ブログ集客記事の書き方

ブログを続けていますが集客できません。
ブログ集客できる記事の書き方を教えてください。

何の工夫も改善もなく「ひたすら毎日ブログ更新を続ける」だけでは、ブログ集客はできません。

ブログで集客するためには「ブログ集客できる記事」を投稿する必要があります。

この記事では「ブログ集客できる記事の書き方」についてお伝えします。

このブログ記事でわかること
  • ブログ集客で大事なポイント3つ
  • ブログ集客するためにはどんな記事を書けばいいのか
  • ブログ読者からお客さんになってもらうためのポイント
この記事の信頼性

スモールビジネスコンサルタント 高橋浩士(ワシ先生)
個人事業から最大スタッフ10人程度までのスモールビジネス専門のコンサルタントです。
自治体(県や市)、商工会議所などの経営相談員やセミナー講師も務めています。

このページの内容

ブログ集客できる記事を書くための3つの大きな視点

まず最初におさえておきたいのは「ブログ集客できる記事」を書くための3つの大きなポイントです。

この3つを押さえることで、ブログ集客力そのもののを高めることができます。

SEOの視点

SEO(Search Engine Optimization/検索エンジン最適化)の基本原則を理解する必要があります。

あなたのブログの新規訪問者は、そのほとんどが検索エンジンを経由してやってきます。

あなたのブログ記事が検索エンジンで上位に表示されるような記事を書くことが、集客のカギになります。

コンテンツマーケティングの視点

あなたの専門知識や経験が、読者の役に立ち

お金を払ってでもこの人にお願いしたい

と思ってもらえることができれば、ブログ集客が可能になります。

あなたのお客さんは何らかの情報を求めて、あなたのブログにやってきます。

あなたがブログを通じて「お客さんが求めている情報」を提供することで、ブログ集客できる記事になります。

セールスライティングの視点

いくらあなたが「ブログ読者にとって役立つ記事」を書いていても、その記事が読みにくかったり、あなたのサービスに魅力を感じなければ、そのブログ読者がお客さんになることはありません。

「ブログ集客できる記事」を目指すのですから、ブログに人が集まるだけではなく、集まった人があなたのお客さんになってくれなければ意味がありませんよね。

情報を求めてやってきた「ブログ読者」を「あなたのサービス」に誘導するのがセールスライティングです。

お客さんとお客さんの関心ごとを理解する

遠回りに思えるかもしれませんが「ブログ集客できる記事」を書くためにもっとも大事なことは「あなたのお客さんの理解」です。

お客さんが誰か、くらいはわかっていますよ。

ブログ集客できる記事を書くためには、あなたの理想的な顧客像を明確にすることが不可欠です。

あなたが誰に対して情報を発信し、誰をターゲットにしているのかを把握することです。

たとえば、あなたがコンサルティングを提供するなら、どのような業界や業種、規模の経営者があなたのサービスを必要としているのかを特定することが必要です。

ターゲットのニーズと関心の把握

顧客像を把握したら、次はその顧客層のニーズと関心を理解することが重要です。

お客さんが何に興味を持っているのか、特にどんな問題を抱えているのかを知ることは、ブログ集客できる記事のテーマを選ぶ際の重要なヒントになります。

彼らの問題や課題を理解し、それに対する解決策を提供することで、彼らの信頼を獲得し、集客につなげることができます。

ターゲットのニーズと関心の把握するには、以下の方法が役に立ちます。

顧客インタビュー

既存の顧客に対して質問し、彼らの要望や課題を把握することができます。

ワシの個人的な感想として、この方法がもっとも的確にお客さんのニーズや要望をさぐることができます。

あらためて「インタビュー」の機会をつくらなくても、ふだんからお客さんとコミュニケーションを取ることができていれば、自然と「お客さんが知りたいこと」を把握することができるはずです。

