自分に合ったビジネスコミュニティを探すコツ

自分に合ったビジネスコミュニティを探すには、どうすればいいですか?

ビジネスに限らず、「自分が所属するコミュニティ選び」を間違えると、時間もメンタルも大きくロスします。

この記事では自分に合ったビジネスコミュニティを探し出すためのコツをお伝えしますね。

この記事でわかること
  • ビジネスコミュニティとは
  • なぜビジネスコミュニティ選びに失敗するのか
  • 自分に合ったビジネスコミュニティを選ぶには
この記事の信頼性

スモールビジネスコンサルタント 高橋浩士(ワシ先生)
個人事業から最大スタッフ10人程度までのスモールビジネス専門のコンサルタントです。
自治体(県や市)、商工会議所などの経営相談員やセミナー講師も務めています。
ワシ自身も「ひとりビジネス向けのオンライン勉強会」というコミュニティを2019年から運営しています。

ビジネスコミュニティとは

ビジネスコミュニティとは、ビジネス/事業をテーマとして人が集まり、交流する「場」や、集まり、枠組みといった「プラットフォーム」を提供している団体、グループのことです。

公的な団体や、業界主導のコミュニティ、コンサルタントやビジネスタレントが主催する私的なコミュニティがあります。

またリアルに集まるコミュニティや「オンラインサロン」のようにオンライン上に存在するコミュニティで分類することもできます。

業界団体

〇〇業協同組合、〇〇業協会など。

公益財団法人のような公共性の高い団体や、名称はよく似ていても営利目的の私的団体もあるので注意。

商工団体/経済団体

商工会議所、商工会などの公益財団法人などのほか、よく似た名称の団体が複数あって、慣れていないと混乱しがちです。

商工会議所、商工会は国の認可を受けた非営利の経済団体です。

よく似た(意図的に似せている)名称の私設機関や、営利目的の機関もあるので注意が必要です。

私的団体

勉強会、起業塾、異業種交流会、サークル、オンラインコミュニティなど。

個人や企業が自分たちの意思でメンバーを集めているもの。

個人のコンサルタントが主催している起業塾やオンラインサロンの多くは、これですね。

立派な建物を持った公共団体から、個人的なサークルのノリで集まったコミュニティまで、その信頼性や活動内容、団体そのものの性格にも大きく違いがあります。

注意点としては「立派な名称」や「公的に見える名称」だと安心してしまう傾向があるため、団体の主催者や目的をよく調査することが大事です。

名称での注意事項

「〇〇協会」などという名称がついていると、公的団体のように感じられるかもしれません。

「公益財団法人」の場合は、公益法人認定法に基づいて政府から公益性を認定された「ほんとうの意味での公的な性格のある団体」といえます。

※ただし政府機関、公的機関、公共団体という意味ではなく、あくまで「公益性のある事業を行っていると認められた団体」という意味なので注意。

一方で「一般社団法人」などは、とくに「公共性、公益性」がなくても誰でも設立できます。

名称だけで「なんとなく信頼」しない方がいいですね。

Googleで検索して、そのビジネスコミュニティの主催者や存在目的も調べておいた方がいいですね。

ビジネスコミュニティを選ぶコツ

誘われて異業種交流会に行ってみたけど、自分のサービスを売り込みたい人たちだらけで、うんざりしました。

自分の期待とはちがうコミュニティに参加してしまうと、時間とお金をムダにしてしまいますよね。

自分に合ったビジネスコミュニティを探すためには、以下のような基本的なコツがあります。

ビジネスコミュニティに所属する目的を明確にする

あなたはなぜ、ビジネスコミュニティを探しているのでしょう?

人脈を広げて、勉強するためです。

もう少し、ビジネスコミュニティに参加する目的を明確にしてみましょう。

  • 起業したばかりの個人事業者と、地元の老舗製造業が勉強するべき内容は、同じでしょうか?
  • 人脈とは、具体的にどのような人たちでしょうか?そもそもなぜ人脈が欲しいのでしょうか?
  • 数年後、あなたがどうなっていれば「そのビジネスコミュニティに所属した価値があった」と感じられるのでしょうか?

