ブログネタがない人のための「ネタ切れの原因3つと対策3つ」
ブログがネタ切れにならないような対策はありますか?
「ブログが続かない原因」としてよく挙げられるのが「ブログのネタがない」です。
ブログのネタ切れ対策ができれば、ブログを続けることがうんとラクになります。
とはいえ、とくにビジネスの集客のためにブログを運営しているのだとしたら、「記事ネタは何でもよい」というわけにはいきません。
- ブログがネタ切れになる理由
- ブログがネタ切れにならない人は、何をしているのか
- イザ書こうと思ったときにブログネタがない場合のさがしかた
- ブログのネタ切れにならないための日ごろの工夫
- スモールビジネス専門のコンサルタント
- 自治体や商工会議所での創業セミナー/経営相談員
- 起業家、個人事業主、中小企業の相談件数が220件以上
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スモールビジネスコンサルタント 高橋浩士(ワシ先生)
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自治体(県や市)、商工会議所などの経営相談員やセミナー講師の委託も受けていますので、あるていど安心していただけるかと思います。
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このページの内容
ブログがネタ切れになる原因3つ
ふだんから継続的に情報発信できる人がいる一方で、いったいなぜ「ブログがネタ切れ」という状況が起きるのでしょうか?
「ブログのネタ切れの原因」という問題点を分類してみました。
ブログがネタ切れになる原因
- 本当はブログネタはあるのに気づいていないだけ
- インプット不足
- ブログネタの使い方が効率的でない
- ブログテーマに問題がある
これらを切り口にして、ブログネタ切れ状態の解消法をさぐっていきます。
目の前にあるネタに気づいていないだけ
「ブログネタがない」のではなくて「目の前にあるネタに気が付いていない」ということが多いです。
アフィリエイターやプロのブロガーではなく、自分のビジネスの集客のためにブログを書いている人のばあい、
原則として「ブログのネタ切れ」はあり得ない。
と言えます。
なぜかというと、日々の業務がすべてブログネタになり得るからです。
たとえば「パーソナルトレーナー」さんであれば、それぞれの筋肉のトレーニング法だけではなくて、毎日の「お客さんとのコミュニケーションそのもの」がブログネタになります。
- さいきんはリモートばかりで肩がこる。
- セミナー講師で長時間立っていると腰に来る。
こういった「お客さんとのコミュニケーション」は、やりとり自体がブログネタの宝庫です。
ほかにも
- トレーナーさんが使っているトレーニング器具ってどんなの?
- トレーニング用品はどこで買っている?
- 〇〇な人にオススメのサプリは?
- 〇〇市でジョギングに向いているコースは?
といった、わざわざネタを考えるまでもなく、ふだんから仕事の中でやっていること、扱っていることはすべてブログネタになりえるのです。
「ふだんから話題にしているその話題がブログネタになる」
と気がついていないだけなんですね。
「ブログのネタ切れ」を感じるとき、実際には本当にブログネタがないのではありません。
ネタ切れだと”感じている”だけであることが多いのです。
ブログのテーマが狭い
ブログそのもののテーマの設定のしかたによって、ブログはネタ切れに陥りやすくなります。
たとえば「健康」をテーマにしたブログと「頭痛予防」をテーマにしたブログだと、後者の方がテーマの幅が狭いので、ネタ切れしやすくなりますね。
だけど、もしあなたのブログのテーマを「健康」というように大きく設定すると、大手のキュレーションサイトなどと競合するようになり、太刀打ちできなくなります。
- テーマが狭すぎると、ブログのネタ切れを起こしやすいし、集客効果も限られる。
- テーマが広すぎると、大手キュレーションサイトと競合しやすく、SEO効果も低くなる。
ブログのネタ切れも起こさず、大手のサイトとも直接競合しないためには、この2点のバランス調整が大事です。
ブログのテーマを設定する際には「誰を相手にしないのか」を決めると、そのブログネタの特徴が際立ちます。
このブログでは
- ガチの人たち「自分で自分のメシを食わなくてはいけない」ガチな人を対象にしている。
(副業や「ゆるふわ起業」は相手にしていない。) - やや「むずかし目」に設定している。
(少しむずかしいと感じただけで避けてしまう人は相手にしていない) - 「すでに事業を興している人」を相手にしている。
(これから起業する人、起業にあこがれているだけの人は相手にしていない)
といった設定をしてから、ブログのテーマや方向性が明確になってきました。
ブログのテーマが明確になれば、書くべきことも明確になる。
とても基本的なことですが、大事なことです。
圧倒的なインプット不足
ふだんからのお客さんを相手に業務をおこなっている人はブログネタに溢れている。
ということは、仕事がヒマな人は、ブログネタに乏しくなりがちです。
お客さんとのやりとりは、一種の「インプット」です。
つまりブログネタを仕入れていることになるのです。
仕事がヒマな人はお客さんとのやり取りも少ないため、「ネタの仕入れ」がなくなるのです。
そんな場合には、意識的にブログネタを仕入れる必要が出てきます。
「ノウハウ系」でビジネスをしている人は、ふだんから情報インプットは欠かしていないでしょうから、そこからブログネタを探すことができそうですね。
ブログのネタ切れ防止策3つ
インプットが大事とはいえ、本に書いてあったことをそのままブログネタにしていると、次の問題点があります。
- 自分のブログ記事ならではの独自性を発揮できない。
- 著作権などの知的財産権に抵触する可能性がある。
「おとなりの業種」からブログネタを仕入れる