SNS分析

SNSであなたのお客さんになりそうな人をたくさんフォローし、彼らの発信から関心事を把握する。

とくに彼らのSNSから漏れ聞こえてくる不満やグチ、悩みなどは、大きなヒントになります。

ウェブアナリティクス

あなたのブログやウェブサイトの訪問者データを分析し、どのコンテンツが人気なのか、どんなキーワードで訪れているのか特定できます。

この方法はすでにあるていどブログ集客ができている場合に有効です。

まったくブログ集客できていない人はこの方法を使うことができません。

ターゲットの理解は、ブログ集客できる記事を書くための基本です。

お客さんの悩みごとがわかれば「あなたの悩みはこうすれば解決できますよ」というブログ記事を書けば、集客できるようになります。

キーワードリサーチとSEOの基本

ブログ集客できる記事のタイトルを考える際、SEO(Search Engine Optimization)を意識することは欠かせません。

SEOを活用することで、検索エンジン結果ページでのランキングを向上させ、より多くの読者にアクセスしてもらうことができます。

SEOがうまくいくかどうかで、あなたのブログにたくさんの読者が来てくれるかどうかが決まります。

適切なキーワードを選び、それを記事に組み込むことで、読者があなたのブログを見つけやすくなります。

見つけてもらえなければ、ブログに来てもらうことはできませんものね。

キーワードリサーチは、SEO戦略の基盤となります。以下は、キーワードリサーチの基本的なステップです。

業界関連のキーワードの特定

まず、あなたの業界に関連するキーワードをリサーチします。

例えば、コンサルティング業界であれば、「経営コンサルティング」や「ビジネスアドバイス」などが考えられます。

競争度の分析

各キーワードの競争度を評価し、どれくらいの競合が存在するかを把握します。

実際にそのキーワードで検索してみれば、どれくらい「強力なライバル」が存在するかがわかりますよね。

検索ボリュームの確認

キーワードがどれくらい頻繁に検索されているかを調査します。

検索ボリュームが大きいキーワードは、より多くの読者を引き寄せる可能性があります。

一方で一般的に、検索ボリュームが大きいキーワードは、競合も多いものです。

キーワード選定

複数の候補のキーワードの中から「どのキーワードについての記事を書くか」を決めます。

キーワードを決めるには、以下のことを考慮します。

  • 自分のお客さんが求めている情報に関連するキーワードか
  • そのキーワードで検索している人はいるのか(検索ボリューム)
  • 強力なライバルはいないか、ライバルよりも役立つ記事を書けそうか(競合性)

大手企業など、強力なライバルが存在するキーワードに挑戦するのは難しい場合もあります。

「より具体的なフレーズ」を選ぶことで、競争を回避し、ターゲット読者を引き寄せることができます。

より具体的なフレーズを発見するには、「どれだけお客さんのことを理解できているか」がポイントになります。

キーワードを盛り込んだブログ記事の執筆

選んだキーワードをテーマにしたブログ記事を書きます。

記事のタイトル、見出し、本文など、記事内に、適度にキーワードを盛り込みます。

ただし、自然で無理に感じさせないように注意が必要です。

むりやりキーワードを押し込むと、かえってSEO的には逆効果になることもあるので注意してください。

ブログ集客できる記事タイトルの作成

ブログ記事のタイトルは、SEO的な要素だけではなく「読みたくなるようなタイトルであること」が大事です。

ブログ集客できる記事タイトルを作成する方法についてお伝えします。

記事タイトルの役割

ブログ記事タイトルは、その記事の内容を要約し、関心を引く必要があります。

SEOや「注目されること」を意識しすぎて、扇動的な記事タイトルや、記事本文とはかけ離れた内容の記事タイトルをつけると、読者の「ガッカリ感」を招きます。

こうなると離脱率が高まり、SEO的効果が下がり、集客効果は高まりません。

キャッチーで関心を引くタイトル

キャッチーな(興味を引く)タイトルは、読者の好奇心を刺激し、ブログ記事への来訪をうながし、ブログの滞在時間を延ばすのに役立ちます。

たとえば、「効果的な営業戦略」よりも「驚くほど効果的な営業戦略3つの秘訣」の方が、読者にとって魅力的に映ります。

集客できるブログタイトルの書き方のヒント

以下は、強力な記事タイトルを作成するためのヒントです。

  • 抽象的な言葉よりも、具体的な言葉で読者にイメージしてもらう。
  • 問いかけを使用して、読者の好奇心を刺激する。
  • 数字を使用して、イメージしやすくする。
  • タイトルに重要なキーワードを組み込むことで、SEOを向上させる。

具体的には以下のような記事が考えられます。

  • 5つの効果的な営業戦略
  • 10日でスタッフの生産性を1.5倍にする
  • なぜあなたの事業は計画通りに進まないのか?

