修正すること。
↑この場合は問題ではなく目標がスタートになっていますが
目標を阻害する要因を問題としてとらえれば、同じことです。
そして、絡まっている要因や条件を整理します。
要因や条件の例
- リソース(時間、人、予算、知識や経験)はどれくらいあるか
- 周囲の協力はどれくらい得られるか
- 目標を達成するために使えるものは何か
問題を解決していく手立て、手順を考えます。
似たような事例はないか
おそらく世の中には、自分以外にも同じ問題を抱えている人がこれまでにもたくさんいたはずです。
彼らは、どのように解決したのか?
事例や解決法を調べます。
「事例」や「公式」をたくさん持っている人は、問題を解決できる可能性が高まるのです。
「あの方法を使えば、解決できるかもしれない」
という方法を見つけたら、その方法を実践する計画を立てます。
実践段階では、進み具合や、思った通りには行かない「現実の壁」を乗り越えていくことが大事です。
その上で、いつの間にか「解決しなくてはいけない問題」がすり替わったり、方法が目的になっていたりするので注意しましょう。
実践していく上で、計画通りにはいかない場合にはそのつど修正していきます。
うまく問題を解決できたら
を考えます。
とくに「うまく行った手法そのもの」をメソッド化して販売できる可能性があります。
問題解決力を高めやすい人
「この問題を抱えているのは、自分が世界で初」
という状況でない限り、公式や例題をたくさん知っている人が問題を解きやすいのです。
数学ではじめての問題を見たとき「あの公式を使えるのではないか?」という引き出しが多い人のほうが、問題を解けそうですよね。
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