「ブログを書くのに時間がかかる問題」への最適解

ブログを書くたびに、とても時間がかかってしまいます。多いときで1記事あたり4時間。
書くのがウンザリしてきます。
時間がかかるのでなかなか更新する気になれず、ブログが放置状態になってしまいます。

「よく聞くお悩み」のトップ10に入ります(笑

このブログでも「いかにして短時間でブログを書くか」について、なんどかお伝えしてきました。

今日は、ちょっと別の視点から

ブログを書くのに時間がかかってしまう問題

について、触れてみます。

この記事でわかること
  • ブログを書き上げるために、どれだけの時間をかけるのが妥当なのか?
  • ブログを書くのに時間がかかる問題を、どう解決するか?
この記事の信頼性

スモールビジネスコンサルタント 高橋浩士(ワシ先生)名古屋市
個人事業から最大スタッフ10人程度までのスモールビジネス専門のコンサルタントです。
名古屋市を拠点に全国を対象として活動しています。
自治体(県や市)、商工会議所などの経営相談員やセミナー講師も務めています。

「1記事を書くのに4時間かかること」は、ほんとうに問題なのか?

「問題解決」の場面では、ある問題が目の前にあったとき、その問題についていきなり解決策を考えようとはしません。

最初に「その問題自体を疑う」のがセオリーなのです。

つまり、問題の解決に取り組む前に、以下のことについて考えるのです。

  • それは、本当に問題なのだろうか?
  • それが本当に問題だった場合、それは「解決すべき問題」なのだろうか?

単純に「目の前で起きていること」だけを目にして考えてしまうと

ブログを書くのに時間がかかるよりかからないほうがよいに決まっている。
ブログを書く時間がかかることは問題に決まっているだろう。

としか思えないかもしれません。

そこで、次のように考えてみます。

ブログを書くのに時間がかかることの、何が問題なのか?

もし「ブログを書くことに時間がかかってしまうこと」そのものが問題なのではないとしたら、いったい問題はどこにあるのでしょうか?

そこで、こんなことを考えてみましょう。

もし1記事で10万円売れたら、「1記事書くのに4時間かかってしまう」ことは問題になるのか?

もしあなたが1記事書くごとに10万円売れるのだとしたら、

「1記事書くのに4時間かかってしまうこと」

は、今までと同じように問題になるのでしょうか?

もし、次のような選択肢があったとしたら、あなたはどちらを選びますか。

  1. ブログ1記事に4時間かかるが、1記事を書くごとに、売上が10万円ふえる。
  2. ブログ1記事は30分で書けるが、書いても書いても売上げにはならない。

多くの人は

1記事書くごとに10万円入ってくるのなら、4時間かかっても問題ではない

と答えるのではないでしょうか。

ということは

「記事を書くのに時間がかかること」自体は、問題ではない。

という結論になりますね。

「時間をかけさえすればお金が入ってくる」ということを言いたいわけではありません。

あくまで「時間がかかることそのものが問題なのか?」ということを問いたいのです。

その時間が価値を生んでいないから「ムダな時間」になる

では、「あなたが問題として捉えていること」の正体は、どこにあるのでしょう?

それはひとえに

ブログを書くために投入している時間(コスト)と、それによって得られるリターン(収益)が釣り合っていない

ことに問題があると言えます。

つまり、問題は「時間がかかること」ではなくて「時間をかけているのにそれに見合った成果がないこと」なのです。

ビジネスブログならば「ブログを書く時間」は立派な業務であり、仕事

ビジネスが目的でブログを書いている以上は、何かしらの目的や狙いがあるはずです。

「ビジネスでブログを書く目的や狙い」としては、これらが考えられます。

  • 顧客開拓(集客)
  • 顧客維持(すでにいるお客さんを維持する)
  • 販売促進(売れるように働きかける)

このように考えると、問題の本質は

「目的や狙いがあってブログを書いているのに、その成果が上がっていないこと」

であり、具体的には、以下のような問題として考えることができます。

  • 集客のためにブログに時間を費やしているのに、集客できていない
  • 顧客維持のためにブログに時間を費やしているのに、顧客維持ができていない
  • もっと売れるためにブログに時間を費やしているのに、売れていない

