「お友達相手ビジネス」の限界を突破する方法【個人事業/小さなビジネス向け】

起業して以来、友達を中心に口コミでサービスを販売しているけどなかなかお客さんが増えません…。

「お友達相手ビジネス」の限界ですね。

Facebookではせっせと「日ごろの活動」を続けているけど、なかなか仕事にはつながらない。

そんな「お友達向けビジネス」への限界を感じている人に向けての話題です。

この記事でわかること
  • 友達相手ビジネスはなぜ限界が早いのか
  • 友達相手ビジネスの、どこが問題なのか
  • 友達相手のビジネスの限界を破るには
この記事の信頼性
  • スモールビジネス専門のコンサルタント
  • 自治体や商工会議所での創業セミナー/経営相談員
  • 起業家、個人事業主、中小企業の相談件数が220件以上
  • 1年で売上を2倍にするなど成果実績

スモールビジネスコンサルタント 高橋浩士(ワシ先生)


個人事業から最大スタッフ10人程度までのスモールビジネス専門のコンサルタントです。
自治体(県や市)、商工会議所などの経営相談員やセミナー講師の委託も受けていますので、あるていど安心していただけるかと思います。

友達相手ビジネスの課題と問題

起業当初は、「友達を中心に売り始める」という人が多いです。

だけど、たとえ顔が広い人であっても、友達の人数は限られています。

「友達に売りつくしてしまった後」が苦しくなるんですね。

これは「ビジネスモデル」にも関係してくるので、また記事を改めて述べたいと思います。

そこで、「あらたに友達を作る」ために、お茶会やセミナーにせっせと参加します。

でもここで問題がありますよね。

  • 友達になったからと言ってお客さんになってくれるわけではない
  • 友達が増えると付き合いのための時間やお金がかかる
  • 友達も「何かを売りたい人」が多いので、友達のサービスを買うことになる

「友達」とは、一方的に心理的に依存している状態ではなく、「お互いさま」の関係で成り立っているぶん、こういった

「買ってもらったからこちらも買う」
「協力してもらったからこちらも協力する」

という関係から抜け出すのは難しくなります。

これが負担になって、自分の時間やお金が増えない状況になってしまいます。

実際に会話を交わせる友達の数には限界がある以上、「お友達だけを相手にしたビジネス」は伸ばすのが難しい、ってことですよ。

SNSで忙しそうにしているあの人は、本当に儲かっているのか?

売れれば売れるほど、人から協力を得られるほど、自分も人の協力をするため、自分の時間が減っていく。

自分の時間の限界が、自分のビジネスの限界に直結してしまいます。

「お友達だけを相手にしたビジネス」は伸ばすのが難しのは、こんなところに原因があります。

たしかに忙しくはなるけど、その多くは「人の協力のためのご奉仕」であり、儲かっているわけではありませんね。

SNSでもめちゃくちゃ忙しそうにしているのにあまり儲かっていない人が多いのは

「お客さんとして友達を維持するための付き合い」

に大量に時間とお金をつかっているからですね。

「お友達相手ビジネス」の限界を破る2つの条件

このように、「お友達相手ビジネス」は、早く限界が訪れてしまうビジネスモデルです。

これを破るには、ふたつの条件が必要です。

商品力の強化

知り合いでなくても買ってくれるほどの「魅力的な商品」

新規集客力の強化

あなたがわざわざ動き回らなくても、お客さんが買いに来てくれるようになること

「お友達だから買ってくれている」という状態から脱出するためには、

  • お友達にならなくても、商品の魅力で買ってもらえる
  • そんな人がたくさんあらわれる仕組みをつくる

必要がある、ということです。

友達でなくても買ってくれる魅力的な商品の開発

友達ではない人にも買ってもらおうと思った場合、「同業者であればだれでも提供できるレベルのサービス」では買ってもらえません。

「わざわざ選んでもらえるレベルのサービス」を作り上げる必要があります。

資格を取ったばかりの人、専門家として知識的技術的に未熟な人は最初、この点で苦労します。

でも技術的に高度でなくても、独自の商品やサービスを作り上げることは可能です。

「小さなビジネスの商品づくり」については、こちらの記事が参考になります。

小さなビジネスの商品づくり。一人でできる「売れる商品企画会議」

SNSの見直しとブログの再活用

「友達相手ビジネス」から脱却するには、まず発信ツールと発信内容の見直しが大事です。

  • 「友達以外の人たち」にも情報が届く発信ツールに力を入れる。
  • 発信する内容は「友達でなくても通じる話題」を心がける。

「友達が主体のSNS」であるFacebookから、「新しいつながりが生まれやすいSNS」であるTwitterや、ひろく情報を発信できるブログに回帰現象が起きているのは、そんなところにも理由があるように感じます。

Facebookは、原則として「仲間内への発信ツール」です。

友達への発信によって売上が確保できるビジネスの場合、Facebookをフルに活用したほうが有効です。

でも「友達のもっと外側」に発信していきたいのであれば、あらためてTwitterやブログを見なおしてみることもオススメです。

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