ブログ継続のコツ【続かない理由4つと続けるコツ7つ】
ブログ継続のコツは、どんな点にありますか?
そんな「ブログが継続できない人」のための記事です。
前半で「ブログが続かない理由」、後半で「継続するためのコツ」をそれぞれお伝えします。
- ブログ継続ができない理由
- ブログを続けるモチベーションと継続の関係
- ブログを継続したときに得られるメリットを理解する
- ブログ継続のためのコツ
- スモールビジネス専門のコンサルタント
- 自治体や商工会議所での創業セミナー/経営相談員
- 起業家、個人事業主、中小企業の相談件数が220件以上
- 1年で売上を2倍にするなど成果実績
スモールビジネスコンサルタント 高橋浩士(ワシ先生)
個人事業から最大スタッフ10人程度までのスモールビジネス専門のコンサルタントです。
自治体(県や市)、商工会議所などの経営相談員やセミナー講師も務めています。
ブログ継続歴は16年、ツイッター12年、Facebookは11年続けています。
ブログは継続できない人が9割
けっしてそういうわけではありませんよ。
2009年に総務省が発表した「ブログの実態に関する調査研究」という資料によると、開設して1年続いているブログは「30%」、2年続くブログは「10%」、3年続くブログはわずか「3%」という結果になっています。
少し古い情報ではありますが「人が継続できる割合」というのは時代による変化が少ないと考えられるので、今でも「ブログを継続できる人の割合」に大きな違いがないと考えることができます。
ブログが続かない要因
まずは、ブログが続かない原因を、おおきく3つに分けてみました。
- 方針や目的の理由
- モチベーションやメンタルの理由
- ネタや時間など「続けるための仕組み」の理由
です。
どれも大事で、それぞれが関連していますので、どれかひとつだけ対策を採っても、ブログは続きません。
3つすべてが揃っていると、「がんばることなく」ブログを続けることができるようになります。
方針や目的の問題
という理由が明らかでないと、ブログの継続はできません。
ブログが続かないという人に「なぜブログを続けたいのか」を尋ねると、こんな答えがかえってきます。
これらは「自分が」ブログを続ける理由にはなっていませんね。
つまり「ブログを続けよう/続けたほうがよいという動機」に欠けているのです。
たとえば、大好きな人にモテようと思ったら、必死にダイエットします。
でも「やせたほうがいいかな」くらいの動機だと、失敗しやすいです。
なぜ自分はブログを続けるのか?この目的が自分にとって大事なことであるほど、ブログは続きやすくなります。
メンタルやモチベーションの問題
やっぱりモチベーションの問題ですかね?
多くの人が「ブログを続けられない理由」として挙げるのが、「モチベーションが上がらないからブログが続かない」という理由です。
「何のためにブログを続けようとしているのか」という目的意識がハッキリしていないと、ブログを続けるためのモチベーションも下がりやすくなります。
といった目的、目標がハッキリしていると、ブログを続けるためのモチベーションも意識しやすいですね。
ブログのネタがない
ブログを続けるには、読者に向けて継続的にコンテンツを提供する必要があります。
でも、ブログのテーマについて書き手にじゅうぶんな知識や情報がないと、そのうちネタ切れになって、ブログを続けることが難しくなります。
ブログ記事を書くときになってネタを探していると、「ネタを探すことに時間が費やされ、けっきょく「ブログを更新する時間がない」という状態になってしまいます。
「安定的にネタを供給できる仕組み」を作ることが大事です。
ブログを書くための時間がない
雑記的なブログならまだしも、読者のために「役立つコンテンツ」を届けてブログで集客しようとする場合、ブログを書くのには時間がかかります。
さきほどのように、ブログを書こうとパソコンを開いてから「さて何を書こう」とネタ探ししていては、時間が足りなくなる一方です。
なぜブログを継続するのか?狙いを明確にする
ブログの継続に限らず、特定の作業を習慣化したり継続するためには「なぜそれを続けるのか」という「狙い」を明らかにした方が継続しやすくなります。
ビジネス上の成果を目的としてブログを継続する場合、以下のような成果を狙いとすることが多いです。
