起業したいけどアイデアがない人の「小予算起業アイデア」
起業アイデアをさがすうちに、時間ばかりが過ぎて焦ってしまいます。
何をすればいいでしょう。
実は、「起業したいけどアイデアがない」という悩みを抱えている人って、あまり表に出てこないだけで、けっこう多いんですよ。
この記事では、「起業したいけどまだアイデアがなくて困っている」という人に向けて、お伝えしますね。
- 「起業したいけどアイデアがない」という状態がナゼ生まれるのか?
- 起業アイデアはどうやって見つけるのか?
- 起業アイデアをどうやって形にしていくのか?
- 「起業したくてもアイデアがない」状態から起業できた人は、何をしたのか?
- 起業アイデアがなくても、起業のためにできることとは?
個人事業から最大スタッフ10人程度までのスモールビジネス専門のコンサルタントです。
自治体(県や市)、商工会議所などの経営相談員やセミナー講師も務めています。
全国の創業セミナー、起業セミナーで1200件以上の「起業アイデアづくり」の支援をしてきました。
「起業したいけどアイデアがない」と悩んだまま時間を過ごしていませんか?
あなたと同じように「起業したいけどアイデアがない」と悩んでいる人はたくさんいます。
どんな事業でも起業できればよいのですが、たいていの人は資金や「自分にできること」に制限があるため
と悩んでしまいますよね。
このブログ記事では、全国の商工会議所や自治体で「起業支援/創業支援」をしてきた著者の経験を通して「起業したいけどアイデアがない人がやるべきこと」についてお伝えしていきます。
このページの内容
なぜ起業したいのにアイデアがないのか?
起業したいのにアイデアがないまま、時間を過ごす人が多くいます。
時間がもったいなくないですか?
なぜ、あなたは今、起業したいのにアイデアが浮かばないのでしょうか?
この章では、アイデア不足の背後に潜む理由や仮説について考えてみましょう。
自己制限と恐れ
「起業するのは怖い、でも起業したい」というブレーキとアクセルを同時に踏んでいる状態かもしれません。
実は起業アイデアがあるのに「怖い」「自分にはムリだ」という気持ちがあるために「起業アイデアがないからできない」という自分に言い訳をしているのかもしれません。
※自己制限=ここでは「自分にはムリだ」という感情のこと
「起業したいけどアイデアがない」という状態から成功する起業アイデアを思いつくためには、失敗の恐れや「自分にできるのか」という恐れを乗り越える必要があります。
創造性のブロック
起業アイデアを考える時間や、発想を深掘りしたり、発展させるための時間や心理的な余裕がないと、なかなか起業アイデアは固まりません。
現実的な制約
資金や時間、スキルの不足など、現実的な制約が起業アイデアを制限することがあります。
しかし、これらの制約はこの記事でも述べる方法で解決策が見つかるかもしれません。
経験や知識の不足
新しい起業アイデアは、知識と知識の掛け合わせで生まれることが多いです。
自分の知識や経験の範囲内でしか、新しい起業アイデアは生まれてこないのです。
たとえば「加工肉製造業者」の存在を知らなければ、その業者向けのサービスを考えつくことはできませんね。
経験豊富な人、知識が豊富な人のほうが起業アイデアが生まれやすいわけですね。
多くの業種、業界に興味を持って情報を集めることで、起業アイデアは生まれやすくなります。
起業アイデアを生み出すための準備
起業アイデアがないままで起業の準備を始めることはできません。
この章では起業アイデアがない状態から「何にとりかかるべきか」のステップについて考えてみましょう。
自己評価と資源の洗い出し
「起業したけどアイデアがない」という状態からスタートする最初のステップは、自己評価と資源の洗い出しです。
まずは以下のことを実践してみましょう。
