起業したいけどアイデアがない人がするべき「3つの準備」

起業したいけど、アイデアが無いんです。
起業アイデアをさがすうちに、時間ばかりが過ぎて焦ってしまいます。
何をすればいいでしょう。

実は、「起業したいとは思っているけどアイデアがない」という悩みを抱えている人って、あまり表に出てこないだけで、けっこう多いんですよ。

この記事では、「起業したいけどまだ起業していない人」、その中でも「まだ具体的な起業アイデアがない人」に向けて、お伝えしますね。

この記事でわかること
  • 起業しないのはアイデアがないから?みんなはどこで止まっているのか
  • すでに起業できた人は、何をしたのか
  • 起業アイデアがなくても、起業のためにできることとは
この記事の信頼性

個人事業から最大スタッフ10人程度までのスモールビジネス専門のコンサルタントです。
自治体(県や市)、商工会議所などの経営相談員やセミナー講師の委託も受けていますので、あるていど安心していただけるかと思います。

「起業したいけどアイデアが無い」人が多い現実

各地の商工会議所で開かれている「創業塾」や創業セミナー、受講したことがありますか?

ワシはあの創業塾の講師を務めることがあるので「起業、創業して独立したい人」とたくさん巡り合います。

創業塾に参加する人の中には、すでに「このビジネスで起業したい」という起業アイデアが固まっている人もいれば、

まだどんなアイデアで起業するかは決まっていませんが、起業はしたいので勉強だけしたい

という動機で参加してくださる人もいます。

この記事では、統計資料のほかに、ワシが創業セミナーなどで知り合った「起業したい人たち」から聞いた声をもとにお伝えします。

「起業しやすい時代」になっている

最初にお伝えしたいのは、以前(20年以上前)にくらべて、ずいぶんと起業しやすい時代になっている、という点です。

コレはワシ自身の実感でもありますし、データにもあらわれています。

2017年の小規模企業白書によると、以前に比べて「起業したい」と思っている人は減っているものの、「起業したい」と思っている人のうち、「実際に起業できた人」の割合は増えています。

単純にここから言えるのは

起業したい人思った人は、あきらめずに実際に起業するケースが増えている

ということです。裏を返せば

起業したいと思ったけど断念した、という人の割合は減ってきている

ということですね。

ここには、インターネットの普及が大きく関係していると、ワシは睨んでいます。

「パソコンとスマホで起業できる」という環境が整ってきているからですね。

起業しないのはアイデアがないから?踏み切れない理由

「起業に踏み切れない理由」のうち「起業アイデアがないから起業できない」と考えている人は、いったいどれくらいいるのでしょうか?

さきほどと同じ統計(2017年の小規模企業白書)によると、

製品・商品・サービスの具体的なアイデアを思いつかないから起業できない

と答えた人は、男女各世代の全6分類の創業希望者の中で34歳以下の男性の中の16.7%だけでした。

むしろ、男女各世代で「経営に関するノウハウの不足」のほうが問題視されているようですね。

あと、「起業の失敗がこわい」という理由も、男女各世代で「起業したいけどしない理由」の上位に上がっています。

「起業10年で生き残るのは1割以下」は本当なのか?