良質なコンテンツの構築

いくらブログ記事のタイトルやSEOの工夫をしても、ブログ記事の内容が読者にとって「価値あるもの」でなければ「ブログ集客できる記事」にはなりません。

では「良質なコンテンツ」とはどのようなもので、どうすれば書けるのですか。

良質なコンテンツを構築するためのポイントを紹介します。

良質なコンテンツとは

以下のような特徴をもったブログ記事であれば読者に「良質なコンテンツ」だと判断され「ブログ集客できる記事」になる可能性が高まります。

  • 価値ある情報の提供:読者が知りたいと思っていた役立つ情報や知識を得ることができる。
  • 独自性:他のブログ記事と差別化される独自の視点や情報を提供している。
  • 信頼と権威:そのテーマについて語るにふさわしい経験にもとづいた情報を提供している。
  • 読みやすさと難易度:読者の基礎知識を考慮した読みやすい難易度と文章構成で記述してある。

良質なコンテンツ構築でも大切な顧客理解

良質なコンテンツだと判断されるためにも「顧客理解」は重要です。

読者のニーズや関心ごとにマッチしたコンテンツを提供し、彼らが理解できる、読んでいてウンザリしない構成力が必要です。

読みやすい文章

いくら内容が役立つブログ記事であっても、文章が読みにくいと読者は途中で離脱してしまいます。

読みやすくわかりやすい文章は「ブログ集客できる記事」の大事なポイントです。

この章では、読みやすい文章を書くためのポイントを紹介します。

平易な言葉遣い

読みやすく「これなら自分が読んでもわかりそうだ」と読者に感じてもらうには、カンタンな単語を選び、シンプルな文章にすることが大事です。

  • 業界用語や専門用語は最小限に抑え、平易な言葉を使う。
  • 漢字が連続するばあいには不自然にならないていどに漢字をひらがなに置き換える。
  • 重文や複文などの複雑な文章構造をできるだけ避け、文章を分割して単文にする。

一文を短く

長い文章は読者にとって負担がかかり、内容の理解に苦労します。

「、」でつなげている部分を「。」で区切り、1文をできるだけ短くすると読みやすくなります。

見出しを使う

見出しを使用することで全体が整理され、読む前に「読みやすそう」という印象を読者に与えることができます。

また各見出しにもキャッチコピー的な要素を盛り込むことで、引き続きブログ記事への内容に興味を持ってもらうことができます。

視覚的な要素を追加

見出し以外にも、文面に視覚的な変化を与えて、読者が読むことに飽きないように工夫をします。

  • 画像、グラフ
  • 箇条書き
  • 強調(太字やマーカー)
  • 枠で囲む

これによって、最初に文面をみたときの「こんなに読まなくてはいけないのか」というウンザリ感を緩和することができます。

正しい文法

あまり厳密な正確性を追求する必要はありませんが、「文法的に正しい文章」に注意することで、最低限の「読みやすさ」を確保することができます。

ブログのフォーマットとレイアウト

ブログの「見た目」やブログ記事のフォーマットとレイアウトは、読者の体験に大きな影響を与えます。

この章では、ブログのフォーマットとレイアウトについての重要なポイントを紹介します。

ブログ記事の階層構造

見出しを階層的に使用し、大見出し(H1)、中見出し(H2)、小見出し(H3)などを使ってコンテンツの構造を整理します。

この文章の構造化は、「読みやすさ」だけではなく、SEOにも効果があると言われています。

可読性の調整

可読性とは「文章が読みやすいか」のことです。

  • 文字と背景の色、文字の大きさ、行間の広さを調整する。
  • 動的な要素(ページ内のアニメーションや点滅)はできるだけ少なくする。

とくにいまは中高齢者のブログ読者への配慮が必要です。

モバイル対応

今の時代、ブログの読者の半数以上が、スマートフォンで読んでいます。

ブログ記事の執筆はパソコンで行うことが多いので、記事のチェックもパソコンで済ませてしまいがちです。

スマホで自分のブログ記事を確認して、おかしなところがないかチェックしましょう。

CTA(行動を促す呼びかけ)の組み込み

ブログに人が訪れただけで「集客できた」と言えるでしょうか?

