オンラインビジネスのはじめかた【オンライン起業のコツ】
オンラインビジネスでの起業は、予算が少ない「ひとり起業」にとって、とても有利な方法です。
オンラインビジネスでの起業であれば、パソコン一台、デスクから一歩も動くことなく、マネタイズ(お金を生むこと)も可能です。
- オンラインビジネスとは何か?
- 個人事業でもオンラインで儲けられるのはナゼか?
- オンラインビジネスで起業するには、どんなビジネスが向いているのか?
- オンラインビジネスで起業するために最低限必要なモノは?
- スモールビジネス専門のコンサルタント
- 自治体や商工会議所での創業セミナー/経営相談員
- 起業家、個人事業主、中小企業の相談件数が220件以上
- 1年で売上を2倍にするなど成果実績
スモールビジネスコンサルタント 高橋浩士(ワシ先生)
個人事業から最大スタッフ10人程度までのスモールビジネス専門のコンサルタントです。
自治体(県や市)、商工会議所などの経営相談員やセミナー講師の委託も受けていますので、あるていど安心していただけるかと思います。
ワシ自身も、事業売上げの80%以上が「オンラインビジネスでの事業収入」です。
このページの内容
オンラインビジネス起業とは
オンラインビジネスでの起業することは、「オンライン起業」「ネット起業」などとも呼ばれています。
オンラインビジネスで起業すること、つまり
「オンライン上(インターネット上)で仕事の大部分が完結するビジネス」のことです。
明確な定義があるわけではないので
という、はっきりとした線引きがあるわけではありません。
パソコンとインターネット接続環境、わずかな周辺機器だけで起業が可能なため、移動先でも仕事がしやすい「身軽な起業」として人気です。
オンラインビジネス起業の有利な点
オンラインビジネスでの起業は、個人やフリーランスなどの「一人起業」がビジネスをはじめるにあたって、スピーディに、小さなリスクと少ない予算で立ち上げられる条件が揃っています。
オンラインビジネスをはじめる場合、次のような条件がそろっていると、成功しやすいと言われています。
オンラインビジネスでの起業を成功させる条件
- 資本ゼロあるいは小資本で始められる
- 利益率が高い
- 在庫を持たない
- 定期的に一定額の収入が入ってくる
- お客さんの増加に伴って「自分の大変さ」が増えない
工夫次第ではこれらの条件をすべて揃えたビジネスをスタートさせることができます。
オンラインビジネスに限らず「少ない予算での起業」に興味があるかたは、こちらの記事もおススメです。
オンラインビジネスに向いている業種
オンラインビジネスで起業をはじめる理想的なケースとしては
というものです。
教育系、教材、塾などの「情報商品」が、もっとも早くスタートさせることができます。
なので、業種としては
- 先生業、講師業
- カウンセリング、アドバイザー、コンサルティング
- クラブ活動、サークル活動
がオンライン起業のアイデアとしていちばん向いています。
ほかにも
- ネットショップで物品を販売する
- ネットショップでマンツーマンのサービス(カウンセリングなど)を販売する
- デザイナーさんやライターさんがネット経由で受注して納品する
といったビジネスでもオンラインビジネス起業と言えますが、さきほどの「オンライン起業を成功させる条件」のいずれかの条件が成り立たないケースが増えます。
なので、たとえば「ネットショップで物品を販売する」というビジネスを選んだ場合、早く成功パターンやノウハウを構築して
「ネットショップ成功法」
といった情報商品の販売やオンライン教室などを開いたほうが、一人起業のばあいにはビジネスとして軌道に乗りやすくなります。
オンラインビジネスに限らず起業は「ビジネスモデルの選択」がカギ
オンラインビジネス起業では「オンライン上で起業する」という点ですでにある程度ビジネスモデルが絞り込まれている点が特徴です。
とくに予算が少ない個人でのオンライン起業では、ビジネスアイデアの選択で大きく「成功する可能性」が変わってきます。
「ひとりビジネスのビジネスモデル」については、こちらの記事にも記してあります。
オンラインビジネスで人気の「あのビジネス」はどうなの?