起業に踏み切れない理由に「失敗がこわい」という理由が出てきたので、ここで解説を加えておきます。

よく、セミナー講師やコンサルタントのセミナーやブログで

起業して10年経っても生き延びている人は6%

などと聞きますよね。

ワシもよく耳にしたり、ネットでも見かけますが、たいていは「データの根拠や出典」が示されていません。

ネットで検索しても、上記の「起業して10年経っても生き延びている人は6%」を示す、元データや統計資料は見つかりませんでした。

「企業 生存年数」などで検索して公的機関や民間シンクタンクの信頼できそうなデータを集めてみると、このような統計が見つかりました。

ずいぶんイメージとは違いますね。

実態としては、起業して20年で約半減。

という状況のようです。

もちろん、上記の統計をもってして「だから起業しても大丈夫」だという楽観的なことをお伝えしたいわけではありません。

だけど「ちゃんと起業する」ことを重視していれば、過剰に恐れることもない、ってことです。

起業できない一番の理由は「事業や経営に関する知識やノウハウの不足」

先の表をご覧いただければわかるように、「起業したいけどまだできない」と言う理由の第一位は、「事業や経営に関する知識やノウハウが足りないから」でした。

ここには多くの理由が含まれているのではないかと推察できます。

ワシの現場経験からしても、

  • 自分が考えた事業アイデアは本当にうまくいくのか、調べる方法がわからない
  • 自分の起業アイデアを実現させるために何をしたらいいのかわからない

といった、かなり「基本的な悩み」「初歩の悩み」がたくさん含まれていると考えられるのです。

これらはある意味「事業アイデアが固まっていない状態」とも言えるわけで、決して「これで行くんだ!という事業アイデアがしっかり固まっている人たちばかり」というわけでもなさそうです。

起業アイデアが無い人のほうが、チャンス

現場で起業したい人たちの相談に乗っていると、

はじめは「何で起業しようかな?」と悩んだり迷っている人のほうが、うまく行く可能性が高いのではないか?

と感じることがあります。

その理由は、こうです。

すでに「何で起業するか」を決めている人の多くは、

  • 自分のやりたいこと
  • 自分がすきなこと
  • それまでの自分の経歴

をベースに「起業アイデア」を決定していることが多いです。

「起業アイデアが無い」という人にとって、「やりたいこと」が決まっている人たちはうらやましい存在かもしれません。

しかしここには大きな落とし穴があります。

かれらが起業アイデアを決めた理由のおおくが「自分目線」なのです。

「自分が好きだから」「自分がやりたかったから」などという理由が多くて「それは求められているのか」という視点が欠けているか、足りないことが多いのです。

いま「起業アイデアが無い」と悩んでいるあなたは、「いま求められているものは何だ?」という視点から、起業アイデアをさぐっていくことができるのです。

起業準備をするために、みんなは何をしたのか?

さきほどから紹介している統計資料では、「すでに起業を実現させた人たちは、起業準備をするために何を利用して情報収集したのか?」というデータも載っています。

この「情報収集」の中にはいろんな活動が含まれていて、おそらく「起業アイデアを固める」ための市場調査も入っていたと想像できます。

すべての性別、世代で、上位を占めているのは次のふたつです。

  • インターネット等による起業・経営に関する情報提供
  • 周囲の起業家/経営者や支援機関に相談した

そして、この統計資料が別に指摘しているポイントが

大きく成長したい人は起業家コミュニティに参加している割合が高い
(高成長志向の起業家の60.4%が起業家コミュニティに参加)

という点です。

ここまでの分析から、「まだ起業アイデアがない人でも、できること」が見えてきましたね。

  • インターネット等による起業・経営に関する情報提供
  • 周囲の起業家/経営者や支援機関に相談した
  • 起業家コミュニティに参加してみる

です。

ここからは、いま挙げた3つの行動について、考えていきます。

起業アイデアがなくてもできる「3つの準備」

ワシ自身もここまで書いてきて見えてきたことがあります。それは

起業アイデアがなくても起業の準備を進めることはできる

という点です。

「起業アイデアがないから何もできない」と思考や行動を止めてしまうのではなく、よい起業アイデアに巡り合うために準備活動を進める。

という積極的な捉え方で行動していきたいですね。

インターネットで起業や経営に関する情報を集める

このブログを含め、起業に関する情報を発信しているブログやサイトはたくさんあります。

それらのサイトを日々読み込んでいくだけでも、かなり勉強になります。

また、事例が豊富なサイトであれば、自分の起業アイデアに結びつくヒントも得られるかもしれませんね。

ネットで情報を集める際に重要なのは「その情報の信頼性」です。

できるだけ発信者の身元の情報や「なぜそう言えるのか」という情報の根拠が示されている情報源をさがしてくださいね。

  • 身元があるていど明らかであること。
  • 意見や情報の根拠がはっきりしていること。
  • 「出し惜しみ」や「煽り」を感じないこと。

今回挙げた、3つの「準備できること」の中でも、インターネット上の情報がもっとも「情報の吟味」が大事になってきます。

「ニュースサイトっぽい記事に書いてあったから信用する」

といった短絡的な判断をせず、情報をさかのぼって「自分でウラをとる」くらいの態度で臨みましょう。

その情報探索の活動そのものが、起業アイデアのヒントになります。

「おススメのサイトはありますか?」って?