- 自身のスキル、経験、関心をリストアップしましょう。
- 自分が得意とする分野や強みを確認しましょう。
- 利用可能な資金、時間、ネットワークなどの資源を整理しましょう。
- どの資源がビジネスに役立つかを考えましょう。
基本的なビジネス知識とメンターシップ
起業に必要な基本的なビジネス知識を習得しましょう。
書籍やオンラインコースなど、今の時代はたくさんのコンテンツを利用できます。
起業のプロセスでアドバイスを受けられるアドバイザーやメンターを見つけましょう。
地元の商工会議所の「創業塾」や公的な起業支援センター、起業家コミュニティ、オンラインフォーラムに参加し、サポートを受けましょう。
起業アイデアを見つける方法
あなたの悩みは「起業したいけどアイデアがない」ことなのですから、新しい起業アイデアを見つけることがカギになります。
周囲の問題に注意を向ける
起業アイデアを見つける最初のステップは、身の回りの問題やニーズに注意を向けることです。以下の方法を試してみましょう。
日常生活の課題
日常生活や仕事の中で、何か問題や不便さを感じたら、それが起業アイデアの出発点となるかもしれません。「何が問題なのか」「どうなればいいのか」を特定し、その解決策を考えましょう。
自分だけではなく「家族や周囲の人の困りごと」に敏感になることも大事です。
ニッチな市場を発見
大手企業が注意を払わないような小さな市場や特定のニッチ市場を見つけましょう。ここには新たな機会が潜んでいるかもしれません。
趣味や特技を活用する
自分の趣味や特技を起業アイデアに結びつけることは、創造的な方法です。以下の方法を考えてみましょう。
同じ趣味の人を集める
自分の趣味や情熱を活用し、それに関連したビジネスを考えましょう。自分の興味が高い分野での起業は、モチベーションを維持するのに役立ちます。
特技や専門知識を提供
自分が特に得意なスキルや専門知識をビジネスで提供できるか考えましょう。他の人に価値を提供する方法を見つけます。
市場調査と競合分析
起業アイデアを具体化するために、市場調査と競合分析を行いましょう。
市場調査
目標市場や顧客のニーズを調査しましょう。市場の傾向や成長ポテンシャルを理解することが重要です。
競合分析
既存の競合他社を調査し、彼らのビジネスモデルや提供サービスを分析しましょう。競合他社の強みと弱みを把握します。
起業アイデアのフィルタリングと選定
多くの起業アイデアが集まるかもしれませんが、最終的には実行可能で魅力的なアイデアを選びましょう。起業アイデアの優先順位を付け、評価しましょう。
- 実行可能かどうか、リソースはあるか
- 市場はあるか、買ってくれそうな人はじゅうぶんにいるか
- 強力な競合はないか。大手企業がよく似たアイデアを実行していないか
- 失敗したときに簡単に撤退や路線変更ができそうか
「とりあえずの商品」をつくる
ちょっとまってください。
起業したいけどアイデアがない人が「起業アイデアを思い付いた」とき、夢中で商品づくりに没頭してしまうのは、あまり良い選択ではありません。
そこで「とりあえず」の商品MVP(Minimum Viable Product:必要最小限の商品)を作ります。
この商品を「お試し販売」してみて、売れそうなら本格的に商品づくりをはじめるのです。
実現するために、最小限のバージョンを作成しましょう。
これならコストを最小限に抑えながらアイデアの実行可能性をテストできます。
フィードバックの収集
MVPをつくったら友人、家族、または潜在顧客に販売してみて「反応」を集めましょう。
売れないなら売れないで起業アイデアをすぐに投げ出さず、「なぜ買わないのか」という理由を集め、改善してくわけです。
この章では、起業アイデアを見つけるための方法について考えてみました。
次の章では、起業アイデアからビジネスモデルを構築する手順を説明します。