立場や目的、「狙い」によっても、ブログを書く時間はちがって当然

たとえば

  • 実店舗のブログで、営業情報やひごろの常連さんとの「お客さんとの接触」のためにブログを活用している。

というケースと

  • コンテンツ販売など、ブログそのものからの収益を考えている。

というケースでは、「ブログを書く頻度」や「どれくらいの文章量が必要か」といった基準が異なってきます。

さきほどの「4時間で10万円」という「たとえ」も、あなたの現在の状況によって判断が変わってきます。

  • あなたがいま1時間あたり30,000円以上かせぐことができているのであれば、「4時間で10万円しか売り上げられないブログ記事」を書くことは問題になります。
  • あなたがいま1時間当たり3,000円ていどの「生産性」なのであれば、4時間かけてでも10万円売り上げられるブログ記事をどんどん書くべきです。

ってことになりますよね。

このように、現在の状況によって「それだけ時間がかかるのであれば問題なのか」が変わってくるってことですね。

ブログを書くための時間は「期待効果」と合わせて検討する

1本の記事にかける期待が大きければ大きいほど、その記事に費やす時間は長くなります。

  • 期待効果。ブログを書くことで、何を期待しているのか?目的や狙いをハッキリさせる。
  • その効果を得るためには、どれだけの時間をかけても惜しくないと考えることができるか?

これらを考えた上で「ブログに費やす妥当な時間」を考えるべきです。

「ひたすら早く書きたい」という目的は、「時短」以外に何ももたらさないことを知っておいたほうがいいです。

必要なのは単純な「時間短縮」ではなくて「生産性の向上」

30分で書いたけど1円にもならない記事

よりも

4時間かかるけど10万円をもたらす記事

を書きたいと思いませんか。

「ついやす時間」と、その時間が生み出す「効果、成果」、つまり生産性を上げることが大事なワケです。

時間を短くすればよい、ということではなくて、時間当たりの生産性を上げること。

が何より大事なワケですね。

成果が上がっている上で「時間がかかっていること」を問題にする

「コンサルタントから毎日書くように言われたので書いている」

といったように「書く目的」を見失ってしまうと、書くことそのものが目的になってしまい、結果「時間がかかるのは問題」と捉えてしまいます。

でももともとは「販売促進活動」だとか「お客さんとの関係維持」が目的であったはずです。

ブログを書くことが「売れるようになること」や「お客さんとの関係を維持すること」に直結しているのだという実感があれば、それは「時間をかけるべき活動」であって、「時間がかかること」は問題ではないハズなのです。

かけている時間に対して、成果が少なすぎることが目的なのですから、対処する方法は二つです。

  • この程度の成果しか上げられないのであれば、かける時間を減らす(多くの人が選択しがち)
  • 時間をかけるのであれば、それなりの成果が出るように工夫する。

つまり「ブログを書くのに時間がかかりすぎるから減らしたい」という課題は、すでに「ブログを書くことで売上を上げることができている人」にとっての課題だということです。

まとめ:時間は投資。投資はリターンとセットで検討する

時間という貴重なリソース(資源)を投入する以上、何かしらの成果を上げないと、その時間はムダになってしまいます。

大事なことは、単純に「時間を減らす」ことではなく、

リターン ÷ 投資 = 投資効率

すなわち、今回のテーマで言うと

成果(売上げなど) ÷ 時間(ブログを書く時間) = ブログの生産性

を上げることです。

「時間がかかる。だから問題」と短絡的に捉えるのではなくて

「どれだけの時間で、どんな効果を上げるのか」という「ブログの生産性」を考えてみましょう。

成果が同じであれば、その成果を上げるための時間は短いほうが効率的です。

まずは「ブログから売上を上げられるようにする」ことが先決で、そのあとで「売上を維持しながらブログに費やす時間を減らす」という手順を踏むのが妥当です。

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