個人事業よりむしろ中小企業がヤバい理由
さいきんは、ビジネス書の新刊本を買うのは控えめにしています。
そのかわり、古典的な本、バイブル的な本、教科書的な本に何度も目を通すようにしています。
日々、膨大に出回るビジネス書を追いかけ続けてもきりがないことに気が付きました。
また「偉大な経営者たちはどんな本を読んでいるのか」を参考にして、こういったスタイルに切り替えて行こうと思っているわけです。
個人事業よりもむしろ業歴の長い中小企業がヤバい
創業者のかたから、伝統的な産業の二代目社長など、多くの「スモールビジネス」のかたとお話しする機会があります。
そんな中で思うことが、このブログ記事のテーマです。
これから起業する個人事業者より、むしろ地方の業歴のある中小企業のほうがヤバいんじゃないか。
ってことです。
とくにスタッフ3人~10人程度の会社で、こんなシーンを見かけるのです。
- 今も注文や発注をFAXで行っている。
- 注文を伝票で処理している
- メールアドレスは全社でひとつのみ
- ホームページは10年以上前に作ったが、誰も修正方法がわからない
- 顧客名簿や経理を帳簿で管理している
- SNSを全く活用していない
- パソコンでの書類作成の仕事があると、みんな苦手なので押し付け合う
もちろん、一概には言えません。
中小企業でも現代的な取り組みをしている会社もありますし、個人創業者でもITが苦手な人はいます。
世代的なことが関係あるのかとも思いましたが、そのあたりは関係なさそうです。
やらないとどうにもならない創業者、やらなくても何とかなってきた中小企業
要因の多くは、ここにあるんじゃないかと思うんです。
創業者や個人起業家は、ゼロからスタートすることが多いです。
つまり今から仕事を開拓していかなくてはいけないわけで、それは当然「いまのプラットフォーム(社会基盤)」の上にビジネスを構築する以外にありません。
まったくの新規参入者が、閉鎖的な既存業界に乗り込むことは難しいので、「あたらしく」開拓していく必要があるわけですね。
なので、基本的に勉強熱心ですし、知識に対して投資するという意識も強いです。
一方で、業歴の長い中小企業は「業歴が長い」ということ自体が、対応への遅れの原因になっています。
つまり
「新しいことに取り組まなくても、これまでのやりかたで何とかなってきた」
ということが、IT対応への遅れの原因になっているんです。
進んだ考え方と技術に対応した新規創業者と、以前のやり方で続けている既存の事業者。
ウカウカしていたらヤバいのは、業歴が長い中小企業のほうだとは思いませんか。
驚くべきことに今もアナログ的な処理をしている人たちは「それはITによって飛躍的にラクになる」ことを知らない人が多いのです。
パソコンで顧客管理する方法を新たに覚えるくらいなら、これまでどおり帳面で管理したほうがラクだと言う考えです。
面倒くさいオンライン受発注するくらいなら、これまでどおりFAXのほうがカンタンだという考えです。
だけど、徐々に周囲が変わり始めています。
もし、まだ周囲が変わっていないのだとしたら、周囲の人たちもいっしょに「沈みかけの舟」に乗っているだけかもしれません。
「何からはじめたらいいのか」
さえも、わからないかもしれませんね。
そんな場合こそ、うまく相談できる相手をみつけて、利用してくださいね。
相談できます
月に一度ペースで「相談会」を開催しているほか、商工会議所などの公的機関を通じて、ご相談いただける場合もあります。
この12月は27日に「オンライン相談会」を開催します。
打ち合わせやご相談も「テレビ通話」の時代です。
オンラインで顔を見ながらのご相談ですから、遠地のかたもご相談いただけます。
「オンライン通話」というハードルが高いかもしれませんが、このブログを読むことができているのであれば、大丈夫です。
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