失敗を避けるためのアドバイス
起業の過程での失敗をゼロにすることは、現実的には不可能です。
起業アイデアの仮説検証アプローチ
起業はバクチではありません。
起業アイデアは「うまくいくアイデアか/うまくいかないアイデアか」という問題ではなく
「こうすればうまくいくのではないか」
という仮説と実行、それを検証して改善していくアプローチです。
最初から完璧な起業アイデアを求めない
「画期的な起業アイデア」「これまでにない企業アイデア」を探すばかりに時間を費やしてしまう人がたくさんいます。
最初はありきたりの起業アイデアでもよいので、MVPでテストを繰り返して早く「売れる起業アイデア」にたどり着くことが大事です。
頭の中で考えるだけよりも、実行のくり返しによって起業アイデアは磨き上げられていきます。
起業アイデアの改善をくりかえす
最初の起業アイデアでは、うまく行かないことは当たり前です。
このとき、「この起業アイデアはダメだったか」とその起業アイデアそのものを丸ごと投げ出してしまう人が多いです。
投げ出すのではなく「売れるように起業アイデアを改善していく」という発想が大事です。
典型的な起業失敗の原因と回避策
多くの起業家が共通して陥る典型的な失敗パターンを避けるために、以下のアドバイスを考慮しましょう。
不十分な市場調査
自分の勘や直観、「思いや希望」に頼りすぎ、「調査しない」ために多くの人が失敗しています。
十分な市場調査を行わないことは、アイデアの実行可能性を危険にさらすことにつながります。市場調査に時間と労力を費やしましょう。
資金不足
資金不足は多くの新興企業の失敗の原因です。ビジネスプランを慎重に立て、適切な資金調達方法を模索しましょう。
いくら経費を節約しても、自分の生活費の支出によって、確実に資金は減っていきます。
適切な協力者、パートナー、アドバイスの不在
適切なチームメンバーの不在は問題を引き起こすことがあります。信頼性のあるパートナーを見つけ、スキルを補完しましょう。
マーケティングと販売の欠如
優れた製品やサービスでも、適切なマーケティングと販売がなければ成功しません。効果的なマーケティング戦略を策定し、実行しましょう。
起業のリスクを最小限に抑えるには
リスクを最小限に抑えるために、以下のアドバイスを検討しましょう。
MVP(Minimum Viable Product)の活用
MVPを使用して、最初に最小限の機能を備えた製品を市場に導入しましょう。フィードバックを収集し、製品の改善に活用します。
いきなり大きな投資をすると「イチかバチかの起業」になり、リスクが高まります。
小さくはじめられないかを検討しましょう。
小さくはじめて高速でテストを繰り返すことができる起業アイデアが「よい起業アイデア」だと言えます。
キャッシュフローの管理
キャッシュフローの管理は重要です。財務計画を策定し、支出と収入を効果的に管理しましょう。
フォーカスと優先順位付け
自分が自信をもってはじめた起業アイデアも、なかなかうまくいかないと、他の人の事業ややり方が気になってしまうものです。
そこで「いろんなこと」に手をつけ始めるとリソースが分散して、返って成果を産みだしにくくなります。
「ここに集中する」と決めたことに集中し、優先順位を付けることは成功のために不可欠です。
起業アイデア成功への道のり
失敗を回避するためのアドバイスを受け入れ、リスクを最小限に抑えながらビジネスを成長させる方法を模索しましょう。次の章では、具体的な「小予算でできる起業案」に焦点を当て、成功に向けた実践的なアイデアを提供します。
起業アイデアの柔軟性
あなたが思いついた起業アイデアには、柔軟性がありますか?
起業アイデアに柔軟性があることは、新しい起業アイデアを成功させるためにだいじな要素です。
なぜ起業アイデアに柔軟性が必要なのか?
