人気企画のタネのさがしかた
先週の土曜に、何かをきっかけにふと気がついたことがありました。
地元の食品スーパーの駐車場から車を出すときのできごとです。
スーパーの裏口ちかくで、従業員さんと思しき数人の男性が、タバコをふかしながら談笑していました。
この光景を見て、ワシはなんだか懐かしくなったんですよね。
「欠けているモノ」をみつける
今はほとんどの会社に「喫煙室」なんてなくなってしまったのでしょうか。
以前は小さな会社にも「喫煙室」があって、そこが喫煙者同士のコミュニケーションの場になっていました。
くだらない会話はもちろんのこと、そこからアイデアが出ることもたくさんあったのです。
ワシも以前は喫煙者だったので、喫煙室にはコミュニティ機能があったことを、よく知っています。
世間のタバコに対する扱いが以前とは変わったことによって、喫煙室が持っていたコミュニティ機能も失われました。
あの喫煙室のコミュニティを、懐かしがっている人はいるのではないか?
今でも会社では休憩室などで、コミュニケーションは行われているのでしょう。
でもひとりで仕事をするようになったワシにはそのコミュニティがありません。
仕事の合間の同僚とのおしゃべり、よかったよな。
ひとりで仕事をしている、他の人たちも、同じような思いでいるんじゃないだろうか。
思いついたその日にFacebookグループで立ち上げたのが、文字通り「ひとりビジネスの休憩室」です。
今のところ、ワシのFB友達だけが参加可能にしてあります。
このコンセプトがウケたのか、お知らせしたら2日で50人も人が集まってきました。
「みんな、求めていたのかな」ってことがうかがえました。
つまり「ひとりビジネスにとっての休息のための気軽なコミュニティ」は「今の世の中に欠けていたもの」だったのです。
これが「ニッチ」すなわちスキマですね。
「欠けているモノ」はどこにあるのか
彼女のメルマガの新規登録者数が、いつもの6倍に増えたことがありました。
何をしたのかというと「告知記事用の文章テンプレートを配布した」のです。
つまり、こういうことです。
イベントや新サービスの告知記事を書くのって頭を使うし大変ですよね?
このテンプレートに沿って書けば、誰でもモレの無い告知記事が書けちゃいます。
欲しい方はメルマガ登録してくださいね。
そしたら、メルマガ登録者数がいつもの6倍になった、ということだったんです。
「告知記事を書きたいけど、上手に書けない人が多い」という「不満」をみつけたから、できたことですね。
「不」を埋めろ、とよく言われます。
人が持っている不満、不足、不安、不備などの「欠けているモノ」を見つけ、それを満たしてあげれば、人は集まってくる、ということです。
時代のズレ、スキマでもあります。
「タバコに対する社会の見方が変わり、喫煙室のコミュニティ機能が失われた」
ということも、時代が変化したからこそ生まれた「欠けているモノ」ですね。
たとえ伝統産業であっても、あなたの業界の周りにも、かならず変化が起きているはずです。
先端技術でなくても、時代の変化による新たな不便、不満が生まれているはずです。
たとえば、いま世間を騒がせているのが、芸能事務所のマネジメント問題。
旧態依然とした企業体質と、世間の現代的な感覚に「ズレ」が生じています。
人手不足なのに、いまだに機械的な単純作業を人がやっているのを見ると「ズレ」を感じます。
こういったズレが、新しいビジネスのチャンスなのです。
芸能人の活動をサポートする新たなビジネスが生まれそうな予感がします。
あなたの周囲で、それを探してみましょうね。
新商品や新サービスは、そのようにして生まれます。
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