あなたのメルマガに登録してくれたり、あなたのサービスにエントリしてくれてはじめて「集客できた」と言えるはずです。

CTA(Call to Action)「あなたがブログ読者に望ましい行動を取ってもらうための促し」の組み込みについて説明します。

CTAとは。CTAの目的

CTAは読者に特定の行動を促すための「働きかけ」の文章です。

特定の行動とは、「あなたがブログ読者にしてほしい行動(アクション)」です。

例えば以下のようなアクションです。

  • メルマガの購読
  • ブログへのコメント
  • SNSのフォロー
  • ブログ記事のシェア
  • サービスへの申込み
  • イベントへのエントリ
  • お問合せ

まずは、あなたにとっての「ブログ読者にしてほしいアクションは何なのか」を明確にすることが大事です。

CTAの見た目と配置

CTAは明確にしたほうが効果的です。

たとえば「無料メルマガに登録してください」というように、明示することが大事です。

「こちらをクリックすると何かいいことが起きます」といったようなあいまいな表現だと、読者は警戒して行動を起こさなくなります。

CTAはブログ記事の冒頭や結論、重要なセクションの直後などに配置するのが有効です。

ブログ記事の内容に合ったCTAの設定

たとえば「売上アップ」をテーマにしたブログ記事の最後に「メルマガでグルメ情報をお届けします」と促されても、行動を起こす人は少なくなります。

CTAはコンテンツに合ったものにしましょう。

ブログ記事の内容と一貫性があり、読者にとって自然な次のステップとなるCTAを設定しましょう。

CTAの最適化

CTAは、定期的なテストと最適化をくりかえすことで効果をアップさせることができます。

異なるCTAのテキストやデザインを試し、どれが最も効果的かを確認を繰り返しましょう。

成果の分析と改善

ブログ集客できる記事を成功させるために、定期的な分析と改善が必要です。

これをやらない人が多いんです。大事な作業です。

この章では、ブログパフォーマンスの分析と改善について説明します。

リバイス(記事の改訂)

ブログ記事は「一度書いて終わり」ではありません。

いちど書いた記事も、成果を分析しながら「何度も書き換えていく作業」が大事なのです。

ブログ更新とは「記事を追加していくこと」だけだと捉えている人も多いです。

ブログ集客できる記事は、イッパツで書き上げられるのではなく、むしろ「いちど書いた記事を改善していくこと」のほうが大事だと言えます。

ブログ記事の改訂については、こちらの記事に詳しく書きました。

ブログアクセスアップのコツ【アクセス数を増やすブログ更新方法】

このリバイスはブログ集客でかなり重要なポイントであるため、あらためて強調しておきます。

Google Analytics/Seach Consoleの活用

Google Analyticsなどの分析ツールを使用して、ブログの訪問者数の増減、読者の行動、人気のある記事とない記事、コンバージョン率などを追跡しましょう。

ブログのパフォーマンスアップに結び付く貴重な情報を得ることができます。

コンテンツ戦略の見直し

ブログのパフォーマンスに基づいて、コンテンツ戦略を見直すことが重要です。

ひょっとしたら、あなたが当初想定していたこととは異なる「お客さんのニーズ」を発見するかもしれません。

どのテーマやタイプの記事が成功しているかを分析し、それに合わせて新しいコンテンツを計画します。

たとえば「商品づくり」に関するブログ記事に人気が集中しているようであれば「商品づくり」に関する新しい記事を追加する、などの対処ができます。

まとめ:ブログ集客はマーケティングノウハウの宝庫

ブログは中小企業経営者やフリーランスのあなたにとって、事業の成長のカギを握る重要なツールになるはずです。

このブログ記事を実践して集客ブログの構築に成功し、ビジネスを拡大させることを望んでいます。

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