あなたが思いついた起業アイデアは、実際に実行してみたとき、思った通りにうまく行かないかもしれません。
また、事業環境は時間とともに変化していきます。
そんな状況の中でも事業を軌道に乗せるためには、時代に合わせてビジネスを変化させていくことが必要になります。
時代に合わせて変化できる柔軟性があると、あなたの起業アイデアが成功する確率が高まります。
起業アイデアに柔軟性を持たせる方法論「リーンスタートアップ」
リーンスタートアップ(Lean startup)は、アメリカで開発された起業の方法論の1つです。
あなたの事業アイデアを効率的に作り上げ、ビジネスモデルを柔軟に調整するための方法論です。
リーンスタートアップおおよそ次のような進め方で、あなたの起業アイデアの成功確率を高めます。
- 不完全な形でよいので、早くはじめる。
- お客さんの反応を見ながら柔軟にビジネスをくりかえし改善し、変化させる。
- 改善と変化のスピードを速めることで成功確率を上げる。
MVP(Minimum Viable Product)の導入
MVPは、最小限の機能を備えたサービスや商品のプロトタイプです。
できるだけ早く売り出すことで早くお客さんの反応(フィードバック)を得ることを目的にしています。
お客さんからのフィードバックが集まれば、サービスや商品の改善ができるようになるからです。
ビルド-メジャーン-ラーンのサイクル
リーンスタートアップは「ビルド(製品をつくる) – メジャーン(顧客の反応を測る) – ラーン(学ぶ)」というサイクルを繰り返します。
とにかく「はやくサービスが売れる形になるように改善すること」が大事です。
ピボット(方針転換)とパーシスト(方針維持)
「今のままではこの起業アイデアをいくら改善を続けても売れるようになれない」
という判断をしたとき「ピボット(方針転換)」をするかどうかの判断をします。
「ピボット(方針転換)」をするのか「バーシスト(そのままこだわって実行)」するのかの決断は、その後の起業アイデアがうまく行くかどうかを決める大事なポイントになります。
ピボットにも「ゼロからやりなおすパターン」から「少しだけ方向転換」までいろんな選択があります。
ピボットのタイプ
ピボットにはいくつかのタイプがあります。方向転換ピボット、問題ピボット、ソリューションピボットなどがあり、ビジネスモデルを調整する際に有用です。
今のままでは起業アイデアがうまくいきそうにない、というときに
- 起業アイデアそのものに問題があるのか?
- 商品やサービスはよいが、売ろうとしている相手がまちがっているのか?
- 売ろうとしている相手のニーズに商品やサービスが対応できていないのか?
を調査、検討して、起業アイデアを調整していく必要があります。
パーシステンス
「このままの方針で続ける」という選択もあり得ます。
何か「うまく行きそうな兆し」が見える場合には、方針を変えることなく努力を続けることも大事です。
ビジネスモデルの適応と変革
ビジネスモデルの柔軟性は、変化する環境に適応し、競争力を維持するために必要です。
ビジネスモデルの柔軟性を活かす
ビジネスモデルの柔軟性を活かすために、リーンスタートアップの原則を実践し、変化に適応しましょう。次のステップがお役に立つでしょう。
定期的な振り返りと改善
起業アイデアの改善の履歴やそれまでのお客さんの反応の変化などを定期的に評価し、改善の余地を探ることによって「うまく行く確率」を高めます。
成功と失敗の要因を振り返り、調整を行いましょう。
顧客中心のアプローチ
多くの人が「最初に思い付いた起業アイデア」に固執してしまいがちです。
自分の思い込みよりも「お客さんの反応をサービスの改善に活かす」ことに注力しましょう。
「最初に思い付いた起業アイデア」をお客さんの反応に合わせて改変していくことで「売れる状態」に近づけることができます。
起業したいけどアイデアがない人におススメの「小予算起業アイデア」
小予算での起業は、多くの人にとって魅力的な選択肢です。この章では、日本円で300万円程度の小予算を前提に、実現可能な起業アイデアを提案します。
フリーランスサービス提供
