知識のコスパ。知っていると本当にオトクなのか?

ビジネスに役立つことを学んだほうがいいことはわかっています。
でも学ぶための時間や手間を考えると、
「その時間を使って仕事をしたほうがオトクなのではないの?」
と感じてしまいます。

たしかに、不得意なことを克服するために時間を費やすより、その時間を使ってお金を生み出したほうがオトクな気もしますね。

知っていれば、もっと早く、もっと安く解決できたのに

この記事テーマを思いついた理由があります。

先週末、パソコンが突如として不調を起こしました。

こんなことがあると

パソコンのハードウェアに関する知識がもう少しあれば、修理代やパーツ交換など、もっと早く安く解決できるのになぁ

って感じちゃうんですよね。

でもこれ、ほかのことについても言えますよね。

知らない場合と、知るために時間を費やした場合で、けっきょくどちらがオトクなのか?

たとえば、あなたがパソコンが苦手だと仮定します。

  • ホームページにちょっとした変更を加えるために、毎回お金を払って、プロに頼む場合。
  • 「自分でホームページが変更できるように勉強した場合。

この二つのコストのかかり方について、どちらがオトクなのか考えてみましょう。

知らないと、恒久的にコストがかかる

まず、ホームページに変更があるたびに、プロに頼んでいた場合は、依頼のたびにコストがかかります。

知らないと「ずっと」コストがかかり続ける。ってことです。

たとえば、毎月のホームページメンテナンス料に1万円を払っているとすると、

1万円 × 12ヶ月 = 120,000円

コストがかかります。

実際には、ホームページは数年に一度、作り替えることが多いでしょうから、数年に一度、さらにコストがかかる計算になります。

このばあい、自分でホームページをメンテナンスできるようになれば、毎年12万円を浮かせることができます。

ではホームページをメンテナンスできるようになるためには、どれだけの時間と費用が必要なのか?

ってことが大事になってきます。

知るためには、大きなコストがかかるが、徐々にコストがかからなくなる

ホームページの更新ができるように、勉強を始めた場合。

書籍代だとかセミナー代などの費用が発生します。

それよりも大きなコストは、あなた自身の時間です。

学ぶために多くの時間がかかります。

勉強している時間、あなたは仕事ができないわけですから、その時間をつかって仕事をすれば得られたであろう利益を失います。

これを機会費用といいます。あなたの時間もコストなのです。

一方で、勉強することにより徐々に簡単なホームページ更新はできるようになり「更新にかかるコスト」は減っていきます。

だけど最初のうちは難しい更新はまだプロに任せるでしょうから、減らせるコストは一部です。

勉強を始めた当初は、更新のためにかかるコストは今までと変わらないのに、勉強にかかるコストも加わるので、今までよりもコストが増加します。

勉強が進むにつれて、勉強にかかるコストも、ホームページ更新にかかるコストも減っていきます。

グラフ上では、オレンジ色を「知らないためにかかるコスト」、濃い赤を「知るためにかかるコスト」として分けてみました。

「何を知るか」の選択が課題になる

知らないよりも、知ったほうがオトクなので、勉強しましょう

という結論になります。

でもここで問題が起きます。

世の中は「知らないよりも知っていたほうがオトクな情報」ばかりなので、勉強に明け暮れてしまうことになるのです。

  • 家電製品も、買い替えるより自分で修理できたほうが安い。
  • 自動車も、自分で車検に出せたほうが安い。
  • パソコンも、自分で組み立てたほうが安い。
  • リフォーム屋さんにお願いするよりも、自分でDIYができたほうが安い。

世の中「知っておいたほうがオトクな情報だらけ」ということです。

そうなると、何かを選択して、何かを選択から外す、という取捨選択が必要になってきます。

ここで、合理的に判断するのであれば「トータルでどっちがオトクなの?」ということになります。

選ぶ基準は額と時間

たとえば、「電気代が浮く、家電のオトクな使用法」なんて情報がよく流れてきますよね。

じっさいに年間の電気代を5,000円ぶん浮かせるために、どれだけのことをしなくてはならないか?