あなたが「見込み客に出会えればいいな」と思って参加するコミュニティは、ほかの人たちも同じ目的で参加している可能性が高いです。

すると、あなたが参加しても、お互いに売り込みをかけ合うばかりで、何の勉強にも人脈にもなりませんね。

ビジネスコミュニティへの参加の必要性をあらためて考える

そもそも目的が明確でなければ「自分の目的に合ったコミュニティ」を探すことはできません。

  • 情報が欲しいだけならば、コミュニティに参加する必要があるのでしょうか?
  • 人脈が欲しいのなら、SNSでも可能なのでは?

そもそも、コミュニティに参加することは、リソース(時間やお金)を食われることなのです。

目的を達成するために「コミュニティに参加すること」が妥当なのか、見直してみましょう。

ビジネスコミュニティへの参加は多くの場合、時間やお金がかかります。

ビジネスコミュニティに参加しなくてもその目的は達成できるんじゃないの?

という点を、改めて考えてみましょう。

自分が目指す目標や分野に合わせたビジネスコミュニティを選ぶ

「仲間と飲み会などで楽しみたい」という目的の人と「勉強したい」という目的の人とでは、その目的意識が大きく違います。

「主催者が掲げているコミュニティの目的」と「実際に参加しているメンバーの目的」が大きくズレていることも多いです。

主催者は「勉強会」のつもりなのに、メンバーは「飲み会のために集まっている」というビジネスコミュニティも珍しくありません。

あなたが目指している目的は、そのコミュニティで達成できるのか、自分の目で確かめてみましょう。

メンバーの質を確認する

ビジネスコミュニティに参加する前に、そのコミュニティのメンバーの質を確認することが大切です。

じっさいに参加してみなくても、今の時代はSNSなどでメンバーの言動をチェックすることだって可能です。

  • メンバー同士が仲たがいしていないか。
  • コミュニティを批判しているメンバーがいないか。
  • コミュニティ外でどんな活動をしているのか。
  • どんな事業内容の経営者たちなのか。
  • 特定の思想に偏っていないか。
  • 強制力や圧力のようなものを感じないか。

複数のメンバーが集まれば、仲のいい人と、あまりよくない人が現れるのは当然です。

大事なのは、「それでもうまくやっていこう」という姿勢やコミュニティの意思が感じられるかどうかです。

メンバー数や組織の構造をチェックする

メンバーの数によって、そのコミュニティの性格は異なってきます。

  • 数人のコミュニティではお互いに顔を見知っていて互いに親近感がありますが、100人を超えると「こんな人いたっけ?」という状態になります。
  • メンバーが増えると、よく似たもの同士が「サブコミュニティ」を作り始めます。「分科会」のようなものですね。
  • メンバー数が増えるとその管理のために、役割分担や階層構造(エライ人と下っぱ)が出来上がりやすいです。
  • オンラインサロンのような「オープンコミュニティ」だと、人数が増えても「フラットな関係」を維持しやすいです。

中小企業と大企業、保育園の「ぞう組」と「マンモス大学」をイメージすればわかりやすいですね。

これも、どちらがよいという問題ではありません。

規模のちがいによるビジネスコミュニティの傾向をおさえておきましょう、ということです。

開催方式や参加方法をチェックする

ビジネスコミュニティはオンラインのものやオフラインのものがあります。

またコミュニティによっては

  • 定例会への参加
  • 他のメンバーのサービス利用や、商品の購入
  • ビジネスコミュニティが開催するイベントへの労働奉仕

などをきびしく義務付けている場合もあります。

そのような「運営ルール」は事前にチェックしておくと、後々のトラブルを回避することができます。

参加費用以外の費用も確認する

ビジネスコミュニティには、参加費用が必要な場合があります。

自分の予算に合わせたコミュニティを選ぶために、参加費用を確認することが大切です。

見落としがちなのが「参加費用以外にかかる費用」です。

たとえば「毎月一回の飲み会への参加」が義務付けられている場合、かならずその「飲み会の費用」も出費されるわけなので、「コミュニティに参加するための費用」として見込んでおいたほうがいいです。

これらのコツをベースにして、実際にコミュニティを選ぶばあいの「現実的なチェックポイント」についてお伝えします。

ビジネスコミュニティを選ぶチェックポイント

注意すべきポイントはわかりました。実際に見つけたコミュニティのどんな点をチェックすればいいでしょうか?

