商売人は「お客さん」のことを真剣に考えてみる
ビジネスや商売をやっている人とお話しをしていると、業歴が長い人でも、
あぁ、このひとはお客さんのことを「一方的な視点で」見ているなぁ
と思うことがあります。
たとえば、こんなカンジ
どうせお客さんは安いモノしか買わない。 この地域のお客さんはみんなケチで。 けっきょくみんな有名な商品がいいんでしょ。
毎日のようにたくさんのお客さんと接している人でさえ、このような見方をするんですねぇ。
お客さんにもっと興味を持ちましょう。
お客さんのことをもっと知りましょう。
とお伝えしても、このようにいったん先入観を持ってしまった人には、なかなか届かないようです。
このページの内容
「長い付き合いのお客さん」とじっくり話してみる
どうしてこのような先入観を持つかというと「数」や「割合」で見ているからです。
たとえば、10人のお客さんのうち、7人が「安いほうがいい」と言ったとすると、
「お客さんの声を聴け」と言ったのは、高橋さんでしょ?
みんな安いほうがいいって言ってますよ。
という考え方になってしまうのです。
だって、10人中7人が安いほうがいいと言うのだから、安くしたほうがいいんじゃ…
そう思います?
ても有名な話なのに、実感としてはなかなか湧きにくい事実があります。
それは。
誰の声を聴けばいいのか?
多くのビジネスでは、上位2割のお客さんが、売上の8割を占めている。
というデータです。
100人のお客さんで100万の売上があがっているのだとしたら、上位の20人の人たちが80万円分を買ってくれている、ということです。
のこりの80人のお客さんによる売上げを合計して、20万円ということです。
ワシの元にも、相談者やセミナー受講者の人が参加してくださいます。
もちろん、みなさんありがたいお客さんですし、ウレシイです。
だけど、お付き合いが長く続くのは、やっぱり少数です。
あなたも同じではないでしょうか。
これはあなたのサービスの質の良し悪しだとかではなく「相性」だと思ったほうがいいでしょうね。
だって、「ワシのサービスがよい」と言ってくださるかたも、確実にいてくださるわけですから。
「長い付き合いのお客さん」を特別扱いする
2割のお客さんが8割の売上をもたらしてくれているのだとしたら。
大事なことがありますよね。
それは「ほかの8割の意見」よりも「トップ2割のお客さんの言うこと」を聞くべきだ、ということです。
そうすれば、たとえば「ほかの8割」のひとによる
もっと安くしてくれたら買うのに。
ほかの人のサービスには、こんなオマケが付いていたのに。
という声が、相対的に小さく聞こえるはずです。
そして、ここが大事ですが、多数である「ほかの8割」の人よりも、少数派である「トップ2割のお客さん」を大事にしよう、ということなのです。
ワシが発行しているニュースレター。
あまりたくさんばら撒いていません。
少部数の発行です。
このニュースレターが届いて「うれしい」と思ってくださる方にだけ、届けています。
また、話題も「お互いによく知っている間柄」であるほどよくわかる、趣味や日常の、超個人的な話題が中心です。
売込みの内容はほとんど記載されていません。
なぜかというと。
「長い付き合いのお客さん」は、長く付き合ってくださっていること自体が、ありがたいことだからです。
だから、超個人的な話題などで「付き合い続ける」ことが大事なんですね。
ほかにも「スモールビジネスに役立つ情報」をお伝えすることで、話題作りにも役立っています。
お客さんにとって、「このニュースレターが届くこと自体が価値だ」と感じていただけるように工夫しています。
「長い付き合いのお客さん」に、あなたの手でニュースレターを
DMやチラシのように「キャンペーン」や「お買い得情報」をお伝えするのではなく、「お客さんとの長い付き合いを維持するためのツール」であるニュースレター。
これを、あなたの手で発行できるようにアドバイス、支援するサービスを提供しています。
名付けて「ワシのニュースレター作成支援サービス」です。
ひとりひとりのお客さんと長い付き合いをしていきたいと思っているビジネスオーナーさんにおススメです。
こんな業種の人におススメです。
- サロン業/美容院、理容店
- 整体院、整骨院、治療院、鍼灸院
- トレーナー/フィットネスジム
- 介護施設/ケアセンター
- 保険代理店、FP
- 士業事務所/コンサルタント/相談業
- 学習塾/教室業
- 清掃業/運送業
- リフォーム/住宅設備
- ネットショップ/通販
- 食品配送/備品配送業
- 業務用品販売業
必要以上のデザイン性は求められていません。自分で出せたほうがオトクです
時間とコストをかけて作るよりも、「手作り感」があったほうが、かえって親近感を持っていただけるツールです。
自分で作ることができれば「出したいときに」「低コストで」配信することができます。
ワシのニュースレター作成支援サービス。
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