見込み客の獲得(集客)
ブログは、Google検索などを通じて見込み客に発見してもらうことによって「見込み客との接触の機会」が増えます。
見込み客があなたのビジネスに興味を持ち、メルマガの登録や問い合わせをしてくれる可能性が高くなります。
小さなビジネスでは「見込み客に見つけてもらうこと」がとても重要な課題になります。
ブログはこの「お客さんに見つけてもらう」ための、重要な機会になるのです。
顧客関係性の強化
ブログは継続的にお客さんに情報を提供することができます。
ブログを通じてお客さんとひんぱんに接触することで、今のお客さんを維持して「つなぎとめる」効果が期待できます。
信頼性アップ
ブログで継続的に「お客さんに役立つ情報」を提供することによって、「その分野のプロ」としてのあなたの信頼性がアップします。
という印象を、見込み客の人に持ってもらうことができます。
これらの効果を驚くほど低コストで実現できるツールがブログです。
まずは、あなたがブログを継続する目的は何か、狙いは何なのかを明確にしましょう。
ブログ継続のコツ
「ブログが続かない」という問題は、ここまで見てきた問題をひとつひとつ潰していくことによって解決できそうですね。
では、順番に見て行きます。
目標を明確にする
ブログを継続する狙いが「見込み客の獲得」だとすると、目標は「月間30人の新規メルマガ登録者の獲得」といったように、「それが達成できたのかどうかが定量的に判断できるように設定する点がポイントです。
- ブログからの新規の問い合わせを月間2件。
- ブログを経由したメルマガの新規読者登録者数が月間15人。
といったように、具体的に数値で設定した方が、ブログ継続のモチベーションを維持しやすいです。
目的や狙いは、できるだけシンプルにしたほうが、「何をブログに書けばいいのか」といったことに悩まなくて済むようになります。
メンタルの安定とモチベーションの維持
ブログを継続するには、メンタルの安定とモチベーションの維持が大事です。
ブログ継続のモチベーションを維持するためには、以下の2点が大事です。
- ブログ継続の「狙い」にコミットすること(何としても達成するという覚悟を持つこと)
- ブログのテーマに興味を持ち続けること。
- ブログのメンテナンス作業を習慣化させること
その場合は「儲けること」がモチベーションになっているわけですので、ブログから儲かるようになれば、モチベーションが維持できるでしょう。
でも、儲からない間のモチベーションを維持する工夫が大事です。
自分自身が興味のあるテーマを選べば、儲かりはじめるまでの期間も、モチベーションを維持しやすいです。
「小さなビジネス経営者のメンタル管理」については、こちらに記事がありますので、参考にしてみてください。
ブログネタが枯れない仕組みを作る
ブログを書く時間と「ネタを探す時間」を分けることが大事です。
- ブログネタはふだんから日常的にさがして「ストックする」ことが大事です。
- ブログを書く時間には、ネタのストックから「今書くネタを選ぶ」だけで書き始められるようにします。
このふたつを心掛けるだけで「ブログの継続」はずいぶんとラクになりますよ。
「ブログのネタ切れ対策」については、こちらの記事も参考にしていただけます。
ブログを書くための時間を計画的に確保する
「時間ができた時に書こう」という姿勢が、ブログが続かない理由になっています。
あなたにとってブログがマーケティング活動の一環であるのだとしたら、「ブログを書くこと」はあなたの大事な仕事のひとつであるはずです。
ブログを書くことで集客や売り上げにつなげようとするのであれば、それはあなたにとって大事な仕事なのですから、ブログを続けるための時間を計画的に確保することが大切です。
- ブログを書くための時間をあらかじめ確保してスケジュールに書き込み、その時間にはほかの予定を入れない。
- 取りかかる時間と終了の時間を管理する。
他の仕事と同じように計画的に仕事として取り組むことで、「時間がないからできない」という言い訳ができない状態に自分を追い込むことが大事です。
「そこまでする必要があるのか」と感じる場合には、先の「あなたの目的や目標」を確認してみてください。
その目標がどうしても達成したいことであれば、それを達成するための時間を確保するのは、当たり前ではないでしょうか?