「このコミュニティはどうかな?」と思った際の、具体的なチェックポイントについてお伝えしますね。

どのような「くくり」のメンバーなのか

たとえば、公共系のビジネスコミュニティでは「地域」でメンバーがくくられている場合が多いです。

同じ地域であれば、さまざまな業種や、さまざまな事業規模の経営者が集まってくることになります。

ビジネスコミュニティの「くくり」の例

  • 地域
  • 事業のステージ(起業段階、2代目社長など)
  • 事業規模(個人事業者、株式会社など)
  • 業種、業界

「〇〇地域の創業者のみ」というように、複数の「くくり」によるビジネスコミュニティも存在します。

どの「くくり」が良くて、どれが悪い、ということではありません。

あなたの目的に合った「くくり」を選ぶことが大事です。

ビジネスコミュニティの「温度」を測る

温度とは、参加者の熱意やテンションのことです。

業界に所属している以上、しぶしぶ参加しているメンバーばかりのビジネスコミュニティもあります。

また青年経営者ばかりが集まって、体育会系のようなノリのビジネスコミュニティもあります。

この温度は「どの温度が適正」というものがありません。

  • 「ぼちぼちやっていけばいいや」という人たちの中に、ヤル気満々の人が参加しても、モチベーションが下がるだけかもしれません。
  • 体育会系のようなテンションが高い人ばかりの中に「マジメに勉強したい」という人が参加しても、ムダな役割ばかり押し付けられて、暑苦しいだけかもしれません。
  • 「どんな人がウェルカムなのか」に注意する

    • 「誰でも参加可能です。ぜひ参加してください」というビジネスコミュニティは、単に会員数を増やして会費を集めたいだけもしれません。
    • 「ひとつの業種につき、1社のみ参加可能」というビジネスコミュニティは、「互いのサービスを利用し合うこと」に対する圧力が強い傾向にあります。

    あなたのプロフィールを詳しく知ることなく参加を強く進めてきたり、逆に閉鎖性が高いビジネスコミュニティは注意した方がいいです。

    まとめ:あなたのビジネスを発展させるためにビジネスコミュニティを主体的に選ぶ

    起業したばかりでよくわからなかったので、友達に強く勧められたコミュニティに入って高い会費を払いました。

    このような話を、じつによく聞きます。

    会費に応じたメリットや成果が得られたとあなたが感じたのであれば、何も問題はありません。

    だけどビジネスコミュニティには、あなたのたいせつなお金と、お金よりももっと大切なあなたの時間をつぎ込むことになるかもしれないのです。

    つぎ込んだお金と時間に見合うものを得たいですよね。

    そのためには、この記事でお伝えしたように「ビジネスコミュニティに入ることで何を得たいのか」という目的や目標の設定が、何よりも大事です。

    ビジネスコミュニティが運営するメディアの発信を観察する

    ビジネスコミュニティの運営者がブログやSNSを持っていれば、しばらくのあいだ観察することを強くお勧めします。

    運営者が持っていなくても、ビジネスコミュニティの名前で運営されているブログやSNSがあれば、しばらく発信を追いかけてみるといいです。

    そこからビジネスコミュニティの性格が見えてくると思います。

    その性格があなたにとって好ましいものであればOKですし、「好ましくないもの」だったり「人間味を感じられないもの」だった場合には、見送った方がいいかもしれません。

    小さなビジネスに役立つコンテンツを定期的にお届けしています。

    小さなビジネスに役立つ情報を、無料メルマガでお届けしています。

    小さくても、ひとりでも「稼ぐ力」を身に着けたい人は、無料メルマガへの登録をオススメします。

    「小さなビジネスの売上を2倍にする無料メルマガ」はこちらから登録できます。

    売上2倍メルマガ/小さな会社の売上を2倍にする無料メルマガ

    【無料】小さな会社の売上を2倍にするメールマガジン

    • 「小さな会社だから体力勝負」はキツイ
    • ビジネスモデルや事業計画を見直したい
    • 地元産業や業界の古いやりかたから抜け出したい
    • 少人数なのに大きな売上を上げている人がどんなやり方をしているのか知りたい
    そんなフリーランスや個人事業、「事業をやりなおしたい人」を中心に880人の方から支持を頂いているメルマガです。
    週3回のペースで配信中です。

    売上や利益を増やしたいのなら「読む価値」があります。