もちろん、あなたがいま見ているこのブログです(笑)

メルマガでは、ブログでは言えない突っ込んだ内容も発信していますので、ゼヒ読んでみてください。

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誰かに相談する

起業アイデアは、人に相談して「揉まれて」いったほうが、磨きがかかります。

しかし問題は「誰に相談するのか」です。

統計では、家族、先輩の起業家や経営者、公的機関などが挙げられています。

ワシはこの中では「公的機関」をオススメしたいと思います。

なぜかというと

  1. 起業の環境や地元の経済に関して明るい
  2. 情報ネットワークを持っている
  3. 偏見が少ない

という理由があるからです。

3の「偏見が少ない」というのは大きなポイントです。

相談相手としての「先輩経営者、先輩起業家」は、実的な面で大いに参考になります。

いっぽうで「自分を事例として考える」傾向があり、これが「意見のかたより」を生む傾向があるので、要注意です。

先輩起業家や先輩経営者にお話しを聞く場合には

  • 「立場的に立派な人」よりも「身近で立場が近い人」を選ぶ。
  • 精神面や根性論よりも、理論性や納得感を重視する。
  • 「ちがうな」と思ったら、じょうずに距離を置く。

ことが大事になります。

起業コミュニティに参加する

これも、「どのコミュニティに参加するか」が大事です。

中には、怪しいコミュニティも混じっているからです。

あるていど著名な人のコミュニティであれば、信頼できるといっていいでしょう。

ただ、ビジネス書の著者が運営しているコミュニティ内でも、トラブルのウワサをよく聞きます。

コミュニティは「入ってみないとわからない」という要素が強いため「退会のしやすさ」を基準に決めてもいいかもしれませんね。

ダメだったらすぐに退会すればいいわけですから。

「退会しにくいしくみや雰囲気」があるところは、避けたほうが無難かもしれません。

  • リーダーのカリスマ性ばかりに注目せず、「メンバーにどんな人がいるのか」を観察する。
  • 「お試し」があれば、参加してみる。
  • すでに参加した人、退会した人に話しを聞いてみる。

などに注意するとイイですね。

ワシが運営しているオンライン起業家コミュニティ「ワシ勉」は、今から起業する、起業したばかりの個人事業主やフリーランスの人たちが集まる、オンラインで完結できる勉強会です。

もちろん、ワシとしては「イチオシ」に決まってます(笑

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まとめ:「起業の準備」を進める中で、起業アイデアを見つける

「起業したいけどアイデアがない」という人の多くは、「アイデアはないか」と考えるばかりに、活動量が少なくなる傾向があります。

起業アイデアにむすびつくようなヒントが得られる環境にいないのです。

さきほどもお伝えしたように、頭を抱えて「いい起業アイデアはないか」と考え込むより、じっさいに社会の現場に出たほうが、起業アイデアを見つけられる可能性は高いです。

起業アイデアを見つけるためにオススメの活動

  1. 世の中に関心を持ち、情報を集める。
  2. 人と多く接触する。
  3. 上記2つからえた情報や体験について、自分なりの「仮説」を持つ。

日ごろの情報探索、人とのコミュニケーションの中から、「これだ!」と思える起業アイデアを見つけ出してくださいね。

おまけ:ひとりで起業アイデアを考えたいなら

ここまで、「起業アイデア」というコトバを使ってきました。

起業アイデアとは「どのようにしてお金を設けるのかという仕組み」であり、これは一般的にはビジネスモデルと言われています。

起業アイデアとは、「ちいさな資金でも作ることができるビジネスモデルのことだ」とも言えます。

こちらのページ、「ひとりで作れるビジネスモデル」は、文字通り

「ひとりビジネスでは、どのような起業アイデアで儲かりやすいのか」

についてお伝えする記事です。

ひとり起業の人が選びがちな起業アイデアのパターン(ビジネスモデル)について、その収益性(儲かりやすさ)だとか「たいへんさ」について、一つ一つ検討しています。

途中まで無料で読めますので、気軽に覗いてみてくださいね。

 

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