本気で個人ビジネスを建て直したい人へ

週末、あらためて経営学の入門書を読んでいました。

この本、ワシが大学生時代にも教科書として採用されていたシリーズなんです。

学生当時のワシにとっては難しすぎたし、何といっても現実的ではなかったので、まったく興味が湧きませんでした。

でもきっと、学生時代から起業することを目指していたのだとしたら、もっと興味を持って読むことができただろうなぁ。

今であれば、とても「身に沁みて」読むことができます。

さて、今日は「経営学から見た個人事業」についてお伝えします。

個人事業を主体とした理論体系は存在しない?

経営学の本を読んでいて、改めて気が付いたことがあります。

経営学は、基本的に「企業組織」を主体にして考えを進めている、ということです。

個人事業に「経営学」は役立つのか

「経営とは何か」を考えた場合、主に二つの側面があります。

「外向きの活動」と「内向きの活動」です。

外向きの活動とは、商品を開発したり、お客さんのニーズを探ったり、競合企業の出方に対応すると言った、文字通り「企業の外で起きていることへの対応」ですね。

一方で「内向きの活動」というと、そこは「組織管理」の話題になるんです。

人材の採用だとか配置、育成といった内容ですね。

でも、個人事業者って、組織ではないですよね。

多くの個人事業者は、この時点でこんなふうに考えると思うんですよ。

だから経営学なんて関係ない、役に立たない。

って。

でも、実際にそうなんでしょうか。

たしかに個人事業は、複数の人が集まって何かをする組織ではありません。

やってることは大企業でも個人事業でも同じ

だけど、組織では分業されている「意思決定」だとか「商品開発」「販売」といったそれぞれの活動を、ひとりでやらなきゃいけない、という意味で

「たった一人の組織」

だということもできますね。

複数の人ではないので、部署間やメンバー同士の衝突は起きません。

でも「どちらがよいのか」「やるべきか、やめておくか」といった葛藤は、まさに

「ひとりの人間の中での衝突」

とも言えますね。

また組織では「配置転換」だとかに該当するものは、ひとり起業の場合には

「方針の転換」
(あることをやめて、あることをはじめる)

に当てはめることもできます。

そんな意味で、組織を前提とした「経営学」は、個人事業や家族企業でもじゅうぶんに役立つし、機能するんですね。

行き当たりばったりでホントにうまくいきますか?

今日は、ある企業さんからの事業計画書作成支援の打ち合わせの一日目です。

楽天の売れ筋ランキングで部門一位を獲ったこともあり、ランキング上位の常連企業さんです。

会社や事業って、人と同じで、それぞれ目指しているモノや大切にしているモノが違います。

健康のために始めるスポーツと、アスリートが取り組むスポーツとでは、おのずと

「やらなくてはならいこと」

が異なってきます。

単なる趣味であれば、勉強する必要も少ないでしょうし、取り組む姿勢も「できるときにやる」という程度で構わないでしょう。

でも、どんな分野でも、真剣に成果を出したい人は、真剣に取り組まないと、なかなか目標は達成できません。

あたりまえですよね。

周りに、真剣に取り組んでいる人がいるのに、自分だけが楽して成果を得ようなんて、本来おかしな話だと思いませんか?

寝ないでやれとか、笑ったりふざけたりするなとか、そういったことではないんですよ。

取り組む姿勢のことです。

アスリートのトレーニングを想像してみてください。

ホントに成果を出したいのなら、戦略的に、計画的に進めたほうが、目標達成できそうにありませんか?

ビジネスでも同じです。

成果を出したいのなら、戦略的に、計画的に進めることを検討してみましょう。

個人事業で、はじめて事業計画書を作りたい方のためのセミナーを開催します。

 

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