この「おとなりの業種からブログネタを仕入れる」は、とっておきの有効な方法です。
ワシの場合、仕事は経営コンサルティングなので、ブログネタはマーケティング、経営の話題が中心です。
でもこれって、ワシの同業他社も同じですよね。
ほかの経営コンサルタントと同じような「マーケティングの基礎」なんて発信をしても、独自のブログネタが発信できません。
彼らのブログからヒントをいただいて「これのテーマを自分のお客さんに取り入れるとしたらどんなアドバイスになるか?」といった視点でブログネタにしていきます。
他の業種からブログネタを仕入れることで「独自のブログネタ」が生まれやすくなる、ということです。
自分の業界内部の情報だけをインプットしていると、同業他社と話題がカブりやすくなり、ブログのネタ切れに陥りやすいです。
他業種の情報を、自分の発信に活かす発想を持ってみましょう。
ブログネタの仕入れ先となる情報源を増やす
ブログネタは「自分の業界情報」よりも少しだけズレたところ、つまり「おとなりの業種」にあります。
「おとなりの業種」とは、次のような業種のことです。
たとえば、「ヘアサロン」と「整体院」は、商品やサービスの形態が似ていますね。
- 来店型のサービス業である。
- 一般顧客を対象としている。(企業が相手のビジネスではない)
さらに「美容院」と「エステサロン」であれば、客層も似てきます。
このように業種としては違うけど、自分の業種とよく似ているところは、ネタがたくさん詰まっています。
他のメディアと使いまわす
とはいえ、ひとりの人間が生み出せるブログネタって限られています。
1年に何冊もビジネス書を出すすごい著者さんっていますけど、彼らの本を何冊も読むと、どの本もだいたい同じことを言っていることがわかってきます。
ただ、各本のテーマに沿って「切り口」を変えているだけなんですよね。
つまり「使いまわしている」ってことです。
現時点で、ワシの主な発信ツールはTwitter、ブログ、メルマガの3つですが、この3つのメディアの間でネタをグルグル回しているような印象です。
とくにTwitterは読んでいる人からの反響も得やすく、その反響が新しいブログネタになったりします。
ブログのネタ切れ防止に使えるツール活用法
ブログのネタ切れ防止のために、ブログネタになりそうなテーマを思いついたら、Twitterに書くようにしています。
このときはブログネタにするか、メルマガネタにするか、セミナーのネタにするかといったことは、決めていません。
「思いついたらすぐツイート」が原則です。
ツイートできない場合には手帳に書き出したり、自分で自分にメール送信したりしておきます。
自分宛てのメール
もうひとつブログのネタ切れ防止のための「ネタ帳」として使っているのが「自分宛てのメール」です。
Twitterをネタ帳として使う場合、少なくとも「思いついたネタ」を「まとまった意味のある文章」にしないと、ツイートできません。
でも「ブログネタを思いついた直後」って、意味のある文章であることは少なく、単なるキーワードであることが多いです。
外出先や寝る前など「ツイートにまとめるのもメンドクサイ」という場合は、以下のようにしてネタをストックします。
- 思いついた「キーワード」を、スマホからメールで自分宛てに送る。
- メールのタイトルを「メルマガネタ」「ブログネタ」「セミナーネタ」などとする。
- 自分に届いたメールは、メールソフトの「フィルター機能」を使って「ネタ」だけを自動的にフォルダにまとめる。これが「ネタ帳」になる。
- ブログやメルマガを書くときには、「ネタ帳」から選びたい放題。
実際のメールの内容は、この画像のように「ほかの人が読んでもわからない、キーワードレベルの短い内容」です。
だけど、自分が後で読んでわかればそれでいいのです。
ブログネタって、せっかく思いついても、短時間ですぐに忘れてしまいます。
思いついた時にネタ帳としてストックしておくのを欠かさないことが大事です。
同じブログネタは何度書いてもOKにすればブログはネタ切れにならない
「いちど書いたブログネタは2度と書いてはいけない」と思っている人が多いですよね。
大事なことは何度もくりかえし書いたっていいのです。
だけど、ブログの場合には注意が必要で、同一のテーマの記事を複数書くと、SEOの効果が低下することがあります。
なのでたとえば
「ブログネタのさがしかた」
について、同一のテーマで書きたい場合には
- ブログネタの書き留めかた
- ブログネタさがしに役立つネタ元ブログのさがしかた
のように、テーマは同じでも論点をズラしながらブログネタを増やしていくとイイですね。
まとめ:ブログネタ切れへの対策2つの基本
ここまでの内容をまとめて「ブログネタ切れへの対処法」を2つ挙げます。
- ブログのテーマを明確にする。
- 少し異質な情報との「かけ算」を意識する。
何のために、誰のためにというテーマが明確になっていれば、おのずと「何を発信すべきか」がわかってきます。
ブログのテーマを明確にする
あまり売れていない人や、自分のビジネスの方向性が定まっていない人が「ブログネタ切れ」という状態に陥りやすいのは、自分のビジネスのテーマを書き出して明確にしてみましょう。
やや異質な情報と掛けあわせる
同業者と似たようなブログにならないためのポイントは「異質な情報との掛けあわせ」です。
あなたの業種とよくにた商品、よく似た販売方法を採用している「違う業界」の情報にも幅広く触れて「自分の頭で考える」クセをつけると、「自分オリジナルのブログネタ」が発信できるようになりますよ。
- 異質な情報とのかけ合わせによって、ブログネタのバリエーションを「掛け算」で増やすことができます。
- 「掛け合わせ」によって、オリジナリティのあるブログネタを作ることができるようになります。
おまけ:ブログネタの仕入れ先としてオススメのメルマガ
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