自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人を指します。
自分自身の専門知識や専門技能でマネタイズする経営者本人、という位置づけですね。
コピーライター
文章執筆が得意な場合、コピーライティングの仕事を始めることができます。広告やウェブコンテンツの制作が求められています。
ウェブデザイナー
ウェブデザインのスキルを活かし、ウェブサイトのデザインや改善に関するサービスを提供できます。多くのビジネスがオンラインプレゼンスを必要としています。
ソーシャルメディアマネージャー
企業のSNS運用の代行やマーケティングを担当するソーシャルメディアマネージャーとして活動することができます。
デジタルコンテンツ販売
オンライン講座や電子書籍の販売など、自身の専門知識を活かし、オンライン講座や電子書籍を制作・販売できます。教育分野や専門知識のシェアリングが需要があります。
コミュニティ/イベント運用
特定の趣味や関心を共有するコミュニティイベントを主催し、参加者に価値を提供します。
オンラインサロンの仕組みによって全国から会員を募ることもできます。
マッチングプラットフォーム
何かを提供したい人と、それを求めている人をマッチングするプラットフォームを構築し、手数料を得るビジネスモデルを採用できます。
- 特殊技能を持つフリーランスとクライアント企業
- プロ向け用品など、特殊な分野の不用品と欲しい人
業務代行業
自分の得意分野を活かして事業者の仕事の一部を「代わりにやってあげる」ことで、収益を上げることができます。
- 企画代行(商品企画やイベント企画を代わりに考えてあげる)
- 営業代行(代わりに売ってあげる)
- 新人教育代行(新入社員の教育を代わりにやってあげる)
- 人材採用代行(代わりに求人活動をしてあげる)
- イベント代行(イベント開催を代わりにやってあげる)
- 総務代行(会社の「総務部」の業務を代行する)
- 事務代行(事務作業を代わりにやってあげる)
- プレゼン代行(重要なプレゼンを代わりにやってあげる)
- 入力代行(アンケートなどのデータ入力をかわりにやってあげる)
- ポスティング代行(チラシのポスティングを代わりにやってあげる)
- お掃除代行(事務所や店舗の掃除を代わりにやってあげる)
- 電話受付代行(いわゆるコールセンターを請け負う)
会社の業務を詳しく分析すれば「この業務は代行できるのではないか」と発見できるかもしれません。
メンテナンス
ほとんどの機械や設備はメンテナンスが必要です。
企業がもつ設備や機械のメンテナンス(修理や保守)を請け負うことで、継続的な売上が見込めます。
- 営業車の点検やメンテナンスを請け負う
- アパートの大家さんや不動産屋さんから「賃貸物件の保守」を請け負う
- 製造業の製造設備の点検を請け負う
- 企業のパソコンのアップデートや保守を請け負う
ブロガー
自身の専門知識や趣味に関連するブログを運営し、広告収益やアフィリエイトプログラムから収益を得ることができます。
オンラインストア
オンラインストアを立ち上げ、自分で製品を販売することができます。小規模から始め、段階的に成長させることが可能です。
自宅で手作りの商品を販売することができます。手作りのアクセサリー、クラフト、美容製品などが考えられます。
代理店
営業経験がある人など「売るのは得意だけど売るものがない」という人は「代理店」によって「人のモノを売ってお金を稼ぐ」ことができるようになります。
- 保険代理店
- 化粧品販売代理店
- 機械/設備販売店
「商品や製品はあるけど売ってくれる人がいない」という会社もたくさんあります。
「代理店募集」などのキーワードで検索してみるとたくさんみつかるはずです。
旅行プランナー
旅行プランナーとして活動し、旅行者の旅行プランをカスタマイズし、手数料を受け取ることができます。
小予算起業アイデアを成功させるコツ
ここに上げた起業アイデアはどれも小予算でできるものばかりですが、以下の点に注意する必要があります。
- 開業時に申請や許可が必要な場合があります。事前に調べておきましょう。
