その「こだわり」でドツボにはまる

昨日お知らせした「ヒミツの商品企画会議」は、募集人数が少なかったこともあって、早くも残席あと3名になりました。

興味のある方はお早目にお申し込みくださいね。

こだわれば売れるのか?という問題

昨日食べた「どんどん庵」の「かき揚げおろしきしめん」です。

名古屋とその近辺にあるセルフ式のチェーン店で、お手軽な価格で食べられるのが魅力です。

お手軽価格で食べられる一方で、名店のような「こだわり」はあまり感じられません。

出汁なんか、水道の蛇口から出てきますからね(笑

あ、だけどウマいんですよ。

うれない「こだわり」には商売的な価値はない

起業する前の人や、起業したての人のコトバには特徴があります。

「自分の想い」や「こだわり」が話題の重要なポイントを占める、という点です。

いっぽうで、営業を継続している経営者の人は違います。

「想いやこだわり」がある、という点では違いはありません。

ですが話題は「現実に起きている問題や課題」が中心になるのです。

そのこだわりには、お客さんにとっての価値があるのか?という現実的な点が大事なのです。

たとえば、伝統的な和菓子に「こだわり」がある和菓子店があるとしましょう。

今の時代、「フルーツ大福」だとか、甘さや大きさが控えめの和菓子が主流ですよね。

ここで「本来の日本の和菓子にはそのようなものはない」という「こだわり」をもって、昔ながらのガツンと甘くて握りこぶし大もあるような和菓子ばかり作ってると、人気が出ないかもしれません。

その和菓子職人にとっては「正当なこと」「正統なこと」が、お客さんに受け入れられるとは限らないのです。

しばらく続けて売れないようなら「こだわり」を棄てる覚悟を

もっと違うサービス、違うやり方をすれば、売れる可能性が出てくるのに。

相談者のかたとお話ししていて、そう思うことがよくあります。

道徳に反することや、まったく違う商売をオススメするわけではありません。

たとえば、さきほどの和菓子職人さんに「フルーツ大福も売ってみたら?」「少し小さめにしてみたら」とおススメする程度です。

でも、そのひとの「こだわり」が、それを許さないために、なかなか商売的に伸びない、というケースもよくあるのです。

「ではフルーツ大福を売れば、小さめにしたら売れるのですか?」

それはわかりません。

コンサルタントは預言者ではありませんからね。

ただ「可能性の一つ」を挙げているだけです。

こだわりは、よい商売を生み出す可能性がある一方で、多くの可能性をつぶすきっかけにもなります。

いちど妄想でもいいので「こだわり」と「偏見」を棄てて、想像力を膨らませてみてください。

「売るもの」「売りかた」は、もっとたくさんの可能性があることがわかると思います。

「そのこだわりに価値があるのかどうか」は、お客さんが決めるのです。

買ってもらえないこだわりは「ひとりよがり」と同じです。

売れている人の多くは、いろんなサービス、いろんな売り方を試したうえで「お客さんに評価されるもの」を探し当てた人です。

「怖がったり嫌がったりしないで、スピード感を持っていろいろと試すことができる人」にならないと、なかなか売れるようにはなりません。

冒頭の「きしめん」。

「気軽に食べたい」というお客さんのニーズを満たすためには、「こだわり」はかえって邪魔なのかもしれません。

「どれだけこだわっているか」と「どれだけお客さんに支持されるのか」は、直接的には関係がないのです。

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この記事を書いた人

高橋 浩士
高橋 浩士
名古屋のスモールビジネスコンサルタント。
個人ビジネス、フリーランス、家族経営の売上アップ、経営安定化の支援。公的機関などからご依頼をいただいて小規模事業者向けのセミナー講師としても活動中。
個人ビジネス起業家向けビジネス入門塾「ワシ塾」を開催。主婦起業家や脱サラ起業の支援しています。

1965年名古屋市生まれ、名古屋育ち。システムエンジニアを9年、デザインスクール講師を4年経験後に、フリーランスや個人起業向けコンサルタントとして独立。
ミラサポ登録専門家、岐阜商工会議所登録エキスパート、(財)岐阜県産業経済振興センター登録アドバイザー、 (財)あいち産業振興機構登録アドバイザー

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