オンラインビジネス起業で人気のビジネス1:クラフト作品のネットショップ販売
「手作りクラフト作品をオンラインショップで売る」というオンライン起業のアイデアは、よくご相談をいただきます。
結論から言うと「より大きなお金を稼ぎたい」という考えでオンライン起業を検討している場合、「手作り作品のオンライン販売」という企業アイデアは、あまりおススメしません。
次のようなケースであれば別です。
- 趣味の延長線上で、お小遣い稼ぎになればいい。
- ほかの人や工場に作ってもらうので、自分は売るだけ。(この場合にも在庫の問題は残ります)
- すでに他の販路で販売している商品があるのでオンラインでも売りたい。
さきほどの「オンライン起業を成功させる条件」のうち
- 在庫を持たない
- お客さんの増加に伴って「自分の大変さ」が増えない
が満たされないからです。
とくに問題なのが「売れると自分の負担が増えてたいへんになってしまう」ことです。
「商品ひとつを作るためにかかる時間」と「商品を売るために必要な時間」を考えると、すぐに「売上げの限界」に達してしまいます。
売れれば売れるほど、時間的にも体力的にも負担がかかる構造になっていることが多いので、「手作りクラフト作品のネットショップ販売」は、オンライン起業のアイデアとしてはオススメしません。
「趣味の延長線上なのでお小遣い稼ぎ程度でOKなんです」
という場合は、やってみると楽しいと思いますよ!
オンラインビジネス起業で人気のビジネス2:Webライター
ひとことでライターさんと言っても、広告企画の段階から携わるプロデューサー的な人から、「文字起こし」に近い下請け作業まで、さまざまです。
ひとつの仕事を引き受けて完成させるまでに労力が必要なことから、デザイナーさんなどのお仕事と同じく、ライターさんのお仕事も原則として労働集約性が高いお仕事です。
記事内容から自分で企画し、書き上げるような仕事であっても、文字単価(1文字あたりのギャラ)は1~4円程度で、場合によっては1円を切る場合もあるようです。
実際には先方とのやり取りや打ち合わせを含めると、あまりオイシイ仕事とは言えませんね。
以上のような条件から、オンライン起業のアイデアとしての「ライターさんのお仕事」について、以下のような事が言えます。
- 得意な専門分野があって、高単価なお仕事ができるのならOK。
- 企画段階から携わって、高単価が狙えるのならOK。
多くの著名ライターさんが「ライティング塾」やオンラインサロンを開いているように、「仕事が増えると大変さが増え、限界が訪れやすい」という点に考慮が必要ですね。
オンラインビジネス起業で必要なもの
教材などを販売するオンライン起業を選択した場合、立ち上げに必要なものは
- 自分の専門分野のスキル
- パソコンと通信環境
- オンラインビジネスで起業する上で必要なIT知識
だけでスタートすることができます。
もちろん、ビジネスをスタートするためにはブログを立ち上げたほうが有利なので、準備したほうがいいです。
こちらも最初はきわめてローコストで立ち上げることができます。
デザインなどの細かい点にこだわって完成度を高めることに時間をかけるよりも、サッサと立ち上げてしまうことがポイントです。
そのほか、実際にビジネスをスタートする前に用意しておいたほうがよいモノについてお伝えしておきます。
商品(サービス)
販売するものが動画であれば動画を用意しておく必要があります。
プロのYoutuberのように編集しようと思うとそこで時間を浪費し、スピードを損ねてしまいます。
商品もできるだけ早く作り上げ、販売しながら「磨き上げ」に時間をかけるようにします。
ブログ
告知するための発信手段が必要です。
ブログだけでじゅうぶんなわけではなく、ブログはあなたの「情報発信基地」として機能し、そのほかにSNSやYoutubeなど、使えるものは何でも使って告知します。
これをやらないと、いくらいいサービスを作っても売れませんので、力を入れましょう。
オンラインビジネスでの販売/決済手段
お知らせしただけでは、お客さんは買うことができません。
ネットショップ構築サービスやオンラインサロン構築サービス、有料記事販売サービスなどを利用して、「売ること」「お金を受け取ること」ができるようにしておきましょう。
さいきんは「ネットショップ(物品販売)」向けの決済サイトだけではなく「サービス販売」に特化した決済サイトも出てきたので、オンライン起業の場合にはこちらの方が向いているかもしれませんね。