ブログを書くのに時間がかかりすぎるばあいの対策
エッセイなどの「内容の薄いブログ」ではなく、しっかりした内容のブログをできるだけ短時間で書くためのコツについては、こちらに書いてあります。
自分の事業計画と連動させる
ビジネスでブログを運用するのだとしたら、ブログの継続はあなたの立派な仕事です。
仕事なのだとしたら、このようなことはきっとしないはずですね。
- 気が向いた時にやる。
- 時間ができたときにやる。
- やれたらやる。
- 思い出した時にやる。
仕事なのですから「自分の事業にどのようなかかわりがあるのか」という計画性を持つ必要があります。
ただ何となく「やってればいいことがあるかも」という意識ではブログは継続できません。
「ブログを継続することで自分の事業にこのような成果をもたらすのだ」というビジネスの全体像の中でのブログの役割を明確にする必要があります。
そのためにも、あなたの事業計画の中の「アクションプラン」に、ブログに関する項目を追加しておくことをおすすめします。
もしこれまで事業計画を作ったことがないのなら、これを機に事業計画書を作ってみてはどうでしょうか?
成果を検証する
自分がやっていることが何かの成果に結びついているのか?」がわからないと、ブログを続けるモチベーションは大きくダウンしてしまいます。
ブログからの問合せ数や、ブログを経由したメルマガ登録者数の数値を定期的にチェックしましょう。
- もし、自分が追加した記事が成果に結びついていることがわかれば、がぜんモチベーションがアップするはずです。
- もし、自分が追加した記事が成果に結びついていないことが分かった場合でも「改善」への糸口になり、ただ漫然とブログ更新を続ける状態からは脱出できます。
- 人気記事や成果に結びついている記事のテーマがわかれば、次にどんな記事を追加するかの目安になります。。
たとえば、いくら勉強しても自分の成績(テストの点数やクラスの順位)がわからなければ、勉強を続けるモチベーションが続きませんよね?
また、科目ごとの点数がわからなければ「どの科目の勉強を強化すればいいのか?」がわかりませんよね?
そのほかのブログを継続するための工夫
ほかにも、ブログを継続するために、このような工夫をしています。
- ネタのストックはスマホを最大限に利用。何か思いついたら「ひとこと」レベルでいいので、ネタを書き留めておく。
- 「ブログネタ」「メルマガネタ」といったタイトルで、自分宛てにメールを送っています。あとでネタリストを一覧で見ることができます。コレがワシの「ネタ帳」がわりになっています。
- 時間がなくても「途中まで書きかけ」で中断してもよいので、記事をためておく
- この記事も、2日にわたって書き上げた記事です。プロのライターではないので「その日のうちに書き上げなくてはいけない」というルールはありません。
- ブログ更新の「中断」を気にしない
- なかなか更新できなくて間が空いてしまったとしても「申し訳ない」と感じる必要はありません。シレッと再開すればいいのです。
まとめ:ブログを継続できるかどうかも「改善活動」しだい
ワシの場合、ブログは月に1~2本ていどの更新ですが、メルマガは週3ペースを維持しています。
それまでの週1ペースから週3ペースに変更することを決めたとき
「自分にできるかな?続けられるかな?」
と不安でした。だけど
どうすれば自分でも週3ペースで配信できるか?
という視点に切り替えて取り組んだところ、とくに苦労することなく続けることができています。
「続けられない理由」はあるていど多くの人に共通しています。
今後、あなたのブログが継続できるように、この記事をぜひ活用してくださいね。
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