独自性のあるサービスを生み出すヒント

ただいま「予定ギューギュー詰め込みキャンペーン」実施中です(笑

今日の話題は

似たような競合がひしめく中で、どうやって独自性のあるサービスを生み出すか?

という話題です。

整理収納アドバイザーさんは「コモディティ」

ワシがブログやメルマガで整理収納アドバイザーさんを取り上げるのは、人数が多いからです。

セミナーを開催しても受講者さんの数が20人以上になるとかなりの確率で整理収納アドバイザーさんが混じっています。

これまでの受講生さんやクライアントさんの中にも、何人もいます。

そして多くの整理収納アドバイザーさんが差別化できていないという現実があります。

「おうち一件まるごと片付けパック」のような商品です。

受講生などにはさんざんお伝えしていますが、整理収納アドバイザーさんが「片づけ作業」を商品とした場合、次のような課題があります。

整理収納アドバイザーさんが抱える課題

  1. 体力的な負担が大きく、労働集約性が高い。対価には「時間単価」という面がつよい。つまり「労働力や時間をお金に換えている」ことになる。自分の体力や時間の限界が収入の限界に直結する。
  2. ひとりのお客さんにサービスを提供している間、他のお客さんにサービスを提供することはできない。生産性(時間当たりにどれだけの価値を生み出すか)に限界がある。
  3. 同業者との差別化がされておらず、「選ばれる要因」は「料金が安いから」になりやすい。

これらを考えると

「価格が安くなりやすい」
「ほかの人とやっていることは同じなので高価格を設定しにくい」

一方で、いくらもらえるかは「どれだけ労力と時間を提供したか」という、なんとも割の悪いビジネスになってしまいます。

お客さんが選ぶ際に、価格の安さだけが選ぶ基準になってしまう。

このような状態のことを「コモディティ化」といいます。

整理収納アドバイザーの業界は、コモディティ化しているのです。

3つの課題のうち、すくなくともどれか一つを打ち破らないと、たんなる「消耗戦」になってしまいます。

全員ヘトヘトで、誰も儲からない。

そんな状況が見えてしまいます。

課題が見えれば、方向性は見えてくる

メディアに出てくるような有名な「整理の人」を見てください。

有名になると、実際に自分が誰かの家に行って「お片付け」をしている人は少ないと思います。

組織化してスタッフに任せたり、自分は「指導」「コンテンツ提供」に回っているわけですね。

これによって、上記の「課題」がいくつか解消していることがわかりますか?

フリーランスの整理収納アドバイザーが最初に考えるべき「独自性」

ただ、組織化するとか、メディアに登場するなんていうのは、多くのフリーランスの整理収納アドバイザーさんにとって(少なくとも現時点では)現実的ではないでしょう。

すると残された道は「独自性のあるサービスを打ち出す」ということになります。

整理収納アドバイザーさんもこれだけ多くなると「誰もやっていないサービス」を見つけ出すのは難しくなるかもしれません。

でも多くの人は「独自性のあるサービスを工夫しよう」という発想すらないので、事実上の「競合」は少ないとも言えます。

たとえば、大阪の整理収納アドバイザーの彼女なんかは、すでに「整理収納アドバイザー」ですらなく、「難波さん」という個人名がサービス内容を表わすほど、独自性を持った存在になることに成功しました。

実は彼女の地元には他にも有名な整理収納アドバイザーさんがおり、「直接的な競合」を避けたことも、彼女がうまくいった要因でもあります。

ではどこから、「独自性のあるサービス」を生み出すことができるのでしょうか。

「お客さんの課題」を徹底的に掘り下げる

今回「オンラインでお片付けアドバイスをする」というサービスを打ち出したのは、愛知県豊橋市の整理収納アドバイザー、河野さん。

彼女が気づいたのは、こんな点です。

家はキレイになってほしいけど、見ず知らずの人に家に入り込まれ、プライバシーが「全見せ」になってしまうのはイヤだ。自分のペースでやりたい。

という「お客さん側の課題」です。

河野さんの「オンラインお片付けレッスン」のサービス説明はこちら。

このサービスでは「独自性」の課題のほか、「労働集約性」の課題もやや解消されていることに気が付きますか。

ここで大事なことがあります。

世の中には「全部お任せしたい」という人も「自分でやりたい」という人もいて、「自分でやりたい」という人の課題に対して今回のサービスを打ち出した、という点が大事なのです。

「家の中を片づけたい」という要望は、すべてのお客さんにとって均一でも、一様でもありません。

そこには、ひとりひとりに「違った要望」があるはずなのです。

「個々のお客さんの要望の違い」に気が付くかどうかが、「独自性のあるサービス」を生み出す際の大きなヒントになります。

気が付かなければ、他の同業者と同じサービスを打ち出すしかないわけですからね。

実は、ふだんからお客さんとの会話の中にはこういった「個々の要望」が含まれているハズなのです。

だけど多くの人はその「違い」に気が付きながらも、それが「独自性のあるサービスになる」ことに気が付かずにスルーしているんですね。

「お客さんのお話しをよーく聞け」

とワシがふだんから言っている理由がおわかりいただけるでしょうか。

河野さんは、スモールビジネス起業塾「ワシ塾」第一期の卒業生です。

次期ワシ塾は、2020年1月開講予定、募集開始は2019年11月の予定です。

ワシ塾の詳しくはこちら。

河野さんが勇気を持って新しいサービスを打ち出したことを応援したいと思います。

全国対応です。オンラインでお片付けのサポートを受けたい人はこちらから。

 

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