ということを考えると、ワシはこの手の情報をすすんで利用しようとは思いません。

もちろん、こういったことを楽しんでやれる人には向いていると思います。

だけど、単に「費やす時間(=コスト)と、それによって得られるメリット」を考えた場合、「もっと得する知識」を得るために時間を使ったほうが有効だと考えるわけです。

どれだけのコストをかければ、どれだけ得をするのか

これはビジネス上で判断をするばあいにも、とても大事な基準です。

世の中、得する情報だらけなのです。

得するために、それらの情報に振り回されていたら、本末転倒ですよね。

知ると、だんだん得をもたらしてくれる知識

知ることによって、だんだんコストが減る知識は、たしかに魅力的です。

でも、単にコストが減るだけではなくて「利益をもたらしてくれる知識」であれば、コストをかけてもよいと思えませんか?

これは、知識の中に「コストを減らすだけの知識」と「メリットももたらしてくれる知識」が存在する、というわけではありません。

活用のしかた次第です。

マネタイズできる知識がいちばんオトク

たとえば、「パソコンが自分でメンテナンスできるようになる」ために、勉強をしたとします。

すると、「パソコンがダメになったら毎回買い替える人」に比べて、コストを削減できますね。

だけどこれだけだと「コスト削減効果」しかありません。

そこで「自分でできるパソコンメンテナンス講座」などを開くことができるようになれば、知識が利益を生み出してくれるようになるわけです。

これができれば、知識は単に「コスト削減効果」があるだけではなく「利益」をもたらしてくれます。

もちろん、得た知識を「自分で使うだけのばあい」と「人に教えるばあい」では、知識量や詳しさに大きな差が出てきます。

だから、教えようと思ったら「知るために費やすコスト」も、より大きくなります。

だからこそ「どの知識を選ぶか」という選択は、さらに重要な意味を持つようになりますね。

どうせなら知ることによってより大きな利益をもたらしてくれるような知識を選ぼう、ということです。

誰でも同じ知識でマネタイズできるわけではないので注意

読者のかたからご指摘をいただいたので、ここで一つ追記しておきます。

「マネタイズできる知識」だとか「コストを削減できる知識」といっても、注意が必要です。

同じ知識が、すべての人に同じように効果をもたらしてくれるわけではありません。

たとえば「ホームページをメンテナンスできる知識」を新たに得た場合のメリットについて考えてみます。

デザイナーさんや、パソコンの先生の場合、あらたに「ホームページに関する知識」を得ると、効果が大きいですね。

それによって仕事の幅が広がるからです。

一方で「書道の先生」があらたにホームページを麺店ナンスできる知識を知ったとしても、それは「自分のホームページがメンテナンスできるようになる」という限定的なメリットになるかもしれません。

いまの仕事、今持っている知識との相乗効果(シナジー)によって、「その知識を知っておいたほうがオトクかどうか」は変わってくる、ということです。

まとめ:知識はコストを減らしてくれるが、どの知識を選ぶかが課題

世の中の知識の中には、「知ってても意味がない知識」ってものもあるかもしれません。

だけどそれは「利用可能性」次第です。

つまり

使う機会がなければ知っていても意味がないし、使うことによって何らかのメリットがあるのなら、知っている価値がある。

ってことです。

知識はコストを減らしてくれたり、メリットをもたらしてくれます。

だけど、世の中にある「すべてのメリットになる知識」を知ることはできません。

ある意味では世の中を知ることが「何を知っておくべきなのか」を知ることとイコールなのではないかと思うんですよね。

ワシもまだまだ、知りたいことだらけです。

  • 知っているか知らないかで、コストや利益に大きな差が出る。
  • コストの減り方、利益の増え方は、知識の種類や活用の仕方によって異なる。
  • 知識は利用してマネタイズすることもできる。
  • 「シナジー」によって、同じ知識でももたらす効果が増加する。
  • かける時間と、減らせるコスト、増やせる利益を考えて「どの知識を選ぶか」を決める。

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