オンラインビジネスで無料ショップサイトを使う場合の注意点
BASEやSTORESはもともと「物販」の通信販売を支援するサービスです。
セッションやオンライン動画といった「オンライン商品だけ」を取り扱うショップに対しては、審査が厳しいようです。
以前は審査が緩かったのですが、最近は規約が厳しくなり、「オンライン商品のみ」を取り扱う業者としては、ちょっと便利さが損なわれるようになりました。
ただし、物販も行っているようなお店は、いまも審査が通りやすいようです。
あくまでワシ自身と周囲の人たちから集めた情報です。詳しくは直接たずねるのが安心だと思います。
オンラインビジネスで起業したときの仕事の獲りかた
いわゆる「集客をどうするか」という問題です。
これにはいくつかルートがあって、業種やサービスの提供方法などによって、適したルートが異なります。
もちろん、ルートはいくつか持っていたほうが有利なので、これらのうち2つは手段として持っておいたほうがいいですね。
- SEOで検索経由を狙う
- SNSで人間関係をベースに売っていく
- クラウドソーシングサイトで仕事を得る
- アナログでオフラインな営業をおこなう
集客から料金回収にいたるまで「完全オンラインで完結」を目指す場合「アナログでオフライン営業」は選択肢から外れると思います。
実際、Youtuberなどは「完全オンライン」を実現しているように見えるかもしれませんが、実は裏では地道な「リアル営業」をしていることも多いです。
たとえば、こんなことです。
- 地域のコミュニティや会合に顔を出す。
- SNSで知り合った人たちとのオフ会。
- 勉強会やセミナーで人脈構築。
リアルな営業活動というと
もともとリアル営業がイヤだからオンライン起業を目指しているのに。
と感じるかもしれません。
ビジネスの基盤が整い、ネット上での知名度が上がるまでは、オフライン活動も積極的に行うほうが、最終的に「完全オンライン」を達成するには近道かもしれません。
オンラインビジネスで起業する際の注意点
オンラインビジネスでの起業は、小資本でスピーディに立ち上げることができるため、副業での立ち上げや、主婦の立ち上げも目立ちます。
そのぶん、失敗する人も後を絶ちません。
小資本なので失敗しても知れているので、その点は安心でしょう。
ただこれによって、かえって心配な点があります。
コストがかからないぶん、いつまでも売上が上がらなくてもズルズルと続けることができてしまう点。
なのです。
「生きている死体」という意味で、はんぶん死にかけているのに、いつまでもズルズルと生きている状態
コストやリスクがある商売であれば、どこかで「見切り」が必要なのですが、コストがかからないぶん、いつまでも「夢」を追い続けてしまうことができるということです。
実はこのような「リビングデッド状態の人」はとても多いのです。
これを回避するには「事業計画を作る」「撤退条件を設ける」など、計画性や戦略性がポイントになってきます。
まとめ:オンライン起業は気軽に始められるぶん、ズルズルやらない注意が必要
オンライン起業は、専門分野の知識とパソコンがあれば始めることができてしまいます。
そのぶん、うまくいかなくてもズルズルと同じやり方にしがみついてしまう人も多いです。
リスクが低いのですから、しばらくやってうまくいかなかったら、どんどんほかのやり方を取り入れたり、変化させていくだけの柔軟性が必要です。
おまけ「オンラインビジネスで起業したい人」にご案内
この記事を書いているワシは2021年2月現在、ほぼ100%オンラインビジネス化しています。
2020年3月の「感染症による緊急事態宣言」以降、全面的に仕事をオンライン化しました。
そして完全にオンラインビジネス化したいま、新型ウイルス騒ぎ以前よりも、売上は伸びています。
という方は、ぜひこちらの無料メール講座で「コンテンツ商品の作り方や売り方」を学んでください。
【無料】小さな会社の売上を2倍にするメールマガジン
- 「小さな会社だから体力勝負」はキツイ
- ビジネスモデルや事業計画を見直したい
- 地元産業や業界の古いやりかたから抜け出したい
- 少人数なのに大きな売上を上げている人がどんなやり方をしているのか知りたい
週3回のペースで配信中です。
売上や利益を増やしたいのなら「読む価値」があります。