- その業務を行うには特殊技能や専門知識が必要になることがあります。ここで「強みや経験」を活かしましょう。
- どのビジネスを選ぶかによって成長性(どれだけ伸びやすいか)が異なります。自分の起業スタイルに合わせて選びましょう。
小予算で起業アイデアを考えるコツについては、こちらの記事に記載しています。
起業アイデアの選択と起業スタートまでの行動のステップ
これまでの章で、小予算での起業に向けたアイデアや戦略を探究しました。では、次にどのようなステップを踏むべきか、行動へのアクションに焦点を当てましょう。
自己評価とスキルの確認
まず、自身のスキル、経験、関心を再評価しましょう。どの分野で起業するのが最適か、自分の強みを活かす方法は何かを考えます。
アイデアの選択
提供したアイデアの中から、自分に合ったものを選びましょう。自身のスキルや関心にマッチし、市場で需要があるかどうかを検討します。
アイデアを選択する際の超重要ポイントを以下にお伝えします。
- 実行性(自分に実行できるか)
- 市場性(そのサービスを買う人はいるのか)
- 収益性(儲かるのか)
当たり前に感じられるかもしれませんが、この3点を軽視して失敗する人が多いのです。
「きっと買ってくれる人はいるだろう、がんばれば売れるだろう」
「売れればそれなりに儲かるだろう」
という、調査や計算をせずに始めてしまう人が多いので注意が必要です。
ビジネスプラン(創業計画)の策定
選んだアイデアに基づき、ビジネスプランを策定します。これには収益モデル、ターゲット市場、競合分析、マーケティング戦略などを含めましょう。
なぜ創業計画を作った方がいいのか?
創業計画は、本気で創業したい人は作ることを強くオススメします。
- 自分のビジネスモデルやビジネスプランに「モレ」や「ヌケ」がないか。
- 自分は本当にその事業をヤル気があるのか。
- そのビジネスを立ち上げ、軌道に乗せるために、自分は具体的に何をするのか(アクションプラン)
といったことを事業計画の作成を通じて創業前に考え、確認することができるからです。
資金調達と予算設定
小予算での起業を考える場合、資金調達や予算設定が重要です。
自己資金、友人や家族からの資金、銀行ローン、助成金などの選択肢を検討しましょう。
原則として「自分の手持ちのお金だけでできる工夫」をすることを強くオススメします。
そのためにMVPを活用しましょう。
マーケティング戦略とオンライン戦略
選んだビジネスアイデアを広めるためのマーケティング戦略を検討しましょう。ウェブサイトやソーシャルメディアのプレゼンスを確立し、顧客とのコミュニケーションを強化します。
起業への活動を開始する
ここまでのステップを実行すれば
「起業したいけどアイデアがない」という状態から「自分は起業するために明日から何をすればいいのか」が具体的にわかっている状態に変身することができます。
まとめ「起業したいけどアイデアがない人がやるべきこと」
この長いブログ記事を最後までお読みいただき、ありがとうございます。
「起業したいけどアイデアがない」という状態から「何をどのように進めればいいのか」がわかりましたでしょうか?
ではこのブログ記事のテーマ「起業したいけどアイデアがない人がやるべきこと」についてまとめておきます。
- 自分のこれまでの経歴や好きなこと、得意ワザを棚卸しをする。
- 周囲や仕事の上で「誰かの困りごと」に敏感になる。
- 経営の基礎について学んでおく。
- 複数の起業アイデアを比較検討して「うまく行くそうな案」を選択する。
- 起業アイデアを選択するときには「思い」よりも「合理性」を重視する。
- 起業にあたっては「思いがけないこと」が起きるモノ。柔軟性を忘れない。
- 小さく生んで大きく育てる。「大バクチ」は取り返しがつかない失敗になる可能性がある。
- 計画を立てる。専門家に見てもらう。
起業家としての成功を心から願っています。新しい挑戦に向かって前進し、ビジネスの成長と継続的な成功を叶えるために、行動に移してください。
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